杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「大室山（さくらの里）／伊豆一周ツーリング No.6（改訂版）」

今は冬枯れの季節、カヤに覆われ茶色に見えます。

リフトに乗れば6分で頂上へ登れるらしい。

だが 今回は小室山に登ったので、次回の楽しみにします。

その麓は「さくらの里」、約1500本もの桜が植えられ「さくらの名所百選」に 認定されています。

数本の桜は 白い花が ちらほら咲いている、まだ12月なのに、

ここには桜が約40種類もあり、長い期間 花見が楽しめるといいます。

2月中旬には河津桜、3月中旬は早咲きの伊東桜、4月初旬はソメイヨシノなどが 順次開花するらしい。

それでは135号線に戻り、南伊豆を目指して走ります。

今日は昨日とは打って変わって晴天、吹く風も気持ちがいい、

左手は相模湾の大海原、しはらく海辺をクルージングします。

そして大川温泉を過ぎると、北川（ほっかわ）温泉です。

ここでは波打ち際に露天風呂（黒根岩風呂）があり、開放感抜群らしい。

各地から温泉ファンが訪れるという人気のスポット、いつの日か立ち寄り入浴してみたいものです。

更に走ると 熱川温泉の標識が見えて来たので、温泉街へ行ってみました。

バナナ・ワニ園の前を通り過ぎると、伊豆急行の熱川駅があります。

駅前では 温泉やぐらから 蒸気が立ち昇り温泉情緒 満点です。

そのやぐらは何んと13本、これは日本一の数だとか、

キャッチフレーズは「心わくわく お湯も湧くわく あったか熱川温泉」だと、

伝説にによると、江戸城を築城した太田道灌が 怪我をいやす猿の湯浴みを見て 発見したという。

その彼も戦で深手を負い、この湯で傷を癒したとされています。

ここは温泉街を見下ろす高台、赤い橋の向こうに海が臨める景勝地です。

だが温泉街は坂道ばかりで 散策するのは大変、

聞いた話では、町中に「お湯かけ弁天」があるという。

これだけは気になるので、立ち寄ってみることにしました。

駅前に「湯の華 ぱぁ～く」がある。

これは観光案内所や喫茶コーナー、そして温泉資料館がある観光施設です。

その温泉資料館では、熱川温泉の昔の写真を見ることが出来ます。

店舗前には足湯がある、ここは温泉地なので特に珍しくはない。

ところが、源泉で「ゆで玉子が体験」できる温泉池があります。

では玉子を買って、97℃の源泉で茹でると 温泉玉子の完成です!

熱川駅から坂道を少し下ると、湯煙立ち昇る 温泉やぐらがありました。

そこにあるは「銭洗いの池」、お金を洗うと金運に恵まれるという。

お嬢さんたちは、吊り下げてあるざるに小銭を入れ 洗っていた。

そのお願いする姿が可愛らしい。

その隣に「お湯かけ弁天」さんが いらっしゃいました。

お湯をかけて願えば、何でも望みが叶えられるという 云い伝えがあります。

その伝説によると、

昔のこと、土地の所有者の夢枕に 弁天様が現われたと、

そして「この土地を掘れば温泉が湧く、そこに我が像を建て 湯をかけながら願えば 必ず叶う」という。

お告げに従い土地を掘ったところ、豊富な温泉が噴出したとさ、

これには 弘法大師さんも顔負けだ!

温泉街の坂道を下ると 海に出ました。

青い海と打つ寄せる波の音がとても心地いい、

そこでは釣りをしている人も見かけます。

日中は海遊び、日が暮れたら温泉、熱川の一日を楽しんでいるようです。

また、海水浴場・熱川ＹＯＵ湯ビーチもあります。

シーサイドプールもあるので、夏休みに家族と過ごすには打ってつけです。

海岸を散策していると、小鳥がやって来た。

調べてみると、これは「イソヒヨドリ」かな?

頭から背中は青色、お腹は茶色です。

伊東市は、ヒヨドリを「市の鳥」に指定しているようです。

ヒヨドリは美声だというが、待てども鳴かず どこかへ飛んで行ってしまった。

それではエンジンスタート、

ここからは稲取～河津～白浜と、東伊豆海岸を南へバイクを走らせます。

つづく