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CB1100Rですが、クラッチが重たいです。長期間乗っていなかったため、クラッチが張り付いているものと思われます。早速クラッチを分解していきます。
クラッチカバーを外したら、リフタープレートを外します。スプリング力が掛かっているので、6本のボルトを交互に均等に緩めていきます。
外した部品は、床に直置きなどせずに、きれいな容器に整理して置いておきます。
クラッチアウターを外すと、シフトシャフトを抜くことができます。クランクケースの左側にあるシフトシャフトのオイルシールですが、シフトシャフトを抜かないと交換ができないので、ここまで分解する必要があります。オイルシールは専用のプーラーで抜きますが、プーラーが無い場合は、マイナスドライバーで代用もできます。
新しいオイルシールの圧入も、ホンダのアタッチメントを使って圧入します。オイルシールは、なるべく外輪を押すようにして圧入します。
シフトシャフトを挿入したらクラッチアウターをはめます。ワッシャーとカラーを忘れずに入れて、プレッシャープレート、ディスク、プレートを交互にはめていきます。
6枚目のプレートは、他のプレートとは形状が違いますので注意しましょう。一番外側のディスクも他のディスクとは形状が違います。
次にクラッチセンターをはめるのですが、プレートのスプラインに合うように、左右に少し回しながらはめていきます。
ロックナットの締め込み前に、スペシャルワッシャーとロックワッシャーを入れます。スペシャルワッシャーは、OUTSIDEという刻印がある方を外側に向けます。ロックナットも向きがあり、面取りしてある方をロックワッシャー側にします。
締め込みには回り止めが必要です。一般的には1速に入れてリアブレーキを掛けて行いますが、リアブレーキやドライブチェーンが外されている場合は、クラッチセンターを押さえて回り止めにすることもできます。
最後にリフタープレートとスプリングを取り付けます。6本のボルトを交互に均等に締め込んでいきます。緩める時も締め込む時も均等にしないと、ボルトを折ってしまうことがあるので注意しましょう。
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