購入動機・用途・比較車種 |
オートバイの王様だからです。 |
長所・満足な点 |
CBらしさを体現したバイクである事。 現代の交通事情にも十分に通用する動力性能を持ったバイクです。 大排気量のOHVツイン勢を450ccで駆逐する!という凄まじいコンセプトを持って生まれてきました。それは当時では画期的な「ショートストローク型の設計思想」でした。 それまでショートストローク型のエンジンはレーサーでしか存在しなかったのです。 そして高回転の常用を実現するために世界初のDOHCヘッドを搭載したのです。この二つの組み合わせにより「常用10000回転」という市販車としてぶっ飛びの性能が与えられました。後期型で45psというリッター100馬力の市販車が登場して、当時英車が独占していたミドルクラスのスポーツ車の世界市場を塗り替えていくことに成功したわけです。 |
短所・不満な点 |
高回転型のショートストロークツイン、DOHCヘッドユニットと世界初のメカニズムでデビューしたCB450ですが、もう一つ世界初が。
それは市販バイクで初の負圧式CVキャブレターの採用でした。
しかしこのCVキャブレター。発表当時からトラブルの原因となり、年式が古くなると更にトラブルメーカーぶりを発揮しまして、当時のバイク雑誌の記事にもとにかくキャブレター関連のトラブル記事ばかり寄稿されてしまいCB450の評判を著しく下げる原因となってしまいました。
・・・うん、素直に強制開閉式のキャブに換えましょう。おススメはミクニVM、ケイヒンCRです。 |
これから買う人へのアドバイス |
とにかく製造から50年モノばかりですので、程度もピンキリだと思います。 それぞれの個体に合ったレストアを施さなければ満足に走る事は出来ないと思います。
愛情とお金をつぎ込む価値は、十分に「ある」と思います。 高回転型の450cc空冷ツインは後にも先にも世界でコイツだけ、です。 1965年の発表当時、トライアンフ、ノートン、BSA、ドカティ、BMWなど世界中のミドルクラススポーツ車を全て時代遅れにしてしまったホンダの名車です。 だがしかし、当時は450ccという数字がセールスで足を引っ張りました。そりゃ乗ったことのない人は「本当に早いの?」となってしまう訳で。現代のように雑誌メディアやインターネット動画など無い時代。仕方がないといえ残念な事です。
最後にCB450が名車であった事を証明するエピソードをご紹介。 ・・・それは1965年発表後から米国・欧州各国で相次いで警察に「白バイ」として採用された、という事。 これは勿論日本でもでしたが。日本製のバイクが採用された最初の事例でもあった訳です。 今でこそ海外の警察の白バイに日本車が採用されていても、「当然じゃん」と皆さん考えるでしょうけど、1965年当時、日本車が世界を制していたのはあくまでもスモールクラス以下、の話。ミドルクラスは英・独・伊の戦前から続く欧州名門メーカーの牙城でした。そこに採用された最初の日本車がCB450だったのです。450ccながらそのDOHCエンジンの加速性能は追跡・取り締まりの性能が一番優れていると認められたからに他なりません。
米国では「ブラックボンバー」と呼ばれ今でも熱狂的なファンが多く専門ショップまで在ります。
最後に一言、このCB450の加速を味わわずにスポーツツイン車を語るなかれ。以上。 |
今後のカスタムプラン |
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