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9月末の四国カルスト・姫鶴平キャンプ場(ポイントA)は車中泊でも春夏用シュラフだけでは肌寒く、中に薄い毛布を重ねてぐっすり眠ることができました。
朝、目を覚ますとあたりは霧に包まれており、ちょっと心配になりかけましたが、朝食の準備をしているうちに晴れて一安心です。その朝食はインスタントのカフェオレとフリーズドライの豚汁という謎の組み合わせ(笑)。
真夜中に到着したのか、いつの間にかハイエースの真後ろに習志野ナンバーの車に乗った男女がテントを張ってあり(1枚目の画像でわかります)、そのままではハイエースが動かせません。実際はDTで林道向山線を走った後に出るのでそれまでに撤収してくれれば問題ないのですが、もし私が深夜や早朝に出発する場合はどうするつもりだんたんでしょう?
キャンプ用品を片付けてハイエースもベッド仕様からトランポ仕様にチェンジ、あとはDTを積めばすぐに出られる状態にしていざ出陣!
四国カルストから県道383号を西へ向けて出発、県道36号を通って国道440号に出れば林道向山線の起点はもうすぐ!・・・のはずだったのですが、またもや私の特殊スキル「方向オンチ」が炸裂、県道36号から国道440号へは左折して北上なければいけないところを右折して南下し、「あれ?見覚えのある分岐になかなか着かないなあ」と、いきなり大ボケをかましてしまいました。
私が道路の位置関係を大まかにしか把握しておらず、東西に走っている県道383号に対し、その西側を南北に伸びている国道440号へ向かうのだから右折だろう、との思い込みが原因で、マップの通り県道36号(ポイントB)は一度トンネル上をまたいで国道440号を通り越し、ぐるっと回って西側から交差している(ポイントC)ため左折が正解です。
しばらく走ってやっとおかしいことに気づき、Uターンしたものの、今度は何を思ったか林道向山線の起点をはるかに通り過ぎ、12kmも先の国道33号(ポイントD)まで行ってしまいました。まあ、国道440号は非常に気持ちい高速ワインディングなので道中はそれなりに楽しんだのですが(笑)。
前日に続いて迷走した後いよいよ本日のメインイベント、林道向山線に突入します。ただし、倒木や通行止めは前日に続かないでほしいなあ。
起点(ポイントE)近くに立てられた注意喚起の看板は2年前のまま。通行止めなどの情報はありません。走り始めるとやはり雨でできた溝が多く、ライン取りに集中していないとハマってしまいそうです。しかし、倒木に関しては何らかの処理がなされているようで、切られた枝が道の両側に寄せられているような形跡が見られ、通り抜けられそうな雰囲気になってきました。また前回DR-Zで走った際と同様、路面には数台分のタイヤ痕が残されており、少なくとも台風後につけられたものと推測されます。
さらに、途中で対向側に停められた軽トラと、それを運転してきたと思われるおじさんに遭遇。ますます通り抜けられる可能性が高まってきました。
結果的に目立った倒木なども見られず無事に走破できました!嬉しぃ~!気持ちよかった~!終点のそばには小さな滝があり、ここで止まって記念撮影。
再び姫鶴平キャンプ場へ戻ると、ハイエースの後ろを塞いでいた車は既に居なくなっていました。DTを積み、東津野城川大規模林道を下って四国カルストを後にします。
前日と同様に太郎川公園駐車場(ポイントF)にハイエースを停めてDTを降ろし、ここからすぐの場所にあるGoogleEarthで見つけた林道へ向かいます。起点(ポイントG)側には林道の名前らしき情報はなく、看板には誰ぞが打ち首になった場所です、みたいな物騒なことが書かれていました。まさか怨念とか残ってないですよね?
走り出してみると路面が凄く綺麗!整地したてじゃね?と思うほどですが、先程走った林道向山線と同様、折れた木や枝が道端に寄せられている様子も見られます。
林道としては綺麗過ぎるなあ、などと贅沢な不満を感じながら快走、三叉路に突き当たってどうやら通り抜けできたようです。よしよし、2連続で抜けられるとはいい流れだ、と思いながら脇に目を向けると、林道名が書かれた杭が立っていました。
その名も林道グリーンハット線!今までにないパターンですね。予定ではここから左折して国道440号に出るつもりでしたが、右方向に良さげなダートが伸びており、当然入ってみることにします。
グリーンハット線とは雰囲気が一変し、こちらはいかにも古典的な(?)林道らしい林道です。歴史はありそうですが荒れ放題ということもなく、ガードレールやカーブミラーも設置されているのでここも期待大?と思った矢先・・・またお前か!せっかく忘れかけていたのに出やがりました!まあ、予定外の林道だったので精神的ダメージは軽微です(笑)。結局名前も分からないまま引き返し、国道440号から太郎川公園駐車場に戻りました。
ラーメンを食べ終わった時点で13時。少し早いような気もしますが、夕食までには帰宅したいですし、洗車などの片付けもあるのでそろそろ出発します。それでもまだ1~2時間くらいは余裕があるので、道中に1日目キャンセルした2本のダートに立ち寄りながら帰ることにしました。
本来は初日の2本目に予定していた林道は国道197号線沿い、道の駅布施ヶ坂(ポイントH)の近くにあります。道の駅にハイエースを停め、西側にある布施ヶ坂トンネルを抜けて右折するとすぐに起点(ポイントI)が見つかりました。杭に書いてあった名前は林道馬場山線。ここもGoogleEarthで目星をつけていた林道で、抜けた先には四万十川源流点へと続く短いダートもあるようです。
所々舗装路が混じることは事前に確認済み。やはり荒れ気味で雑草も多く、かなり怪しい雰囲気で、これまでの流れからすると通り抜けは厳しいかも。その予測通り倒れた木や竹が多く見られながらもどうにか進んでいきます。
それほど長い林道ではないので行けるかも?と思い始めたところで、毎度のように私の考えを見透かしたようなタイミングで倒木が出現しました。高さ的には前日に中津川林道でDTを横倒しにして通したものより余裕があり、ミラーを外して傾ける程度で通れそうです。
これで何本目の倒木だったかなあ?などと考えながらクリアして再び走り始めた直後、またもや中津川林道の再現か?畳みかけるかのように倒木が立ちはだかります。歩いて奥の方まで確認するとさらに2本の倒木・・・倒木のジェットストリームアタックやぁ~!
はいはい終了~!(笑)。もう十分楽しみました。もう1本の須崎東IC近くの林道も今回は諦めて帰ることにします。最後まで倒木祭りだった今回の遠征でしたが、中津川林道はほとんど抜ける寸前まで走れましたし、怪我の功名で予定外の林道も発見、最長の林道向山線が完走できたことでそれなりに達成感も得られ、何より全体のルートが把握できたので次回につなぐことができます。
さあ、今度はいつ訪れましょうか?その時は雲の上の温泉にも入りたいですし、倒木にも負けないようにノコギリを携帯してリベンジしたいと思います。
コメント(全4件)
自分と同じスキル「方向音痴」持ちでしたか。笑
何故か舗装路は迷うのに、林道は枝道を右に左に走っても迷わず帰って来れませんか?
実に実りの多い林道キャンツーでしたね(*^▽^*)
私もキャンプしながら林道三昧してみたいです←北海道の林道は、放置林道や荒れ果てた林道ばかりでまともに走る事ができるモノが極めて少ないんです…
ピタリと寄せられて駐車されて出られない状態。こう言う、空気全く読めない奴って、結構居ますよね!!
敢えてこうやって止めて喧嘩売る奴も少なからず居ますがorz
こんなんで良くここまで、生きて来たな!?と不思議になります。