いままでPCを介するサブコンをいろいろ使用しました。ある程度のセッティングを出した後は、PCをわざわざ外に持ち出して接続するのが面倒で、セッティング変更をすることが少なかったです。
i-con2の利点は、この製品だけで完結するように作られているため、セッティング変更のボタン操作が容易なことが挙げられ、出先でトライ&エラーが簡単にできます。
装着は、ノーマルECUの配線に割り込ませるだけの車種専用配線なので、15分ほどで簡単に出来ました。
回転数に対するガソリン吐出量の増減だけでなく、アクセルレスポンスに対する調節ができるので、ドン付き対策で鈍くしたり、逆にレスポンス良くしたりできます。
二つのセッティングを記憶させておくことができ、一つはノーマルセッティング、もう一つはあらかじめスリップオンマフラー用の汎用セッティングが入っていました。
ボタン操作が容易な反面、アクセル開度と回転数をXY軸にしたきめ細かな対応は省かれています。そのため、プロレーサーがセッティングを本格的に煮詰めようとしたり、プロショップへセッティングを丸投げした場合は、プロのシビアな要求にこたえられないことがあります。
防水でないのは、雨の中を走ったり、水をかけて洗車をしたり、湿気の多い所に駐車することもあるバイク用のサブコンとしては本当に困ります。箱の継ぎ目だけ防水加工をすればいいのかなと思い、函体をばらしてみたら、ボタン部分からも水が浸入しそうで、ボタンを固定するわけにはいかないので防水加工はあきらめました。
専用防水シリコンカバーを同時購入するか、画像上のようにチャック付きのビニル袋にくるんでおいたほうがいいと思います。
振動対策もされていないため、厚手のゴムやスポンジを1枚かませてマジックテープ等で動かないようにしておかないと破損の可能性が高いと思います。
※この商品は友人や知人におススメできますか?⇒ YES・・・オススメできます。
役に立った