ハリーさんのYAMAHA セロー 250 ツーリング日記 「セロー：湯の山峠に向かうピストン林道群（遠軽町・他）」

①北ルート
旭川紋別自動車道を東進して丸瀬布IC経由で朝8時に上武利林道の入口に到着した。フラットダートを進むにつれて5年前の記憶がよみがえってくる。701EnduroでUターンした路肩崩落箇所は修復されていた。

しかしダート開始から13km地点で通行止めだ。封鎖ロープにぶら下がった掲示には「警察に通報する場合あり」とある。湯の山峠まであと4kmくらいだろうけど他ルートもあるので無理はしない。Uターンして再び13km走って道道1070号線へ戻った。

②北東ルート
瀬戸瀬温泉を経由して湯の山峠の北東側からアプローチする。5本の林道(瀬戸瀬・ウラシマナイ・大山・生田原本流・梅の沢)を走りつないで峠を目指す。写真は大山林道にて。

しかし最後の梅の沢林道の最深部はネット情報通りに笹ヤブが深かった。その先を徒歩探索すると年季の入った巨木が倒れていた。長年にわたってオフローダー達をはね返し続けているのだろう。湯の山峠まであと2kmくらいだろうけどUターンした。

③南東ルート
温根湯温泉を経由して湯の山峠の南東側からアプローチする。今回の本命ルートだ。十八号沢川に沿ってダートを駆け上がっていく。ダート脇のフキの茂り具合に雰囲気がある。

しかし川沿いダートは7km地点で路肩崩落して進行困難だった。自分のマシンでアタックするのとは訳が違う。湯の山峠まであと3kmくらいだろうけど無理できない。

あきらめ切れずに予定外の林道作業道に入り込んでから1時間以上さまよい続けた。写真は名も無き山頂にて。もしかしてと思って「湯の山峠」の看板を探したけれども見つかるはずもない。

当初の計画では湯の山峠ダートに続いて勝北峠ダートも走るつもりだった。そんな時間も体力もすっかり無くなった。上川町に帰る途中に越える国道峠は三国峠から石北峠に変更せざるを得ない。

湯の山峠に向かう片道約15kmのピストン林道を3本往復したことになる。支線に迷いこむこともあったし給油移動路も長かった。地図上の計画通りに北海道ダートを走ることの難しさを痛感した。来年以降に湯の山峠に再アタックする作戦を練りながら夕焼けの国道39号線を上川町へと走った。

本日の走行距離396km(ダート約130km)セローよ3日目もお疲れさん。