さん

ステータス

日記投稿件数
718件
インプレ投稿件数
0件
Myバイク登録台数
5台
ウェビ友
59人

裏磐梯スカイバレー(3泊4日)/気まぐれバイク一人旅

ツーリング期間
2011年05月02日 ~ 2011年05月05日
車種名
HONDA CB400スーパーフォア
Myバイク
CB400SF-V2
走行距離
732km

はじめに
ようやく新緑の季節を迎え、東北地方も雪が解けバイクツーリングの解禁です。
福島県の裏磐梯は湖と磐梯山を望む絶景ロードの宝庫、天気も良さそうなので出かけることにしました。

私の家族は母を連れて茨城県の「ひたち海浜公園」へ ネモフィラを見に行くという。
運転は息子、宿は茨城県那珂湊の旅館を予約しました。

そこで自分はその旅館に家族と一緒に泊まり、翌日からは福島へツーリングすることにしました(2009.05.02)
(写真=福島県檜原湖 西吾妻スカイバレーにて)

1日目 茨城の那珂湊で一泊、

朝から快晴、日差しいっぱいの爽やかな天気になりました。
息子たちは道路渋滞を考慮して、一足早く出発、

私はツーリングの準備、ツーリングバッグへ雨具・カメラ・着替えなどを詰め込み いよいよ出発です。
湾岸習志野ICから東関道へ、そして首都高・中央環状線を行くもかなりの渋滞、

しばらくすると前方に私の車を発見、横に寄り並走 自分の車と一緒に走るなんて初めてです。
助手席の義母が手を振るも またまた渋滞、バイクの私は先に行きます。

その頃になると雲が多くなったものの雨の心配は無さそうだ、

そして守谷SAで しばしコーヒータイムです。
そこへ息子たちがやって来たので、一緒に食事にしました。
ここは親子丼がおいしい、玉子がとろとろで今まで食べた中で一番かも?

それでは家族と別れ単独行動です。
那珂ICで高速を降り、久慈川沿いに118号線を北上します。

路面は良好 久慈川の風も気持ちよく快適に走れました。

そして大子町を過ぎると矢祭の町に入りました。
ここからは道路が入り組んでいるので地図で確認、

コースは那倉から花園渓谷へ、そして小山ダム経由で宿へ向かうことにしました。

走るは349号線、森の中を走るテクニカルコース、ヘアピンカーブが続きます。
その先はワインディングロード、田んぼと林を眺めながら走り抜ける快走路です。

那倉の先からは県道27号線を東へ走ります。
ここは道巾が狭くコーナーの連続、対向車に注意が必要だがバイクには問題なし、
その先は紅葉の名所・花園渓谷、だが今は新緑の季節 緑いっぱいの中 バイクをゆっくり走らせました。

渓谷を抜け右折すると「萩ロード」、秋には紫の花が見られるといいます。
そして本日最後の目的地・小山ダムです。
ここは広域農道、だが高速コーナーが続く立派な道路、
ついアクセルを開けてしまうがスピードオーバーにはご注意を、

その後、高萩ICから常磐道を走り 那珂湊の宿へ向かいました。
宿は「おさかな市場」の前で、いかにも日本旅館といった風情です。

玄関前には藤棚があり ちょうど満開、見ごたえ十分でした。
そこには歓迎看板がある、昔は当たり前にあったが今は誰もが個人情報だと騒ぐのであまり見かけません。

風呂は残念ながら人工温泉、だが弱アルカリ泉でスベスベ感のあるいい湯でした。
夕食は豪華!建物が古い分 料理がいいようだ。
伊勢海老やサザエのつぼ焼き、それに刺身や焼き魚など海の幸が味わえました。

2日目 裏磐梯の絶景ロードを快走

チェックアウトし、那珂湊の市場へ立ち寄りました。
マグロがゴロゴロしている、干物もおいしそうだ。

たくさんの種類があり何を買おうかと、皆さん目移りしているようだ。
妻は買い物を終えると、息子の運転で日立海浜公園へ向かいました。

目の前は漁港、白い漁船に見送られ福島県を目指します。
走り出すと間もなく右手に鹿島灘が見えてきました。
今日は多少薄雲があるものの、海の波間が日差しを浴び春爛漫といったところです。

市街地を抜けるとそこは東海村、ここは原子力発電所があります。
広い敷地に大きな施設が建ち並び 守衛が入口をガード、厳戒態勢です。

日立ICから常磐道を行きます。
この辺りはトンネルが多く 車のタイヤ音が煩い、路面がコンクリートだからかな?

そして12時、郡山ICで高速を降り今日の宿を確保します。
だがどこも満室、それもそのはず今日はゴールデンウイーク真っただ中、当日 宿探しをしても空いているはずない、
では健康ランドで一泊するつもりで 西吾妻スカイバレーへ向かいます。

49号線・会津街道を走り 猪苗代湖からは115号線を北上します。
前方に立ちはだかるは2000m級の吾妻連峰、目指す西吾妻スカイバレーはそこにあります。

気合を入れ突き進むと、前方に檜原湖が見えて来ました。
湖面が春の日差しを浴びキラキラ輝きのどかな光景です。

ここは磐梯山の噴火により出来た湖で、裏磐梯では最大の面積を誇っています。
また紅葉のスポットとしても人気らしく、福島県では第3位にランクインしているらしい。

湖畔を左手に見ながら北へと走ると、いよいよ西吾妻スカイバレーは始まります。
檜原湖から山形県米沢へ抜ける全長17kmの山岳ロード、
勾配がきつくヘアピンカーブの連続、相棒はボボボッと辛そうだ。

標高が増すと、眼下に檜原湖が見えて来た、これは見事 絶景です。
道路脇に車を止めご夫婦が景色を眺めている、では私も、

すると奥さんが近づいて来て「写真撮って上げましょうか?」という。
見知らぬ土地で、人の優しさに触れ心温まるひとときでした。

更に先へ進むと路肩には雪が残っている、5月なのに風が冷たく凍える寒さ、
その先の展望台で、コーヒーを飲み体を温めます。
そこへやって来たハーレーのご夫婦も震えている、これはたまらない!早速退散しました。

ヘアピンカーブを幾つもクリアして下ると檜原湖、ここからは磐梯山ゴールドラインを走ります。
穏やかなコーナーが続く絶景ロード、遠くの山々が望め気分爽快です。

終点は猪苗代湖、ここからは49号線・会津街道で郡山へ向かいます。
この辺りは田んぼが広がるのどかな景色が続いています。
そこからは磐梯山が見送ってくれました。

そして郡山の健康ランドに到着、
フロントで料金を払い中へ入ると客がいっぱいいる、これはびっくりです。
どうやらホテルが満室なので、ここへ流れて来たようだ。

当然ながら風呂がたくさんあり存分に楽しめました。
そして大広間で夕食、メニューが豊富 熱燗も呑んでご満悦です。
運よく仮眠室が空いていたので、リクライニングシートで休めました。

3日目 裏磐梯で温泉を満喫

今日も薄雲があるものの まずまずの天候、裏磐梯を気持ち良く走れそうだ。

郡山から走るは30号線・ミドルライン、これは岳温泉(だけおんせん)へ抜けるバイパス道路です。
なだらかな登り坂が続きますが、辺りは高原の爽やかさいっぱいで気持ちがいい!

しばらくクルージングを楽しんでいると、岳温泉に到着、
意外に大きな温泉街で、旅館やお土産屋さんが建ち並んでいます。

ここは「自然環境日本一」に選ばれた空気と水のおいしい温泉郷、
強酸性泉の湯は温泉療養にいいらしい、かの水戸黄門様もその効能を賞賛したというから驚きです。

この奥に「あだたら高原」があるというので行ってみました。
岳温泉から山道を行くとそこはスキー場、この辺りは安達太良山の麓に広がる高原、智恵子抄で有名になったらしい、

ここには安達太良山ロープウェイもあり、トレッキングをする観光客もいらっしゃいました。

一旦 岳温泉に戻り、459号線を北へ数キロ走ると「道の駅・つちゆ」があったので一休みします。
近くにある展望台からの景色が良く、多くの観光客やライダーが集まるようです。
ここは福島県なのに「おやき」が人気、長野県が専売特許かと思っていたがそうではないらしい、

地図を見ると道の駅から5km先に「土湯温泉」がある、そこでどんなところか見に行ってみました。

するとそこには大きな「こけし」のモニュメントがある、土湯は日本有数のこけし里だといいます。
雪深い土地柄、湯治客が少ない冬の間はこけし作りをしていたようです。

荒川の渓流沿いに旅館が密集、日本古来の温泉地といった風情でした。
各宿により源泉が異なるらしく、硫黄泉や重曹線など いろいろな温泉が楽しめるといいます。

この近くにはいい温泉がたくさんあるので、このまま帰る手はありません。
どこにしようか?野地温泉・新野地温泉・鷲倉温泉・横向温泉・・・
では近くへ行って決めることにします。

土湯温泉から115号線を西へ走り、途中から30号線・土湯温泉線を行きます。
ここは山深いところ、前方は鬼面山かな?まだ雪が残り秘境感が増してきました。

すると野地温泉と新野地温泉が見えてきました。
入口には「日帰り温泉」と のぼりが出ています。
ここにしようか?この先に鷲倉温泉があるので それを見てから決めることにしました。

そこから少し走ると道路脇に湯気がモクモク、温泉情緒がたまりません。
ここは鷲倉温泉、大自然の中 露天風呂に入れるかも、ここに決定です。

標高は1230mの別天地、そんな露天風呂は開放感いっぱいです。
酸性緑ばん泉の湯は茶褐色のにごり湯、冷えた体がポッカポッカになりました。

内風呂は青みがかった乳白色の硫黄泉、 湯の花が沈殿していて硫黄臭がする。これぞ温泉、という感じでした。

鷲倉温泉を出るとそこは土湯峠、標高1240mからの眺めは素晴らしい!
今日は曇りだが裏磐梯の景色が楽しめました。

その先は磐梯吾妻スカイラインの入口、
殺伐とした風景が見られる浄土平へ行ってみたいが 次回の楽しみにします。

横向温泉からは70号線・裏磐梯線を行きます。
ここは峠道、ヘアピンカーブを幾つも幾つも越えると、磐梯吾妻レークラインは始まります。

これは小野川湖畔を走る13kmの有料道路です。
左手に磐梯山も間近に見られる絶景ロード、カラマツも芽吹きはじめ美しい山並みが見られました。

その後、磐梯山ゴールドラインを下ると猪苗代の町、ここでは桜が咲いていました。
ようやく福島にも遅い春がやって来たようです。

ここは猪苗代湖、湖畔で一休みし磐越道~東北道へ乗り継ぎ帰ることにしました。
ところが栃木県の白河から渋滞だ!大型連休だから仕方がない、
だが千葉までの道のりは200km以上あり体力的にもムリ、そこで那須のビジネスホテルに1泊して翌日帰りました。

今回は裏磐梯の絶景と温泉、そしてバイクの走りも存分に楽しめました。
ほかに泊まってみたい温泉は野地温泉や高湯温泉などたくさんあり また機会があればバイクで行ってみたいものです。
おわりに

コメント(全10件)

NINJA BAKAさん
7年も前ですか!7年前はどこに行ってたかなぁ。多分、阿蘇大観峯だろうなぁ。僕が行くっていったら阿蘇ですもん。あまりにいつものことなんで写真がない!
やはり、毎回写真は残しておいた方がいいですね。記憶にさえ残っていませんもん。記録はちゃんと残しておいた方がいいということがよくわかる日記です。
  • (0)
  • 返信
杉さん
NINJA BAKAさん こんばんは
以前乗っていたバイクは奥多摩ツーリングの復路、車に追突され廃車になってしまいました。
そこで9年前、このバイクを買いました。中古車ですけど私にしてみれば新たな相棒、新車同様です。嬉しくて毎日磨いては走りまわしていました。
カメラが趣味なので、旅行の記念にたくさん写真を撮りました(だいぶ削除しましたけど)
主なツーリングは、その都度日記にも書きとめてあるんですよ。今回もその中から掲載させていただきました。
年をとると昔が懐かしく思えてなりません。まあこれも自然の摂理ですかね。
  • (0)
  • 返信
no_photo.jpg
hiroさん
安達太良高原ですね!30年前に、初めて長距離ツーリングで訪れた思い出の地です。
当時はCBR400Fに乗っていましたが、スピードに憑りつかれ、大切にできなかったバイクです。
自分がもう少し大人になっていればと、少し感傷的に当時の記憶を思い出しました。
杉さんの愛車は当時と変わらず大切にされていますね!写真からも伝わってきます。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
コンばんわ。杉さんが福島までツーリングに来ていた2009年のG.Wって、どこにいたっけな、と当時の写真データを振り返ったところ、同じ頃に常磐自動車で福島のいわきへ家族でキャンプへ来ていました。ひょっとすると、どこかですれ違っていたのかもしれませんね。
Chapter 7.素晴らしい眺め、走りやすいワインディング。バイクにとって、最高のツーリングルートです。
  • (0)
  • 返信
杉さん
hiroさん こんばんは
そうなんです。安達太良高原なんです。高原の雰囲気がいいですねぇ。
ロープウェイがあったり景色も良くハイキングする「おばさまたち」がたくさんいました。
そこの岳温泉に4~5日泊まってみたいです。いい温泉らしいですよ。

「物は大切に使えば長く使える」と亡き父親が言っていました。バイクもメンテナンスと扱い方で長持ちしそうです。
私も今年65才、最後のバイクと思っています。免許返納まで大切に大切に乗りますよ。生涯の友ですもの。
  • (0)
  • 返信
杉さん
きたきつねさん こんばんは
あら~そうなんですか。もしかしたらもっと早くきたきつねさんと知り合いになれかたかも。まあこれも神様のいたずらですね。
Chapter 7は、桧原湖の東約10kmの土湯峠付近での一枚です。雪が珍しいものですから、傍らにバイクを止め写真を撮りました。
実際、木々はもう少し緑で綺麗でした。写真は難しい!なかなかうまく撮れない。生涯勉強です。

おっしゃる通り、裏磐梯は志賀高原・霧ヶ峰高原と並びバイクの聖地ですね。バイクならではの喜びを感じますね。また夏には行ってみたいです。
今週は、群馬から新潟方面へツーリングに行きます。天候に翻弄されそうですけど。
  • (0)
  • 返信
上さん
杉さんこんばんは(^o^)
福島いいですよねー!自分も福島にツーリング行きましたよ。20年以上も前に(-.-)当時スカイラインは有料でしたね。もちろんデジカメなんてありません。でもまだ写真持ってますよ(*^-^*)
現在いつ福島遠征にいこうかと機会を伺っているところです(嫁が怖くて言い出せません)
  • (0)
  • 返信
杉さん
上さん どうも
福島の自然を眺めながら、のんびりバイクを走らせるのが好きです。
田子倉湖からの252号線(沼田街道)も、只見川の流れが見られ走りごたえのあるコースですね。
何んと言っても桧原湖周辺は、福島の魅力がここにぎゅっと凝縮した感じ。
桧原湖から四方に伸びる絶景ワインディングロード。南に位置する五色沼は神秘的ですね。
東には、私の好きな温泉がたくさんあります。硫黄温泉、たまりません。

また福島へ行きたいです。2年前に退職しましたので、時間はたくさんあるんです。問題は費用の捻出。年金暮らしなので私の最重要課題です。
ツーリングは、いつもビジネスホテルか民宿です。妻と旅行するときは露天風呂付き。この差は何なんでしょうかね。

私カメラも好きなんですよ。若い頃はアイレスの2眼レフカメラでした。その後は、キャノンの一眼レフFTb。当時は白黒が一般的でしたね。
フィルム代と現像・プリント代が高かったです。その点、デジタルは素晴らしいです。
上さんの写真、日記を楽しみにしています。
  • (0)
  • 返信
ジッポーさん
おはようございます。
私も裏磐梯は好物です。毎年伺います。
西吾妻スカイバレーだけまだ走ってません。
やはりまだ雪が残ってますね。
夏か秋に蔵王エコーラインから西吾妻スカイバレー
に南下してみようと思います。
しかし杉さん様もタフネスですね。
  • (0)
  • 返信
杉さん
ジッポーさん こんばんは
大変遅くにすみません。ツーリングで群馬の保養所に泊まったんです。だが無線ランが無く四日間閲覧できませんでした。
今日雨宿りで泊まった宿で閲覧しました。
私も裏磐梯は好物なんですよ。遠い昔16歳の時、初めてのツーリングが蔵王裏磐梯でした。初めて見る景色に感動したものです。それ以来、バイクの虜です。
思い入れのある裏磐梯、また行きたいです。
いつまでバイクに乗っていられるかな?それまで、お互い走り続けましょう。
  • (0)
  • 返信

ホンダ CB400スーパーフォアの価格情報

ホンダ CB400スーパーフォア

ホンダ CB400スーパーフォア

新車 0

価格種別

中古車 236

本体

価格帯 ―万円

万円

諸費用

価格帯 ―万円

万円

本体価格

諸費用

本体

105.08万円

価格帯 33.98~238.8万円

諸費用

5.85万円

価格帯 3.56~8.48万円


乗り出し価格

価格帯 ―万円

万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

110.94万円

価格帯 42.46~242.36万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す