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decopeiさん
先週の日曜はあまり天気が良くありませんでしたが、夕方までは降らない予報だったので早明浦ダムエリアの林道を探索してきました。
まずは高速を使って大豊I.C.まで移動、県道5号沿いのポイントAあたりにトランポを停め、GoogleEarthで見つけたダートを片っ端から見ていきます。
ポイントB、Cの道はいずれもこの後走る仁尾ヶ内林道へつながっており、かなりの距離がありそうなので大いに期待していましたが、ダートが始まってすぐに「私道につき立ち入り禁止」との看板が立っていて早々に撤退。日曜というのに大きなトラックが出入りしていたので営林関係の会社が所有しているのでしょうか?県道に引き返す途中に追いついた軽自動車からわざわざおじさんが降りてきて、ニコニコしながら「通れんかったでしょ?」と声をかけてくれました。
その次に走ったダートはいい感じでだったものの、5分弱走ったポイントDあたり(違ってるかも)で行き止まり。距離にして2km少々といったところです。
新規の林道探索は一旦諦めて、県道5号の旧立川番所院から西に入って仁尾ヶ内林道(ポイントE)を目指します。道中の道沿いに建っている小屋の軒下にセルなしの初代セロー225が置かれていました。ひどく汚れてはいますがナンバーがついていてタイヤもパンクしておらず、放置されているのか現役でハードに使われているのか、どちらともとれる絶妙なヤレ具合でした。
少し走ると道端に林道の杭が立っていたのでそちらに入ってみましたが、3km進んでも舗装のままで、深追いするとガソリンが足りなくなるのでやむなく引き返します。一応地図上では先程の私道と合流し、さらにこれから走る仁尾ヶ内林道・竜王林道と奥白髪林道が集まる三叉路の手前に出るはずなのですが・・・。
仁尾ヶ内林道はいつも通りいい感じの岩盤質路面で、私の好きな林道の一つです。竜王林道と奥白髪林道の三叉路まで気持ち良く走ると、先ほどにも書いたその数十m手前にある左の分岐側はこれまで通れませんでしたが現在林道作業中とのことで、終わったら入れるようになるのかな?と期待が膨らみます。
仁尾ヶ内林道の終点からは竜王林道か奥白髪林道のいずれかを使って山を下っていきますが、どちらも起点側となる出口は県道264号で場所もそれほど離れていません。ただ、奥白髪林道は近年急速にコンクリート舗装化が進んでいて、2年半前で半分くらいは舗装され、さらに終点である現在地に向かって延伸中でした。そんな状況なので下りは竜王林道一択なのですが、一応奥白髪林道の現状も見ておこうと少し下ってみると、400mほど行ったところまで舗装が迫っていました。
いつも綺麗に整備された竜王林道ではありますが、実はこの林道、特に下りで走るのは苦手です。
勾配がきつめで、下りではブレーキばかりかけている印象です。林道作業の車が頻繁に通るからなのか路面はカチカチに踏み固められていてまっ平ら、その上にうっすら砂や小石が乗っているので凄く滑り、さらにブラインドコーナーばかりなので思ったように走れずストレスが溜まります。そのブラインドコーナーも似た雰囲気の場所が繰り返し現れるので、無心になって作業のように下っていきました。
竜王林道を下った後はいつも通り林道作屋敷線を通って早明浦ダム湖畔に抜ける予定です。しかし、その前にもう一ついつも通り、桑の川林道(ポイントF)の様子を見ておかなくてはいけません。
以前から数回訪れては毎回同じ場所にロープが張られていて撤退、というのを繰り返していて、ロープの向こう側に伸びていると聞くロングダートを走れる日を心待ちにしつつも、今回もどうせ・・・えっ?こんなコーナー見たことない!もしかして通行止め箇所はもう通り過ぎた?!
諦めムードから一転してテンション爆上がりです(笑)。しかも路面といいコーナーの曲がり具合といいとてもいい感じで、見通しが良く連続して現れる浅めのコーナーを右へ左へと切り返しながら駆け抜けていく感じの快走ダートですが、油断して入口でカメラのセッティングを怠ってしまったので録音用に胸に着けたカメラだけしか作動しておらず、見苦しいアングルの動画になってしまいました。必ず近いうちに走り直し・撮り直しに行きたいと思います。同じような理由で道なりにダート出口まで夢中で突っ走ってしまったため、写真も撮っていません。
トリップメーターによると今回走った桑の川林道のダート区間は約16km。GoogleEarthでも確認できますし、実際途中に支線がいくつもあった(ような気がする、笑)のでじっくり探索すればもっと長いルートになるかもしれません。
予想外の収穫でウキウキしながらこの日の最後となる林道作屋敷線(ポイントH)へ。何度も走り慣れた林道なので何も考えずに走っていると見慣れない道になり、見慣れない景色の場所に出ました。
理由はわかっており、直前にあった分岐を間違えてしまったようです。そういえば2年半前、真新しい大粒の砂利が敷かれた分岐ができていました。その時は明らかに砂利が目立ったのですぐに本線ではないことがわかりましたが、恐らくその後土を入れて整地し、2年半の間に草も生えて幾度となく工事車両が通るうちに本線と見分けがつかないくらい「ちゃんとした林道」っぽくなったのでしょう。支線の先では林道作業が行われており、むしろ本線の方へ車が入ることが少ないため、支線と本線が逆に見えてしまうのも納得です。
間違って入ったとはいえ、桑の川林道に続いての新しいルートにまたもやテンションが上がります。作業道っぽい雰囲気なので突然行き止まりやゲートが現れる可能性もあり、恐る恐る進むも意外に続いてなかなか終わりません。こうなると中途半端に途切れてしまうよりどこかへ抜けてもわらないと、ただでさえ残り少ないのに引き返して余計なガソリンを消費することは避けたいです。
しばらく走ると、幸いなことにガードレールのある本線っぽい林道に出ました(ポイントI)。まずは一安心・・・って、それはともかくここはどこ?
これ以上山の中を彷徨い続けるのは危険なので本能的に下り側へ進んで少し走ると、左手に見覚えのあるヘリポートが。ああ、屋所の集落です!林道作屋敷線のダート入口からそう離れていない、林道屋所作屋敷線に戻されてしまったようです。ここでタイミングを見計らったかのようにガソリンがリザーブになりました。想定外の桑の川林道とさっきの支線を走ったおかげで余計にガソリンを消費してしまったようです。しかも、間が悪いことに財布をトランポに置き忘れてきてしまったため、国道に出たらスタンドで給油という手も使えません。DTのリザーブ容量は約2L、加えて750cc入りの携行缶を積んでいるので合計2.75Lで山を下りてトランポまで帰る必要があります。
現在地の屋所から最短距離でトランポまで戻るとすれば県道264号に出るのが正解ですが、林道作屋敷線を目前に走らずして帰るのはあまりに惜しい・・・残りのダート区間が約10km(実際は12kmあった)、舗装区間を30km(実際は28km)として頭の中で計算したところ、舗装路を17km/Lで走れば帰れる・・・はず。ということで再び林道屋所作屋敷線を引き返し、林道作屋敷線で早明浦ダムを目指して走り出しました。
ダートを抜けるまでガソリンのことは一旦忘れて走りを楽しみましたが、早明浦ダム湖畔の下川橋(ポイントJ)へ抜けてからの舗装路はエコランモードに突入!不安な私の気持ちに合わせるかのように時折小雨もパラつきはじめました。そろそろガス欠かな?というトランポまで残り10kmの時点で携行缶のガソリンも投入し、今度こそ止まればそこから押して帰らなくてはいけません。
トランポまであと数百m!というタイミングでチャンバー内やプラグの掃除のため全開にすると、ここでガス欠症状が現れ始めました。まさに間一髪!
帰りの高速では高知でイベントでもあったらしく、ラリー用のゼッケンを貼った博物館級のクラシックカーがたくさん走っていました。トンネル区間が多いのは幸いですが、多くがオープンカーのため慌ててパーキングエリアに飛び込む車が多数。でも、いくら幌をかぶせたところであんなお宝車を雨ざらしにして大丈夫なの?!と私が心配になるほどでした。
コメント(全4件)
職質受けたらめっちゃヤバいです。笑
本日も、林道探索に余念がありませんね╰(*´︶`*)╯
秋の気配が漂うショットですが、まだまだ秋の入り口と言った感じがします?? 葉が落ちた秋の林道は、とても見通しがよくて走りやすいのが良いですねw
声を掛けてくれた軽自動車のおじさん。わざわざライダーに話しかけてくる方ですから、現役ライダーか、元ライダーだったのかもしれませんね。四輪しか乗らない人間って、バイクを毛嫌いしてるのが多いですから…
それにしても、本当に間一髪ギリギリのタイミングでのガス欠でしたね((((;゚Д゚)))))))
燃費が悪いのにタンクは小さい2ストトレール… 「大型タンクの2ストが有ればいいのにどうして一台も無いのだろう」と、いつも思って居ましたε-(´∀`; )