見ました、アクエリオンの本編(笑。
いや、面白かったです。見始めたら、止まらないで、全話一気に見てしまいました。
一部残念に思う部分もあるのですが、それも含めて感想書かせていただきます。
第一話から、止まる事無く、ノンストップで物語が進行していきます。 飽きませんし、心地よい程の、主人公側の熱さと、敵側の涼しさを感じます。 見て、いきなり作品の中に引き込まれました。
特に、エリート意識のある候補生の中に、獣としか思えない主人公が入り込み、才能と破天荒な思考と行動で、エリート達を引っ掻き回す、、、という始まり方は、見ていて非常に爽快でした(笑。 それだけに、「仲間」として認識された中盤からは、少し主人公の「獣」がトーンダウンして残念ではありましたが、物語が主人公の獣を表現する為にあるものでは無い為、それは仕方が無でしょうね。
また、所々、適度に容赦無い場面がありまして、これが良かったです。 やり過ぎると、見ていて苦痛になりますし、甘いと見ていて温く感じてしまいます。 この当たり、非常にバランスが取れていました。
登場キャラも、多いわりに、個性が別々で判別しやすく、物語の内容も、説得力があり、一々、展開や行動に納得させられ、不自然に思う部分がありませんでした。 これは、絵と動きの迫力や、音楽などの効果もあるのかも知れませんが。
さて、しかしながら、全て手放しで良かったとは思いません。
残念な部分も、少しだけあります。
この主人公、特別です。 他のキャラとは圧倒的に違う宿命を持っています。
しかし、その宿命の為に、圧倒的な何かが起こるような展開はありませんでした。
「敵と戦うチームに入る」「ヒロインとくっつく」「最後の戦いに先頭に立って望む」と、この三つの為だけに使われました。
確かに、この三つに対する「説得力」という部分においては、大いに貢献しましたが、この三つは、主人公ならどの物語でもこんな展開になるでしょう。
特に、物語が、主人公の宿命が柱になっていただけに、とても残念です。
最後の戦い内容にも、決着にも、とても納得できたのですが、それでも、もう一押し、足りない気がしてなりません。
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