きたきつねさん

ステータス

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426件
インプレ投稿件数
20件
Myバイク登録台数
13台
ウェビ友
46人

試される大地’17 「最後の試練、台風18号襲来」編

ツーリング期間
2017年09月13日 ~ 2017年09月17日
車種名
HONDA NC700X
Myバイク
KITAKITUNE700
走行距離
668km

北海道ツーリング、いよいよ最終日です。
この日、大型台風18号が九州を通過し、これから自宅のある新潟へと南下する俺とは鉢合わせになる可能性が出てきました。
休暇日程あと一日を残して、やや駆け足で戻らざるを得ない状況。
しかしどうせ帰るなら、東北の風景も楽しんじゃいますよ。
一連の北海道ツーリング日記、完結編です。

ツーリング最終日の17日。
目覚ましとかかけていませんでしたが、午前2時にすんなりと目が覚めました。
夜半に雄鹿のけたたましい雄叫びがキャンプ場の沢の向こうから聞こえてきたりしましたが、昨夜の熊騒動から見れば取るに足らないことです。
おかげで短時間ながら、熟睡することができました。

真っ暗ななか、夜露でびっしょり濡れたテントを撤収。
かなり冷え込んでいて、吐く息が白く見えます。

深夜の道々83号線。真っ暗な峠道を越えて、交通もまばらな深夜の函館市街地を通過。
津軽海峡フェリーターミナルへ着いたのは、3時発フェリーの出航30分前を切っていました。
大急ぎで乗船手続きを済ませ、700Xで乗り込みました。

やはり、早朝時間帯のため乗客はまばらな船内。
客室の隅っこに陣取ったら、即、シャワー室でさっぱりとしてきました。
これから客室内で青森港までの4時間、睡眠を取ります。
長いような、短いような北海道で過ごした時間。
色々あったけど、楽しかったなあ。

青森港へついたのは朝7時頃。
フェリーを下船して、国道103号線「十和田ゴールドライン」を目指しました。
道中、見晴らしの良い高台から遠くに見えた岩木山。

ゆったりしたワインディングが連続するゴールドラインを走行中、次々とレーシングバイクに出会いました。
みな、背中にゼッケンがついており、今日はこのルートで自転車でのツーリングラリーイベントが催されていたようです。
汗だくで走り続ける選手の皆さんの脇を、慎重に通過していきます。

眺めの良い、開けた草原へ出たので、ここで小休憩しました。

向こうに見えるのは、八甲田山。
かつて日本陸軍の訓練中の遭難事故により、200人近い人命が失われた悲劇の舞台となっていることは、あまりに有名な話です。

そんな八甲田山の裾野に一面咲いていたノハラアザミ。
赤紫の花が草原を彩っていました。

国道103号線沿いにある酸ヶ湯は、連休期間の宿泊客で大変賑わっていました。
そう言えば、ウェビ友の杉さんから十和田へ行った際にはこの温泉に入ってみるよう、勧められていたことを思い出しました。
入ってみたかったんですが、今日は先を急ぐ必要があったので、後ろ髪を引かれる思いでスルー。
酸ヶ湯のすぐ横の丘の上に、「地獄池」という看板が出ていたので、ここで寄り道。

この池には温泉水が湧出しているようで、あちこちから湯気が立ち上っています。
湖水に手を入れてみると、ぬるま湯状態、35度ほどでしょうか。
手についたその水をぺろりとなめてみると。。
酸っぱい!レモン水みたい。
なるほど。酸ヶ湯という名の通りですね。

池の周辺の灌木は、紅葉し始めたものが見られます。

奥入瀬渓谷の周囲には、美しい姿をしたブナの原生林が、道の左右に広がっています。
時間が許すなら、こういう場所で半日くらいゆっくりと過ごしてみたいものです。

国道102号線に沿って流れる、奥入瀬の清流。
澄み切った水は、周囲の木々を映し出していました。

道ばたに青紫色をした野草の花が咲いていました。
お。この独特な形の花は。。
「エゾトリカブト」の花ですね。
毒草として有名なトリカブトですが、その花はこんなにもきれいで、訪れる人の心を惹き付けます。

十和田の噴火で積み上がった溶岩の上に、数万年かけてできあがった奥入瀬の原生林。
その風景は同じような成り立ちの、富士の樹海とよく似た雰囲気があります。
滝や清流、巨石・・景勝地が沢山集まっている奥入瀬。今度来るときは、ここをゆっくりと歩いて楽しみたいですね。

奥入瀬から降りてきて、やってきました十和田湖。
実は先日、「ブラタモリ」でここ十和田湖を紹介していました。
それで、久しぶりに観に来たくなった俺です。
でかいカルデラの中に囲まれた、もう一つ小さなカルデラが。
「二重カルデラ」というものらしいですが、それが十和田湖の複雑な形を作っています。

湖畔の斜面に生えていた、昆布みたいな葉っぱ。
「コタニワタリ」というシダの一種です。
この仲間のオオタニワタリは、観葉植物として園芸店でよく見かけます。

貴重な野生ランのクモキリソウも生えていました。
これはなかなかその辺では見かけることができないランですよ。
そんな貴重な草花が生息している懐の深い自然環境。たまらなくすてきです。

十和田湖の中央に向かって突き出している中山半島へ。
ここの湖畔にある駐車場へマシンを停め、十和田湖のシンボルとして知られる「乙女の像」を見に行きました。

こんな穏やかな十和田湖は、かなりの深さがあるとか。カルデラ湖ってそういうのが多いようですね。

頭の中で、先日見たブラタモリを思い出しながら静かな湖畔の砂浜を歩いていきます。

溶岩の巨石を穿って、頂部から木が生い茂っています。
なんとまあ、迫力のある光景。

湖畔からそう遠くない場所に、キュービックな感じの小島もあります。
これも、やはり溶岩でできているようです。
遊歩道上から、いろんなものが楽しめますね。

まっすぐ歩けば、駐車場から徒歩20分くらいの場所でしょうか。
やっと「乙女の像」までやってきました。
恥ずかしながら、誰の作かとか全く知らなかった俺。
帰宅後ネットで調べていたら、乙女の像をモチーフにした、とても愉快な漫画と出会いました。
俺の説明なんかより、よほど分かりやすそうなのでぜひ読んで見てください。


http://towadako.or.jp/wp-content/themes/towadako/images/page/pdf/comic-otom.pdf

十和田湖畔の散策を終えて、駐車場まで戻ってきました。
時間もちょうど12時になったあたりなので、お昼を食べようと駐車場のすぐ隣にあった「十和田食堂」へ入ってみました。
ここで、比内地鶏きりたんぽ鍋定食を注文。
いかにも、秋田というメニューです。

鍋に着火し、沸騰するまでゆっくりと待ちます。
お店で点けてたテレビのニュースでは、台風が九州で猛威を振るって新潟へ迫っていることを伝えています。こりゃ、のんびりしてられなくなってきました。
しばらくして、湯気がしゅーっと吹き出してくる頃合いできりたんぽを投入。さらにそこから5分くらい。
鍋から、いいにおいが漂ってきました。
さあ、蓋オープン!
おおー。イイ感じにきりたんぽが煮えております。
ご飯と一緒に、具材を拾い上げながらもぐもぐと。
うん!地鶏のうま味をたっぷりと吸い込んで、きりたんぽがパワーアップしてます。
その他にも、ワカサギの甘露煮やら山菜の小鉢などがついていて、美味しかったです。

十和田湖を発ち、国道103号から国道285号へと、日本海側、西方向へ進みます。
道中、自衛隊のライトアーマーが次々とすれ違っていきました。全部で20台くらいいたでしょうか。
その後ろに、トラックやらジープやらの大行列が続き、物々しい雰囲気です。
先日の北朝鮮ミサイル発射対策関連とかでしょうか。
できれば、そういったことで自衛隊が活動する日が来ないことを願っています。

交通量の少ない国道285号線。
山間部を走る抜けるゆるい峠道で、気持ちよく走っておりました。
今朝からかな、チェーン音がシャラシャラと聞こえてきたのに気づいていたので、道ばたの広い場所でチェーンにグリスアップを行いました。
チェーンに一周グリスを吹きつけてやると、マシンを手で押してみても、その動きが軽くなったことが実感できます。
やはりロングツーリングでは、チェーングリスの準備は必要ですね。

チェーンをいじっている俺の脇で、ファイティングポーズを取るオオカマキリのメス。
相手がどれだけ大きくても戦う姿勢を忘れないとは、なんとも勇ましいです。

国道脇で見かけた「道の駅かみこあに」。
ちょうど良いタイミングだったので、ここで休憩していきます。

小阿仁村は、林業が盛んな地域です。
自慢の杉材をふんだんに使って造られた施設。
二階から見ると、大迫力です。

施設内では、この日ちょうど山野草の展示会が行われていました。
興味津々で中へ入ってみると、数十鉢の力作がずらーっと並べて飾ってありました。

会場の世話係の人にご挨拶したら、この界隈で知られた山草の大御所がちょうど会場へ来られているとのことで、お会いしてお話しする機会が持てました。
「さあさあ、ここ座って、」席を勧められ会場で展示されている作品の話、育て方の秘訣、地元新潟の山草事情や北海道の旅で見てきた野草の数々。
お茶と茶菓子を振る舞っていただき、いろんなお話ししているうちに、時間を忘れてしまいそう。
久しぶりに、詳しい方と話ができて嬉しかったです。
(大御所おじいちゃんの話、東北なまりがすごくて三分の一くらいは聞き取れませんでした・・・)

「気をつけて、家まで帰りなさいよ」お話を聞かせていただいた山草会の方から励まされ、さらに、
「甘いものでも、食べて行きなさい」と、甘いごま餅までお土産いただいちゃいました。
なんてご親切な。
旅先での人の情けは、いつだってありがたいものですね。
吹く風がどんどん強くなってきたなか、再び700Xで出発。

秋田市から国道7号線へ出ました。
雨が降るなか、ひたすら南下を続け夕方4時由利本荘あたりで見かけたすき家へ飛び込みました。
これから自宅までまだ先が長いため、まだ明るいうちに腹ごしらえしておく作戦。
建物の陰にマシンを停めましたが、それでも車体が強風に揺さぶられています。
食事を終えて戻ったら、マシンがぶっ倒れていないか少し不安がありますね。
ここでサンマの蒲焼きのメニューを注文。そんなメニューが登場してたんですか。

鳥海山の麓までやってきました。
雄大な姿が見えています。
写真を撮ろうとマシンを停めたら、周囲の草藪で鈴虫たちが「リーン、リーン」と歌っているのが聞こえてきて、秋の深まりを感じるシーンとなりました。
しかし、のんびりしてはいられません。
台風接近による風が、時間とともに強さを増してきています。
この辺りから、自宅まであと150キロくらいかな。油断せずに進もう。
先生が昔言ってた。「おうちに着くまでが、試練です」(違ったっけ?)

山形県酒田市から、すっかり薄暗くなった日東道を使いました。
庄内平野部は横風をまともに食らい、車重がそこそこある700Xでもふらつきが出ます。
しかし、山間地へ進むと今度はトンネルだらけとなるため、照明が明るいうえに風の影響を受けなくて済みました。
これは、バイクにはありがたい環境。

日東道は、新潟県境付近が開通していないため鶴岡のあつみICで国道7号へ降りて、新潟県村上市の朝日まほろばICから再び日東道へ上がりました。
これが、最後の試練となったのです。
強烈な横風。
まるで目に見えない布団を真横からいきなりぶつけられるような衝撃。
車体が瞬時に一メートルほど横へ流されます。高速走行中これは恐怖。
100メートル先を行く軽自動車を注意して観察していると、防風障壁の切れ目などで一瞬ぐらりとする瞬間があるのが分かります。自分がその位置にさしかかったとき、風上方向へとフォームをかまえます。
そうすることで、強風が来てもある程度堪えることができましたが、その作戦ももう限界のようです。
一瞬でどっかへ吹っ飛ばされてしまいそう。

高速道はあまりにも強風による危険を感じたため、高速道を降り、山間地を抜ける国道290号線へ進みました。
ここは夜だと真っ暗な道ですが、予想通り谷あいへ入ると風が幾分弱まっていて、安心して走れました。

自宅へ帰着したのが夜9時。
家の前にマシンを停めて、メットを脱ぎ、深く深呼吸。
やっと、我が家へ着きました。
長い旅の終わり。でも感傷に浸るには、まだまだ。
ずぶ濡れマシンを車庫にしまい、着込んでいた装備を解除。
自宅へ入ったところ、明日に戻ってくるだろうと思っていた家族はビックリ。「ええー。もうかえってきたのぉー」・・ビミョーなコメント。

「洗車を終えるまでが、ツーリングです」
翌朝。新潟は夜半に台風が上空を通過し、18日は午前いっぱい風雨に見舞われました。
昼過ぎから天候が回復し、日が射して来たのでKITAKITUNE700Xのツーリング装備を解除し、丁寧に洗車。
長旅をねぎらってあげました。
同時進行で湿ったままのテントや寝袋を乾燥し、再び収納。
予定より早く帰ってきたことで、後片付けをしっかり行えました。
これにて、このたびのツーリングが完了となります。

いつもですが、ツーリングでの思わぬ出会い、予期せぬトラブル発生。いろんな人から感じた人情。この5日間のなかに、ぎっしり詰まっていました。
旅は人生を濃密に感じることができる貴重な機会。
バイクをこよなく愛する、ウェビコミュにご参加の皆さんも、思い切って遠くまで飛び出してみませんか。
そして、だらだら書き続けたこの日記にコメントいただいた多くの皆さん、最後まで読んでいただきありがとうです。
次は、いつ出かけられるかな。
また、いろんな出会いが待っているのかな。
・・・おしまい・・・

コメント(全26件)

キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
きたきつねさん、どうも!
奥入瀬行ったんですね、あの流れが十和田湖から流れていくんですよね。
十和田湖は大きな泉みたいなもんでしょうか?(笑)
昨年は岩手山まで行っておきながら、舞鶴の橋を見るのを忘れました。(汗)
今度行ったら、絶対に見ようと思っています。
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no_photo.jpg
Maxさん
こんにちは、
未拓の地、
いつかは、いきたいです。
奥入瀬綺麗なところですね!
自撮りは、どのようにしてますか?謎の写真です。
では、また
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きたきつねさん
キムさん:いつもコメント、ありがとうです。
今回、十和田は外せなかったです。往路か帰路に寄るつもりで、結局帰路に立ち寄りました。十和田湖と、奥入瀬を含む周辺の一帯は、日本でもわずかに残る神秘的なまでの大自然がありました。
東北に出かけるなら、下北半島と併せてお薦めですよ。
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きたきつねさん
Maxさん:さすがにそちらからだと遠い場所ですね。でも、行ってみる価値はあります。
奥入瀬:風景は素晴らしかったです。ただ。中国からの団体観光客のマナーの悪さにげんなりしました。狭い道の脇に、大型バスを横付け。遊歩道を無視しどこかしこも適当に歩き回る傍若無人な振る舞い。世界中から嫌われている理由がよく分かります。
自撮り:「これが、北海道」編で、ちらとご紹介してましたが、後ろに積んだコンテナボックスの上にアクションカムを乗せて撮りました。タンデムライダーみたいな視点となっています。
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国士越59さん
5部作、読ませていただきました。 すごい旅でしたね。
長旅からの無事帰還は、感慨深いかと。
読んでいると、旅の5日間は普段の生活よりも自分の人生を生きた感じだったのでは、思いました。
不確定な環境に自らを放り込んで、それを切り抜けていらしたようですし。
大変な事があった分、人との交流や旨い物、良い景色は特に良かったでしょうネ。
お疲れ様でした!
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Refさん
きたきつねさん、こんばんわ。
今回も思い出深い旅になりましたね!!
高速の横風は怖いですよね!! 私も1mほど横へ瞬間移動したことが有ります。その後はバランスを崩さないように、伏せて面積を減らしたり、色々とやった記憶があります。下道選択はグッド判断でしたね!! 予備日を1日設けたスケジュールといい、さすが経験豊富なキタキツネさんです。

なお、カエルコールしないのですか? そうかフウテンのキツネさんですか(笑)。
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
獣、転倒、トラブル、台風と波乱の道南ツーリング...ど~何?な旅でしたね。(^^;)オヤジギャグ..汗

酸ヶ湯の温泉は、入浴はしなかったのですね。私はあのあたりに行くと必ずと言ってよいほど入ります。それほど好きです。
...混浴だからという訳ではありませんよ(*^^*)

十和田湖や奥入瀬はいつ行っても良いですね。いつかは近くの奥奥八九郎温泉に行ってみたいのですがまだ念願叶わず... 1506547361164M.jpg
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杉さん
おはようございます
旅は人を成長させてくれますよね。
楽しむために出かけますが、至るところに試練が待ち構えています。
これは仕掛けられた罠かも?うかつな行動をすると罠にかかります。
でも、それを脱出すると、「ああー、良かった」と喜びが沸いてきます。元に戻っただけなのに。
そこで反省、新たな知恵を習得です。懲りない私は同じ過ちを犯してしまいますが(笑
可愛い子供にも旅をさせましょう。旅は生きる糧、心の栄養ですね。
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MugenRSさん
色々と一杯思い出が出来た北海道ツーリングでしたね。
無事帰還おめでとうございます!
カマキリのファイティングボーズって必ずしますよね。一昨日の現場で見たカマキリもそうでした。
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TOMさん
きたきつねさん、コンばんは。
波瀾万丈でしたねー。最後に290号へ迂回!流石です。

熊と格闘の武勇伝、次回お会いした時に生で聞かせてください。
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きたきつねさん
国士越59さん:コンばんわ。北海道ツーリングは行くたびにドラマが待っています。それにしても、コン回はトラブルの頻度がいつになくすごかったです。ちょうど物語の「起承転結」の流れがあり、「転」では文字どおりマシンを転かしてしまいました。
「不確定な環境に自らを放り込んで」見事な表現ですね、言われるとおりの状況です。そして自分の生きる力を試して、実生活での自信へと繋げているのかもしれません。仕事の失敗とかでへこむときもあるものですが、「しゃあないな、これがもとで死ぬわけでもないしな」と思えるようになります。
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きたきつねさん
Refereeさん:普段でも高い位置に設置されている高速道の上では横風が強いというのに、今回の台風での強風(おそらく瞬間的には風速20メートル超)はこれまでバイクで体験したなかでは最強レベルの風で、さすがに身の危険を感じました。そこで、万一ひっくり返っても交通の少ない道だったら対向車へ迷惑をかけたりしないだろうとの含みもあり山間地ルートへ変更し、これが正解でした。
あのとき一刻も早く家へ着きたくてそのまま突っ走っていたら、どんなことになっていたか考えたくもないですよ。
カエルコール:家を出てから家族に連絡をつけたのは、北朝鮮のミサイル発射のときに「無事メール」を一本送信したときだけ。そんなものです。
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きたきつねさん
チバアヒルさん:どーなん?道南。いや、それが楽しい場所でしたよー。
つたない文章で書き綴った5日間の旅ですが、北海道の魅力をいくらかでも伝えることができたかな、と。
かつてのバブル期のような、北海道ツーリングライダー大行進の時代はすっかり落ち着いて、それぞれが心の旅を楽しんでいるライダーのように見えました。
酸ヶ湯の温泉:ツーリングを終えるたび、いつも「あそこへ行っとけば良かった、無理しても行くべきだったなあ」と思える場所があるのですが、今回はそれが奥尻島と酸ヶ湯でした。そんなふうに課題を残し、またその先のチャンスを狙う。旅ってエンドレスな楽しみがあります。
そして、気になるところの経費についてこの場で公表。「4万円」でした。現金5万を持っていて、それでも財布に1万残っていました。一日あたり8千円の旅でした。基本、野宿と自炊なのでガソリンと食材費、あとフェリー代くらい。別にケチケチをしてたつもりもなく、食べたいものは遠慮なく食べて楽しんでこられました。
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きたきつねさん
杉さん:旅の魅力は、予測しない試練に出くわすこと。その通りだと思います。
団体観光ツアーのように、ルートや宿泊が明確に設定された旅と違い、すべて自分でなんとかしなければ進めない、不便そうですがこれこそ自由を感じます。
うかつな行動をすると罠にかかります:道路上でのスピード違反取り締まりとかが心配でした。北海道の国道ではスピードが出しやすいため、気分良くスピードを上げていると痛い目に遭います。最大の罠と言えますね。
可愛い子供にも旅をさせましょう:先週末、末っ子と二人でキャンプへ行ってきました。そのうち、そのお話しも日記にて紹介しますね。
  • (0)
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きたきつねさん
MugenRSさん:長編の日記となりましたが、その都度おつきあいいただきありがとうございました。
いろんな出来事がありすぎて、とても日記では書ききれなかったのですよ。写真見て思い出しながら書きましたが、書いている自分がしみじみと旅を振り返っております。
カマキリのファイティングボーズ:一分のスキがないあの構え。カッコいいですよね。子供の頃はあこがれの虫でした。
  • (0)
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きたきつねさん
TOMさん:長いような、短いような旅が無事終わりました。いつもながら感慨深いです。
さて、次は「試される奥会津’17」が始まりますね。今度は宴に熊が乱入してこないことを願っています。あと、かなり夜が冷え込むことが予想されるので、寝袋+毛布くらいの装備があった方がよさそう。
では、次のツーリングでまた語りましょう!
  • (0)
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モンスタータートルさん
こんばんは。
5部作のロンツー日記お疲れ様でしたw
天気を選んで休みは取れないので仕方ありませんが、最終日は悪天候で残念でしたね。
後10年はその様な旅に出れない私にとっては今回の全ての試練も含め羨ましい限りですw
他の方も恐らく今回行かれる北海道の天気は気にしていたと思います!(^。^)
台風が北海道へ行くと知った時は夫婦で”え~~”っと心配もしてましたよw
しかし日記で見る限りではそれ程崩れた天気で無かったので安心しましたが。
次回の北海道ツーを楽しみにしてま~すw
  • (0)
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パンダさん
きたきつねさん(。・ω・)ノ゙ コンバンワ!

3時発!2時起き!?メッチャ早い出発ですね~。Σ(゚ω゚;)
気合いが漲っているのでしょう。グダグダな私には真似出来ませんね~。

【Chapter 12】
ふと昔、きたきつねさんにお叱りを受けたのを思い出しました。
一応危険性などは承知しているのですが、やはりこういう良い風景の中で、
キャンプしたいな~なんて思いましたね~。(。^ω^。)

十和田湖...と言うか、青森自体行った事無いんですが、素敵な場所ですね~。
一度行ってみたいな~。(*′ω`)ウ~ン 可愛いギャル達にも会ってみたいですね!

【すき家】
この度の一連の日記では、きたきつねさんにしては珍しく?かな。
食事のシーンが印象的ですね。(。ゝω・)b きりたんぽ鍋、美味しそうですね~。
でもそれ以上に目を惹いたのが、すき家のサンマ蒲焼丼!
私も最近食べてみたんですが、アレ何食ってんだか分からないぐらい
甘かったんですよね...。(TωT)マズイ 写真も感想も無い所を見ると、
きたきつねさんも同じ感想だったのでしょうか?

あの時の予報だと、北海道より帰り道で、カウンターを食らうのではと
思っていましたが、その通りになってしまったようですね。
でも無事に帰って来られ、良かったです!v(。^ω^。)v

【旅は人生を】
その通り!
そして私も今度飛び出します!
林道、温泉、キャンプ!また皆にお会い出来るのを
楽しみにしています!(*≧ω≦)ノ ウオー!
  • (0)
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さとぺさん
きたきつねさん、こんばんは!
最後までドキドキしながら、楽しく読ませていただきました。
パニックになっていまいそうな、大試練の連続。それにもメゲずに旅を楽しまれた逞しさ、凄〜いです!!
北海道や東北は憧れの地です。スケールの大きな大自然、やはりバイク旅で直にその素晴らしさを感じたいなぁと思いました。私もいつかは行くぞっ!
初めて見る景色や、その土地の味も魅力ですが、日記を読んでいたら、土地の人達と出会いが印象的でした、風の日に軒先を貸してくれたかた、朝早くからパンク修理してくれたかた、ごま餅までくれて旅の無事を願ってくれる山野草のおじさん達。本当に感謝の気持ちでいっぱいになりますね。
バイクに乗り出してから、私もそんな人との出会いを度々経験し、ありがとうの気持ちが溢れてきます。バイクって素敵な経験をさせてくれる、いい相棒だなぁといつも思っています(^-^)
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きたきつねさん
モンスタータートルさん:オハヨーです。ツーリングの天気はイチかバチかです。昨年のこの時期は天候が悪すぎて、トランポ+ハードアタッカーでの東北野宿遠征へ行ってきました。ツーリングスタイルを変えることで、どうにか悪天候に対応した形です。
その様な旅に出れない私:そですねー。皆さんそれぞれの仕事上の都合というのがあるので、俺も他の友達をロンツーへ誘う気になれないのです(かなり前に一回だけ実現しましたが)。それぞれの仕事、生活の無理ない範囲でバイクライフを楽しむべきと思います。
台風が北海道へ行く:ご心配いただき、ありがとうございました。出発したときから北海道直撃を予想していましたので、雨対策は万全です。しかし強風はいかんともしがたい。二輪の弱点です。それを見越して早く帰宅するしか手立てはありませんでした。
次回の北海道ツー:イヤイヤイヤ・・毎年出かけているわけでもないので、次のチャンスはいつになるのか見当もつきません。が、チャンスはぼー、っと待っていても来ないので、自分でつくる努力は、します。
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きたきつねさん
パンダさん:これにて長い旅が完結しました。
2時起き:スマホとかで目覚ましかけておいても良かったんですが、3時の便に間に合わなければ5時の便でいいや、というくらいにゆるく考えていました。それでも案外時間通りに起きてこれましたよ。フェリーにはギリギリでしたが。
奥入瀬:素晴らしい景色ですが、国定公園のためかキャンプ場がなかったみたい。その近くに十和田湖畔のキャンプ場があるので、そこをベースに行動できると思います。今回は急ぎ足で通過しちゃいましたが、ゆっくり見て回りたい場所です。
すき家:終夜営業なので、ツーリングでは早朝とかでよく利用してますよ。コンビニで弁当を買うのと同じくらいのお値段でご飯ものが食べられるので。
それについて細かくコメントすると、早くて安い以外に褒めどころはありません。パンダさんの感想と同じで、なんでこんなに甘ったるいの、サンマの風味が分からないじゃん、肉もぱさぱさで脂がのってないし。まあ台風と戦う前の腹ごしらえとしてその場しのぎの食事でしたね。
【旅は人生を】パンダさんが誰よりこのことを分かってくれると思っていました。日常ではあまり感じていない、「俺は、今、ここで生きてる」という実感を、ひしひしと感じます。
  • (0)
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きたきつねさん
さとぺさん:いつも刺激的な男、きたきつねです。
いただいたコメントを読んできて、じーんときましたよ。そうですね、旅先で出会った人たちから感じた人情。「北の国から」だったか、「寒いところに暮らす人は、人情があったかい」という台詞があったように覚えています。
俺はひとりで旅に出ていますが、その周りではいつもそれを支えてくれている人がいるから、旅を楽しめる。そんな人たちへ感謝と謙虚の気持ちを忘れてはいけないな、と思っています。
北海道:さとぺさんの場合、もし北海道へ向かうなら、新日本海フェリーで新潟港から乗船するのが無理ないと思います。ご夫婦で出かけてみてはどうですか。同じ日本とは思えない雄大な風景に、きっと出会えます。
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おー(山に住む人) さん
遅コメ失礼します。
今回は結構ハラハラする旅だったんですね...。
頑張って帰ったのに「もうかえってきたのぉー」は微妙な所ですが、その時はご家族も幾多の試練を乗り切って帰宅したことはご存じないですもんね(笑)
でも無事に帰って来られてなによりです!

自分も去年風速20mクラスのやつに遭遇しました。海の上を走る細くて策が低い自動車専用道路だったので、50キロ走行でもコントロールできず本当に海に落ちるんじゃないか気が気ではなかったです。
  • (0)
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きたきつねさん
おーさん:コンばんわ。「今回は結構ハラハラ」なにがスゴいかって、先ほどネットニュースで北海道東部の白糠町でキノコ狩りに出たじいさんが熊に食い殺されたとかいう話をみて、「へたすりゃ、俺も・・」なんて考えさせられました。
やはりヒグマは恐ろしいです。
「もうかえってきたのぉー」毎回こんな感じですが、おそらく照れも含まれた憎まれ口のようで。全然気にならないです。
海の上を走る:その条件で強風にあおられるとかなり怖そう。それ以上風が強ければ通行禁止になるでしょうし。いろんな悪条件を越えて、人は鍛えられるのです。
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ゆうあいさん
コンばんは、遅コメで失礼いたします。

写真も文章も盛りだくさんの日記、なかなか目を通す時間がなくてようやく全日程を読まさせていただきました。

青森からの渡道は私も経験したので、自分の時のことを思い出しました。
さすがに遠かったですけど(笑)。

豪雨有り、夜襲有り、バッグの破損有り、メットの不幸有り、パンク有りで最後は台風・・・。
よほど普段の行いが悪かったようですねー(笑)。

・・などと冗談を言いつつ、私が駆け足で有名地点ばかり行ったのと違って、日数をかけて色んなところに寄られてるのが羨ましいです。
また北海道へ行く時は、私もこんな旅がしたいですね。

ぜひ次回は原2でゆったりと♪
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きたきつねさん
ゆうあいさん:お忙しい中、北海道編読んでいただき、ありがとうです。ご覧の通りトラブル続き、普段の不摂生の賜物です。まあ、辛いことより楽しかったことの方がはるかに多かったので、旅としては大成功でした。
青森からの渡道:ええ?それはかなり走りましたね。北海道入りする前に疲れ切っちゃいますよ。北海道を走るエネルギーを温存するために、舞鶴から新日本海フェリーでのんびり揺られてくるのがいいと思います。
バイクは転倒もありましたが、ヘルメットが身を挺してかばってくれたため、奇跡的にほぼ無傷でした。って、それダメじゃん。新品のヘルメットがああ・・がつんってええ・・
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