杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「八ヶ岳･メルヘン街道／佐久･駿河･箱根ツーリングNo.4」

2日目 浅間高原から八千穂高原へ

長野県は佐久平の朝を迎えました。

やはり信州は寒い、でも1階は7つの風呂がある健康ランド、各風呂をハシゴしてポカポカです。

では朝食をいただきチェックアウト、これから南へ走り甲府を目指します。

そこで地図を見ると道中に、八ヶ岳の八千穂高原と野辺山・清里高原がある。

今日は青空が広がる最高の天気、これは素晴らしい景色が見られるかも、ということで早速 出発、

佐久平の裏道を走っていると、高原野菜の畑が続いています。

すると そこにケイトウの花が植えられていました。

これは懐かしい、深紅の鮮やかな色に惹かれ バイクを止めてしまった。

朝の冷え込みはかなり厳しいらしい、真っ赤な花も霜で白くなっている。

だが 何んのために植えているのだろう?

通り行く人の心を和ませるためかも、農家の人たちの心意気でしょう。

その正面には浅間山が聳え素晴らしい景色です。

3年前に噴火したが、現在は噴火警戒レベル1、

噴煙たなびく活火山だが、今は穏やかな浅間山、住民を見守っているかのようです。

それでは 広大なキャベツ畑とお別れして、佐久甲州街道(141号線)を南へ走ります。

ここは佐久平のメインストリート、ちょうど通勤ラッシュで かなりの渋滞です。

だが千葉と違い  1回の青信号で ほとんど渋滞が解消、これはビックリ!

各交差点とも 赤信号の時間が長いが、青も長いので大量の車が 一気に通過している。

左手を流れるは大河・千曲川、秋の日差しを浴び 何んとも青く美しい風景です。

振り返ると浅間山の雄姿が、どうやら ずっと見送ってくれているようだ。

その先は どこまでも続く田んぼ、ほとんど刈り取りは終わり 辺りは晩秋の風景です。

これからは いよいよ八ヶ岳連峰の裾野に差しかかります。

すると タイミングよくセルフスタンドがある。

ガソリンを心配しながら走りたくないので、一応満タンに、

領収書を見ると、単価173円から「スロット割引 3円」で170円に、

これは一体なんだろう? たった3円だが にんまり笑顔になってしまう。

ここ佐久穂町は浅間山と八ヶ岳の狭間、日差しはあるが 風が冷たく震える寒さ、

隣にコンビニがあるので、ホッカイロを購入、

若い男性SFへ「信州は寒いね」と言うと、

彼、「朝晩の寒暖差が激しくてね、ホッカイロで温まってください・・・」と 励ましてくれた。ありがとう!

ここからは民家も少なり山岳の風景に変わりました。

道路標識には「メルヘン街道」と書いてある。

ここは八ヶ岳連峰の東麓を走る高原のドライブウェイ・佐久甲州街道(141号線)です。

そして佐久穂の町外れで分岐、右折して「八千穂高原」へ向かいます。

すると 見上げる高さの陸橋が、それは「中部自動車横断道」見事な光景です。

そこから少し走ると道路は登り坂に、

そして山の谷間を緩やかなコーナーが続き、いよいよ八ヶ岳の山中へ突入します。

5~6km行くと「全面 通行止め」の看板が、なに~ 遥々ここまで来たのに!

よく見ると、「11月17日から冬季通行止め」と書いてある。

今日は10月20日、通行可能で良かった。

ここは八ヶ岳の麓、やや登り勾配で 道路は緩やかにカーブしている。

路面はひび割れしているが 意外に滑らかです。

その先はカラマツの森、だが道路脇は広葉樹が色づき 秋の気配が感じられました。

今日は日差しいっぱいで ポカポカ陽気、急ぐこともないし まったりとバイクを走らせます。

すると 勾配が増し登山道に、軽快にコーナリングを続けると建物が見えて来た。

ここは八千穂高原の別荘地、どうやら昭和のバブル期に建てられたようです。

秋の行楽シーズンなのに、人影も見られず 観光客も通り過ぎます。

更にカーブを幾つか越すと、急に視界が広がりました。

ここは山の尾根かも、八ヶ岳連峰が見渡せ なかなかの景色です。

それでは ススキと青空に コーヒーで乾杯!

さて ここからは松原湖を経由し、清里ラインで山梨県の甲府を目指します。

つづく