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cbkowatanabeさん

ステータス

日記投稿件数
80件
インプレ投稿件数
20件
Myバイク登録台数
2台
ウェビ友
2人
■車種名
HONDA NIGHTHAWK650
■Myバイク
しびこ号
■走行距離
47428km
■難易度
中級
キャブレターのオーバーホールをしたら、必ず同調調整を行います。

キャブ組み立て直後は、開閉弁の開きがバラバラなので、その調整です。ここを揃えると、発進時に実にシルキーで滑らかな加速が得られます。

この調整は、エンジンを吹かすので、ある程度音の出せるところで作業します。

写真は4連バキュームゲージ、簡易ガソリンタンクその他です。

初期投資は1~2万程度かかりますが、ショップでのメンテ費用を考えると、その後の節約は十数万円以上になります。

まず、各気筒にバキュームポートがあるので、そこの盲栓を外します。

同調調整は必ず暖気後の安定した状態で行います。なので、キャブもそこそこ熱くなっているので、ヤケドに注意です。

またこの盲栓は非常に落としやすく、万一キャブのスキマに落ちると、キャブを降ろさないと回収不能になることが多いです。

さらになくしたりしたら、お家に帰れなくなりますから気をつけます。

盲栓を外したポートに、バキュームプラグをエア漏れしない程度に取り付けます。あまりキツくしめると、キャブの材質が柔らかいため、メネジが吹っ飛びますよ。私、飛ばしました。

次に簡易ガソリンタンクをキャブより上に(ハンドルに吊ります)設置して、キャブと繋げます。

同調用の簡易ガソリンタンクは市販されていますのでそちらがオススメです。

このような状態での作業になります。

この状態でエンジンをかけ、各シリンダーに発生する吸気負圧を、ホースに繋いだゲージで測定します。

エアリークしてないか、装着ミスで燃料が漏れていないか、しっかりと確認します。

調整には、筒状の専用調整ドライバーが必ず必要になります。

これは古いキャブ用で市販品は見たことがないです。写真のものはホンダドリームで購入の品。4、5千円はしたかな。もっとかな。高かった。。。

キャブには、3カ所のロックナット付き調整ネジがあり、(4気筒の場合)この工具は先端でロックナットを緩め、中の空洞に通した長いマイナスドライバーでネジを調整します。

ただCB650に関しては、真ん中の調整ネジはロック工具がアクセスできないので、ロックナットは最後にアロンアルファで固めることにしてます。

で、いよいよ同調調整に移ります。調整回転数は1.000rpmで調整すると、まず大丈夫です。写真は1番キャブと2番キャブです。

ロックナット付きの調整ネジは、1-2番、2ー3番、3-4番の間にあります。見えますでしょうか?

基準は2番なので作業順は

A。まず1-2番を揃えるのに、1-2番間のネジを調整します。(1番が動く)

B。次に3ー4番を揃えるのに、3ー4番間を調整します。(3番が動く)

C。次に1-2と3-4を揃えるのに真ん中のネジを調整します。(3ー4番が動く)

ゲージを見てみましょう。組み立て直後のキャブは、このように負圧がバラついてますので、これを揃えます。

この場合、左の1番負圧を右の2番負圧に合わせます。調整ネジは、回した方向に針が動きます。左に回したら針が左に動くという感じです。ここでは右に少し回します。

で、実際の作業は、一回ネジを回す毎に軽く吹かして、その都度10秒ほど置きます。僕はその間に後ろに回って排気状態を確認してます。

戻ってゲージを見たらまだまだズレてますので、合うまで調整し、ようやく合ったらB、さらにCへと移ります。で、またなぜか合わなくなっているので、Aに戻る、と。

作業時間は空冷バイクの場合、あまり長時間粘ると熱ダレで正常な数値をまったく示さなくなりますから、夏場は初回20分、その後は5分休めて10分というサイクルでの繰り返しが適正と思われます。

で、いよいよ同調が取れてきたら、ゆっくりアクセルをまわして、3.000回転あたりまでスムーズに上昇するかをチェックします。

一見ゲージは合ってても、この低回転域の吹けがスムーズでないと、加速がボコつきます。言い換えれば、これをクリアーすれば、この回の同調調整は完了です。

今回は前回の調整状態を引き継いだので30分で終了しました。

が、終了じゃないんですね。僕のやり方が悪いせいか本当の完調まで、ここからしばらくかかります。

同調がとれても、次の日乗ったらあら不思議、始動が良くない、アイドルが不安定、ということがよくあります。ただ走り出したら、なかなか良いという。

僕の場合、同調調整は何回か繰り返して、少しずつ少しずつ完調に近づくパターンです。いつも完調までは4~5日ほど日数がかかります。

ただ、いくらやってもガコつく時は、PS設定ミス(パイロットスクリュードライバーで正確に全気筒を合わせる必要あり)、どこかのエアリーク、作業に熱中し過ぎで熱ダレを起こしていた等、ありますから再確認した方が良いです。

今のところ、キャブのOHとそれに伴う同調調整のサイクルは、目安として10.000kmあたり、2年弱といった感じです。

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