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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん

プロフィール

誕生日
8月 18日  
血液型
A型  
都道府県
千葉県  
活動エリア
全国 
ライダースキル
 
乗車頻度
 
整備スキル
 

ステータス

日記投稿件数
934件
インプレ投稿件数
31件
MYバイク登録台数
2台
友達
98人

奥のカブ道を往く♪...(1)草加~粕壁~間々田~鹿沼

走行距離
109km

10月12日 07:00 千住から草加に来ました

まつばら綾瀬川公園のある旧日光街道に芭蕉と曽良の銅像がありました。

 

旧暦元禄2年(1689)3月27日おくの細道草加の段で、芭蕉はこの旅の目的を初めて述べています。

 

ことし元禄二とせにや、奥羽長途の行脚、只かりそめに思ひたちて、呉天に白髪の恨を重ぬといへ 共、耳にふれていまだめに見ぬさかひ、若生て帰らばと定なき頼の末をかけ、其日漸草加と云宿にたどり着にけり。

翻訳:今年は元禄二年、西行法師500年忌にあたり、このみちのくへの長旅を思いついたが、たとえ旅の苦しみにこの髪が白髪に変じようとも、話に聞くだけで未だこの目で見たことのない土地をぜひ訪ねてみたい。(和歌の歌枕に詠まれるまだ見ぬ土地を訪ねてみたい...という意味)

その上、生きて帰れるのであればこれ以上の望みはないと、あてにはならない期待をもって、この最初の日、ようやく草加の宿まできた。

草加は有名な「草加煎餅」発祥の地で、1000年以上前から作られていたとも言われており、芭蕉と曽良も茶店で草加せんべいを食べたかもしれませんね。(^^)

08:30 春日部

 

草加で休憩したであろう芭蕉と曽良は、初日3月27日は粕壁(春日部)でこの日は泊まったとのことです。

明治のイギリス人探検家イザベラ・バートが歩んだ「日本奥地紀行」でも東京英国大使館を出て初日が粕壁に泊ったとあり、江戸を出るとちょうど1泊目に当たる距離に粕壁はあったようです。

10:00 小山市間々田

小山市にある間々田八幡宮に立ち寄りました。

 

旧暦元禄2年(1689)3月28日

粕壁に一泊した芭蕉と曽良は、この日は栗橋を経由して間々田に泊ったとだけしか記されていません。

間々田は、日光街道11番目の宿場町であり、間々田八幡宮は1300年以上の歴史もあり源頼朝にも所縁が深いので、ことによると芭蕉たちも立ち寄ったかもしれませんが、記録には残っていないようです。

11:00 壬生町にある大神神社に来ました。

名所と言われる室の八島は、大神神社の境内にある小さな祠がたくさん配置された庭園のことです。

 

旧暦元禄2年(1689)3月29日
間々田に一泊した芭蕉たちは、今回の旅の目的である和歌の歌枕が詠まれた「室の八島」のある大神神社を尋ねました。

しかし、当時「室の八島」の池は枯れは果てていて、歌枕にいう煙(池からの湯気)がないので芭蕉にとって期待外れだったのか俳句は読んでいません。その代わり曽良の句が残されています。

糸遊に結びつきたる煙哉

翻訳:室の八島は古来より和歌の歌枕において「煙立つ」と歌われることから、その煙にかけて句を詠んだもので...初夏のかげろう(糸遊)が歌枕に聞く室の八島の池の湯気(煙)とともに立ち上っていくなぁ...と景色を詠んでいます。

12:00 鹿沼

大神神社から移動して、お昼となったので、鹿沼名物「ニラ蕎麦」の美味しいお店の新規開拓です。

以前からマークしていたのですが、日曜休業の地元密着のお店なので、なかなか立ち寄る機会が無くて、今回初めて来ました。♪

食べたことのない人には絶対に理解不能な鹿沼の「ニラ蕎麦」(^^;私は大好き♪

鹿沼の蕎麦は、蕎麦自体の味が強いので香りの強いニラに負けていないというか、初めて食べるとインパクト強いですが、ニラに負けない美味しい蕎麦は鹿沼でないと食べられませんね。

 

あ、芭蕉と曽良は、旧暦元禄2年(1689)3月29日は、室の八島のあと鹿沼で泊ったとあります。

もし、芭蕉と曽良がニラ蕎麦を食べていたら俳句が残っているかもしれませんが、残念ながらそんな記録はありません。(^^;

 

...ということで、芭蕉と曽良にとってはここで3日目となりますが、私のカブ道にとっては初日のまだ半日目なので、まだまだ続きますよ...眠らないでついてきてくださいね。(笑)

コメント(全26件)

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軽量化以上に体重が増えたさん
おお、乗れる乗れる(=゚ω゚)ノ
クラッチの無いカブならではですね
蕎麦屋に行ったならついでに蕎麦もテイクアウト、手にもって出前持ちスキルアップ(-ω-)/
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
カブと蕎麦は相性抜群です。(笑)
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Maxさん
こんばんは
草加煎餅有名なんですねー。知りませんでした。
間々田のあそこは、紅葉すると綺麗です。野木のホフマンの銀杏ももう少ししたら行きますが!
では、また
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
草加煎餅は、固焼きの醤油煎餅で私は大好きです。市内にもお煎餅屋さんがたくさんありますね。(^^)
間々田に芭蕉の宿泊した宿を探したのですが、痕跡が見つけられなかったので、間々田八幡宮に立ち寄りました。なかなか良い雰囲気の神社でした。
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KAWIさん
調子良さそうですね!
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
左手は無理しない範囲で何とかツーリングに耐えられるようになってきました。(^^)♪
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toshiさん
バイクだと人の足で3日掛かる所を半日ですかd(>_・ )
  • 返信
チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
昔の人は、移動するには自分の足しかないので旅も大変だったでしょうね(^^;
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たかぴーさん
ニラ蕎麦食べてみたい(^^)
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
関東に来る機会があったらご案内しますよ♪(*^^*)
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パチ10(良くも悪くも最強な台だな・・・)さん
芭蕉さん、ニラ蕎麦食べなかったのね^^; たまたま休日で
食べれなかったとか?(笑)ってそんなわけ無いか・・・(汗)
もし、ニラ蕎麦食べてたらどんな俳句詠んだのかな~???
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
私も芭蕉がニラ蕎麦食べて詠んだ俳句があったら見てみたいものです(^o^)
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さすらいのライダーさん
こんばんは。

先人達が辿った道を、文明の利器を使って辿る旅もまたオツですね!!

ニラも蕎麦も大好きですが、一緒に盛る感性って!?
驚きですw
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
本州だと、いにしえの道を辿るには、どうしても古い街並みの中を通るので、一方通行や進入禁止、駐停車禁止もありますが、新聞配達や郵便配達の関係で原付クラスは規制除外されているので便利なんです。それに、いざとなったら押して歩いて歩行者になれますから♪
ニラ蕎麦は、初めて見たときはギョッとしますが、鹿沼の蕎麦とは相性抜群です。(^^)
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くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
春日部が一泊目^_^
しんちゃんもビックリ(^◇^;)
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
現代の春日部の地名を上げたのはクレヨンしんちゃんですね(^^)
このころは粕壁ですが、元をたどると、古事記に私の地元上総国武射郡(かずさのくにむさごおり)に春日部氏と言う豪族がおり、大和朝廷の蝦夷征伐の命令で今の埼玉県春日部あたりに移り住み、その後の変遷で場所の地名は長い間「粕壁」と言われてきたものが、明治の市町村合併で春日部に戻ったと言われています。
千葉とも関係が深いんです。
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ぷっちゃまんさん
奥のカブ道を往く....!!!
でた~シリーズものだぁ~( ̄□ ̄;)
か、か、か髪が髪が白くなったー?
もとからか(^O^)
どうせなら真っ白になればカッコイイのに!

チバアヒルさんは旅の苦しみどころか愛車に乗って美味いもん食って
生きて帰るというより生き生きして帰るのでは?
草加煎餅、芭蕉は食べてなくても私は食べたことありますよ。ずーっと昔(^^;
ただ、にら蕎麦食べたことない(-_-)絶対美味いですよね。
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
今回のシリーズは文字が多いのでローガンにはつらい日記です(^^;
カブだとポジションも楽でシートも厚いので楽楽なんですが、タンクが小さいので1日に最低2回は給油しないといけないし、今どきはセルフ給油で千円札しか使えないので、2リットル程度の満タン給油ではお釣りが多くて財布が硬貨でパンパンなのが一番つらかったです。(笑)
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ピロンさん
当時の移動ペースとくらべたらワープなみですね。
相棒がカブなのがなんともイイです。
秋の夜長、チバアヒルさんの日記をじっくり読ませていただきます。
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
旧街道をのんびり走って町の様子をうかがったり、裏道にある古い無名な史跡を巡ったりするには、小回りの利くカブが最高です。(^^)
webiが1日記10chapに制限されるようになったので、かなりの日記本数になると思いますので、飽きずにお付き合いください♪
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ゴリフさん
もはやソバ屋と一体化してますね
ほとんどの人が出前の原チャリと勘違いしそうです
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
今回は蕎麦屋のカブで一番生息数の多いタスマニアグリーンのカブなので、蕎麦屋の前に止めた瞬間にその場に馴染んでしまいました(^o^)
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おっぺけさん
草加松原は親戚がいるので、馴染みがあります^ ^
旧道は趣きがある風景ですよね〜
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
東海道も中山道も、この日光街道も旧街道は意外と昔の雰囲気を残しているところが多いです。こういうところをまわるにはカブがイチバン(^^)v♪
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シェフさん
粕壁が春日部になったのでしょうか?面白いですね?
春日部は、日本放送のてっちゃん、ちえちゃんの今仁哲夫さんが神奈川出身なんだけど春日部のてっちゃんって
言ってて・・・それが春日部を知った始まりでしたよ・・・
日本放送は電波塔が千葉にあって横浜では一番よく聞こえる放送局で・・・ってそんな思い出が有ります
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チバアヒル(完全復帰まであと一歩)さん
春日部の元をたどると、古事記によれば私の地元上総国武射郡(かずさのくにむさごおり)に春日部氏と言う豪族いて、大和朝廷の蝦夷征伐の命令で今の埼玉県春日部あたりに移り住み、その後の変遷で場所の地名は長い間「粕壁」と言われてきたものが、明治の市町村合併で春日部に戻ったと言われています。
千葉とも関係が深い地名です。(^^)
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