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さん

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会津西街道&利休/ 色づく北関東めぐり 5

走行距離
300km

茨城と栃木の紅葉&温泉ドライブ、これまで袋田の滝と 日塩もみじラインの秋景色を満喫、

これからは会津西街道沿いの紅葉を眺めつつ、湯西川温泉(栃木県)へと走ります。

 

その後は 以前泊まった鬼怒川温泉のホテルが 居心地も良かったので、そこに宿泊することにしました(2024.11.13)

<写真=栃木県日光市 五十里湖にて>

3日目の続き 美しき秋の五十里湖(いかりこ)

 

塩原温泉を出発し 走るは「日塩もみじライン」、

路面もまずまずで 絶好のツーリングルート、ライダーたちは華麗なコーナリング 気持ち良さそうだ。

頂上付近は冬の景色だが 中腹は まさに見ごろ、色鮮やかなモミジが見られました。

そして終点は会津西街道(121号線)、そこに観光名所の「龍王峡」があるので ひと休みします。

 

流石 人気の観光スポット、駐車場は ほぼ満車状態です。

渓流が綺麗だが 急な下り階段が続いているので断念、年寄りは簡単に諦めます。

江の島エスカーみたいな エスカレーターがあるといいんだけどね。

茶店では お茶を振る舞い、客の呼び込み合戦が 繰り広げられている。

ある店先では 炭火で鮎と団子を焼き、客の胃袋を鷲づかみだ。

次から次へと売れている、旬はやや過ぎたが これは炭火焼の代名詞、納得の旨さです。

 

では「湯西川温泉はどんなところか? 一度見たい」と妻が言うので、これから向かうことにました。

ふと広場を見ると、片隅に1輪 大きなコスモスが咲いている。

一輪というと、秀吉と師匠の千利休との やり取りが思い出されます。

 

一輪の朝顔・・・

時は戦国時代、夏のある日 利休の庭一面に 朝顔の花が見事に咲いたと、

それが評判になり 秀吉の耳にも入ります。

すると秀吉は、早速 利休へ沙汰を出し見に行くことに、

 

その翌日、秀吉は家族総出で 出かけて行きます。

そして利休の屋敷に着くと、庭に朝顔など有りません。

花は 全て刈り取られた後でした。 

 

秀吉は、むっとして茶室へ入って行きます。

すると、そこには赤い朝顔の花が 一輪 生けてあったと、

 

秀吉は じっと見ています。

すると、はっとして利休の美意識に驚いたという。

利休は一輪の花の引立つ美しさで、秀吉を もてなそうとしたらしい。

 

また ある日、一杯食わされた秀吉は 利休を自分の茶室に呼びます。

秀吉の茶室は黄金の茶室だとか、

 

まず 茶室の真ん中に 大きな鉢を置きました。

そこへ水をなみなみと注ぎ、脇には梅の花を一枝を置きます。

そこで秀吉が言います「利休よ この花を生けて見せてくれ」と、

 

利休は考えます、普通に生けたのでは、水の中に沈んでしまって 生花にならない。

考えた末、利休は梅の枝を逆手に取り、花びらをしごきます。

そして、その花びらを そっと水に浮かべたと、

 

すると どうでしょう、白い花びらが茶室の金色に映え 見事に輝きました。

それを見た秀吉は、あまりの美しさに 声をあげて驚いたという。

 

秀吉と利休の美意識は、違うようです。

秀吉は、絢爛豪華な きらびやかさな世界がお気に入り、

一方、利休は凛とした繊細な美を 求めているという。

 

利休に言わせると 茶道とは 「もてなし」と「しつらえ」の美学だと言っています。

美学って何でしょう? 多分それは相手に感動を与えるもの かも知れませんね。

さて、龍王峡を出て会津西街道を北上すると 川治の温泉街に、

だが人影はなく ひっそりした感じです。

どうやら ホテルは老朽化と客の減少で まるでゴーストタウン、 嘆かわしいがこれが現状です。

 

その先、トンネルを幾つか抜けると「海尻橋」に、

ここは好きなスポット、五十里湖の美しい風景が見られます。

青い湖が じつに清々しい、だが紅葉は今一だが まずまずの秋景色でした。

時刻は12時、この先に「道の駅・湯西川」があるので そこで昼食にします。

そして 5分ほどで到着、すると変な車が目の前を通過、

 

慌ててカメラを取り出し シャッターボタンをプッシュ、ギリ間に合った!

これは水陸両用バス「やまがた アルカディア号」だ。

 

水上からの紅葉見物とは、何んとも日本的で風流、

ところで、以前来たときは 確か「ダックス号」だったが、これは山形から やって来たのかな?

 

それは さておき、まずは食堂へ、

妻はカレーが好きなので「ダムカレー」と天ぷらに、

舞茸は最高、ふっくら柔らかく食感も抜群 やはり旬の味覚です。

 

自分は新蕎麦を、噛み応えがあり信州蕎麦風だ、

のど越しのいい更科蕎麦とは違う食感が楽しめました。

それでは エンジンスタート、セル 一発で始動 、

今日は快晴で目の前は絶景、走る気満々だ。

 

更に 会津西街道を 北へと走ります。

以前 来たときは山道だったが、今は立派な道路が続いておりビックリ、

 

素晴らしい景色の中 微かに聞こえるエンジン音も心地いい、

妻はシートベルトにもたれ うたた寝、平和なひとときです。

そして湯西川温泉に到着、だが人っ子一人見かけなく しーんとしている。

左手には 建物の間から川が見える。

 

10年前 ツーリングで来たときは、このような茅葺き屋根の建物があった。

車を停めて見たかったが 駐車場が見当たらず通過、今はどうなっているか 気になります。

 

せっかく湯西川温泉に来たので、立ち寄り入浴をしようか、

共同浴場があると聞いたことがあるが、看板もなく場所が分からない。

 

そこで立派なホテル(亀の井)を発見、

早速 フロントへ行ったが 待てど誰も出て来ない。

日帰り入浴する客は来ないのかも、仕方がない 残念だが退散、

湯西川温泉というと、観光名所の「平家の里」が人気、

どうやら 源平の戦いに敗れた平家落人が、ここに移り 身を隠していた所だという。

だが 人は見かけず閉鎖的な感じで 見学は諦めました。

 

また、友人によると 冬には「かまくら祭り」が行われるらしい。

無数のかまくらにロウソクが灯り、温泉街が仄かな明かりに包まれるという。

これは冬の風物詩、一度 見に来る価値あるイベントかも、

 

それでは 湯西川ダムに立ち寄り、今日の宿へ向かうことにします(写真=湯西川ダムにて)

つづく

コメント(全12件)

豊臣秀吉と千利休の話は、逸話なのか後から作られた話なのか分かりませんが、美意識の違いがよくわかる話です。

千利休は秀吉との仲違いから、京都安倍晴明神社隣の「聚楽屋敷」で1591年に切腹させられますが、千利休の影の支援者であった秀吉の甥の関白豊臣秀次も1595年に切腹させられるのは周知のことで、この秀次が住んでいたのは千利休の屋敷「聚楽屋敷」近くの「聚楽第」でした。秀吉は秀次の存在をこの世から消しさるため、聚楽第を跡かたなく破壊したのは有名な話ですね。

豊臣秀吉はワンマン突っ走りタイプで出世街道を駆け上がってきましたが、弟の豊臣秀長が陰で兄の行き過ぎをたしなめたり、大名たちとの対外調整をしてきましたが、その秀長が無くなり、豊臣政権下では利休と懇意な秀次支持派が台頭してきて、そのタイミングで豊臣秀頼が生まれということが、豊臣家の内紛というか悲劇につながっていくのでしょうね。

この辺の内紛が、徳川家康の豊臣恩顧大名の取り込み成功と関ヶ原の戦いの勝利につながっていくのだと思います。(^^)
  • (2)
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杉さん
チバアヒルさん どうも
歴史にも詳しくいらっしゃり流石です、内紛のことも勉強になりました。
アサガオの話は事実かは分かりませんが彼らの振る舞いから的外れな話ではないように思えますね。
秀吉はたぐいない才能で立派な庭園や城などを造ったと聞いているので機会があれば訪れてみたいです。
  • (1)
  • 返信
きたきつねさん
コンばんわ。那須高原は結構な標高があるので紅葉がきれいに映えますね。
新潟は紅葉が始まったかと思ったらみぞれが降り始め、紅葉時期がえらく短く終わってしまいました。この先温暖化が進むと日本には秋らしい秋が来なくなってしまうという話もありますが、そういう所が心配です。
  • (1)
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杉さん
きたきつねさん こんばんは
そうなんです、比較的標高が高いのですが例年よりかなり遅れて色づきました。でも一部は紅葉する前に落ち葉になってしまった木々も見受けられましたよ。間もなく冬ほんとに秋が短く感じられます。
もうみぞれの時期なのですね、そういえば自分が子供のころは11月に入ると畑が霜で真っ白になりましたもの、
おっしゃる通り近年は温暖化で、数年前十日町市へ行ったとき農家の方が「雪が降らないと水不足で田植えも出来ない」と嘆いていました。また動物の生態系も心配になりますね。
  • (1)
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おっぺけさん
やっと紅葉のシーズン本番と言った所でしょうか。
この前まで、暑い暑い、秋冬ホントに来るの??って感じでしたが、
あっという間に寒くなりましたね。

バイクも、もう本格的な冬装備ですね。

湯西川温泉は、道の駅まで行った事あり、併設の温泉目指してたんですが、
この時は工事中で入れずじまいでした・・
  • (1)
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杉さん
おっぺけさん どうも
今年の夏は暑すぎで紅葉は各地とも大分遅れたようですね、千葉もそろそろ見ごろらしいので暇つぶしに行ってみようかと思っています。
でも急に寒くなり体がついて行けないので冬用のジャケットにホッカイロを持参しますよ。
湯西川温泉も色づいていましたが黄色が多く穏やかな感じ、赤いモミジがあるとより映えるかもですね。
道の駅の温泉は未体験なので次回はと思っています、足湯はオープンしてましたよ♪
  • (0)
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「しつらえ」
日本の文化ですね。おもてなしに通じる精神でしょうか?
川治温泉には何度も行っていますが、湯西川温泉は未経験です。
いつかいつかと思ってなかなか行けません。
あの辺りはダムと渓流といい景色が見られそうです。
  • (1)
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杉さん
サラリーマン太郎さん おはようございます
今年もようやく紅葉らしい景色を見ることが出来ました。
ほんと日本は「しつらえ」の文化、また季節を愛でるのも日本独特かもしれませんね。そして謙遜と尊敬も日本人の精神かもしれません、一部不心得者もいるようですが・・・
川治温泉は以前泊まったことがあるのですが綺麗な湯でお気に入りです。紅葉を眺めながらの温泉は格別、機会がございましたら是非お立ち寄りください♪
  • (1)
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うたまろさん
杉さん こんにちは

相変わらず旅を楽しまれていますね。

紅葉の見頃の時期って
毎年若干異なり、休みの都合になかなか合わず
少し早かったり逆に遅かったりと
なかなか難しいのですが
いいタイミングで見られたのですね。


日塩もみじライン 
景色は最高にいいのですが
路面はかなり荒れていており15年くらい前に
後方排気のTZRで苦い思いをしました・・・
  • (1)
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杉さん
うたまろさん どうも
老い先短いので動ける内にと旅を楽しんでいますよ。
おっしゃる通り見ごろは年により前後しますので行くタイミングが難しいですね。今年は雨の日もあり波乱万丈、でも今回は紅葉狩りが楽しめて良かったです。
日塩もみじラインの路面は補修されたようでしたよ。でもTZRの後ろを長時間走るのは辛いですね(^_^;)
  • (1)
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ゴリフさん
湯西川平家の里の線香立てがなぜか妻の実家にあります。
今では寂れてしまって、こんな贅沢なグッズは手に入らなそうですね・・・ 1733263915459M.jpg
  • (1)
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杉さん
ゴリフさん おはようございます
これは立派な線香立て、特に水芭蕉は見事なもの 職人さんが丹精込めて彫り上げたのでしょうね。いつまでも大切にしてください。
湯西川でも水芭蕉の花が見られるのかも、雪深い湯西川の冬、水芭蕉の花が咲くと春を待ち望んでいることでしょうね。
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