新しくなったプロフ画面を充実させてウェビ友を作ろう!

0000185access

1390571397534M.jpg

きたきつねさん

ステータス

日記投稿件数
421件
インプレ投稿件数
20件
Myバイク登録台数
13台
ウェビ友
44人

試される大地’17 「試される大地に立つ」編

ツーリング期間
2017年09月13日 ~ 2017年09月17日
車種名
HONDA NC700X
Myバイク
KITAKITUNE700
走行距離
873km

北海道のキャッチコピー「試される大地」。
ここを訪れるライダー達を魅了してやまない場所であるとともに、北の大地の荒々しい大自然は我々ライダーへ数々の試練をも課す場所です。
いろんな人との出会い、美しい自然、次々に襲いかかる試練。
ドラマだらけの4泊5日のエピソードをここにお届けします。

13日未明。
4時頃起床して、昨夜のうちにパッキングを終えていた荷物をKITAKITUNE700Xへ積載し、これから始まる長いツーリングの準備が整いました。
そしてしっかりと目を覚ますために軽い屈伸運動と、大きな深呼吸。
人車ともども準備が終わったところで、いよいよ出発です。

出発時の朝5時。聞こえてくるのは新聞配達のカブの音くらい。
先ほどまでは星空でしたが、東の空がようやく白み始めてきました。
薄暗い路面と朝の静寂を切り裂く、ヘッドライトの閃光と低いエンジン音。
2年ぶりの北海道かあ。楽しみだなあ。

朝靄たつ田園風景を通過。
まだ気温が低い時間なので、ヘルメットのシールドが曇りがち。
霧が出るほど湿度が高いので、シールドを開けてみても簡単に曇りは取れません。
静まりかえった周囲は他に交通もなく快適です。
いつものことですが、全くルートを決めていませんので、取りあえず北へ向かう方向へと国道290号線を移動しました。

途中かなり端折ってしまいますが、国道290-113-13号と移動して、山形県北部の金山町周辺までやってきました。
ここはかつて「レイドカムロ」と呼ばれた2日間にわたる公道ラリーが繰り広げられた、俺にとって思い出深い土地です。
とある公会堂前のベンチで10分ほど仮眠を取り、お茶を飲んでいたところへ近所のばあちゃんが通りがかり、「こんにちは」と挨拶を交わしました。
ばあちゃんがビニル袋で包んで持っていた草花が目にとまったので、「それはオミナエシの花だね」と話しかけたら、「そうだよ。・・・あんた花の名前が分かるのかい」ということからしばし立ち話となりました。
「若いうちに、思いっきり楽しんでこなきゃ。」というばあちゃんの言葉には、人生の重みみたいなのを感じます。もう、それほど若くもないですが。
そして国道までのルートを教えてもらったりして、別れ際にペコリとお辞儀してきました。

国道13号線雄勝峠を越えて秋田県へ入りました。
国道脇に見える「道の駅おがち」に入って休憩。
コーヒーを飲みながら、ツーリングマップルとにらめっこ。この先のルートを思案します。
もうそろそろお昼の時間帯になるから、この先の横手市で名物の「横手やきそば」でも食べるとしようか。
いつもその場のノリで適当に決めるツーリングのルート。
まるですごろくみたいな。

横手市の十文字にある道の駅へやってきました。
平日ですが、地元ナンバーの車が昼食に立ち寄っているようです。
よし。お昼はここで食べていこう。

施設内のフードコートで横手名物の焼きそばを注文。
これはそのもつ焼きそばです。
俺はこういったご当地グルメとか不案内ですが、やや角張った感じのストレート麺で、あまりこってりしすぎない味付けが特徴のようです。
つるつるっと軽く完食。ちょっと食べ足りなかったかなあ。

道の駅での昼食休憩のとき。
700xのETC受信機部のLEDサインが点灯していないことに気づきました。
はて。カードを入れ忘れてたかな。「カパッ」。いや、カード入っているよね。配線かなあ。
確認のためバッテリーケースを開けてみたところ、ETC電源のカプラーが抜けていました。
ああ、アレだ。ツーリング準備中にLEDサポートライト取り付け時に、一度配線を外していたのを繋ぎ忘れてたみたいです。
こんなケアレスミスを時たまやらかす俺。高速道を使う前に気づいて良かったよ。

横手から国道13号線をさらに北上し、秋田市から国道7号線へ入りました。
簡単に言えば、自宅からずーーっと国道7号線を北上してくればここまで最短距離だったわけですが、急ぐ旅じゃなし、いつも走っている道より、普段通らないルートを走ってみたいんです。
大干拓で知られる八郎潟の近く、「道の駅しょうわ」で休憩。もう時間は午後3時を過ぎ、日が傾きつつあります。

この道の駅は、草花の生産販売も取り組んでいる場所で、公園周辺には沢山の草花が咲き誇り、休憩に立ち寄った人の目を楽しませてくれます。
そんな草花の横のベンチで、またまた10分仮眠です。本日3回目の仮眠だから、仮眠ライダーV3です。
今朝の起床が早かったので、道中眠気が。。。眠くなったら、寝ちゃうのが一番。

陽がすっかり沈み、周囲が闇に包まれ始めた午後6時半。
青森県に入り、国道7号線脇にあった「道の駅いかりがせき」へ到着。ここは温泉施設も併設されていて魅力的ですが、なにより食事。
お昼が焼きそばだけだったので、もうすっかり腹ぺこの俺。先ほどから腹がグウグウ鳴っています。

しっかりと腹ごしらえをして、残すとこ青森市まで走りきらなければ。
というわけで、カツ定食を注文。普段だと脂っこくて重い感じですが、ぺろりと平らげました。いや、満足ですー。
もう時間は7時となり、外は真っ暗です。でも、ここまで来ると、もう慌てなくとも青森のフェリーターミナルまでは遠くはないです。

8時過ぎ頃になって青森市へ着きました。
フェリーターミナルからほど近い場所にある、あおもり健康ランドで宿泊していきます。
北海道ツーリングのたびに利用しており、昨年もこの時期に東北周遊林道ツーリングのときに宿泊してきましたが、ここは北海道ツーリングライダーにとってゆっくりとくつろげるオアシスのような場所。

ここは仮眠室が整備されていますが、さらに割増料金で個室が使用できます。
ここの利用料を合わせても3,500円位なので、なにかと荷物の多い俺は個室を頼みました。
お風呂も入り放題。空調も効いていて快適ー。
ここで早めに就寝して、翌2時に起床。

健康ランドから深夜の道路を走り、フェリーターミナルへ。
ここから4時発の津軽海峡フェリーに乗船するための手続きを行います。

平日の深夜なので、乗船受付カウンターはがらがらです。
当然のようにフェリー乗船予約とか取っておりませんが、待ち時間など無しにすぐに搭乗手続きを終了しました。
この時期なので、こんなものです。

フェリー「ブルードルフィン」に乗船。
今回バイクが最初に積み込みが始まりました。
あれ。やっぱりバイクは俺だけ?

2等客室がーらがら。
この区画、俺ひとりが貸し切り状態。
気兼ねなく、広い床をごろごろー。
これから4時間ほどの短い船旅ですが、取りあえず仮眠。体力を温存しておかなきゃ。

目が覚めて6時頃。下北半島の方角に登り始めた朝日。
やや。太陽のすぐ上に、真っ暗な雲があるね。
イヤな雲行きだなあ。

途中、同じ津軽海峡フェリーとすれ違う場面がありました。
遠くから眺めるもデッキには人影見えず。まだ早朝なのでみんな寝ているんでしょうね。

時折激しい雨が吹きつけたり、やんでみたり。
不安定な天気ですが、おかげで海の上に浮かぶ虹を見せてくれるメルヘンチックなワンシーンにも出会えました。
虹の向こうにはなにが?むろん虹の向こうは希望の大地が。

フェリーは荒れることもなく定時に函館港へ到着しました。
下船までの時間を、車両甲板で700xとともに待機。
バイク駐車レーンは、やっぱり俺のマシンだけ。
いよいよ、ここから北海道の旅が、始まります。
・・・というところで、今回はおしまいです。

コメント(全18件)

杉さん
こんばんは
憧れの北海道ツーリングですね。
何が試されるのでしょうかね、これからがミステリーの始まりでしょうか。
カーフェリーというと、東京湾のフェリーのように簡単に乗れると思っていました。
ところが、青函連絡船の窓口へ行くと「予約していないのですか?、キャンセル待ちになりますよ」、ぎゃふーん。なんてこった、無知は恐ろしい!丸一日待機する羽目に。
ところで、こんなに会社休んで大丈夫ですか?心配になりました。
  • (0)
  • 返信
Refさん
きたきつねさん、こんばんわ。

”試される大地’17「***」” 北の国からの題名みたいで恰好良いです。’20、いや’30まで継続しそうですね。

なお、きたきつねさん北海道の日記は、毎回、これから北の大地に立つというライダーの高揚感が良く表現できており素晴らしいです!! (褒めすぎ?)
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
夜行で東京から青森まで走って、早朝の一番フェリーで函館上陸、朝市で海鮮メシ食べて北の大地を走り出す...

関東から陸路で北海道を目指すライダーの定番でした。(^^)

6年前に若い頃を思い出して再挑戦したが、さすがに疲れました。もはや年寄りの冷や水(^^;

やっぱ、キタキツネさんは若い♪
  • (0)
  • 返信
キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
キタキツネさん、どうも!
いよいよ、次回大地に立ちますか?
フェリーはワクワクとなんとなく気持ち悪いのが入り混ざった変な気持ちだった様な気がします。(笑)
私は横手町では、ラ・フランスや葡萄を買ってました。
香りが良くて、美味しいですよ。
  • (0)
  • 返信
おー(山に住む人) さん
北海道ツーリングは一生に一度は行ってみたいです。

でもそれには、シーズオンオフの長期連休取得、船酔い、眠気との闘いが自分には克服できるかな?^_^;

次回の日記が待ちどおしいです。
もしや、次回の日記のタイトルは”○○○○破壊命令”ではないですよね(笑)
  • (0)
  • 返信
モンスタータートルさん
こんばんは。
旅立ちの朝は見慣れた風景や風の匂いも違って感じられます。
北海道一人旅・・・いいですね~。
壮大な北の大地”続編を楽しみに、PCの前で”体育座り”で待ってます!!(^。^)
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
杉さん:コンばんわ。無事北海道から帰ってきました。
日記でまとめきれないほどのドラマがあり、何度行っても新鮮さが感じられる場所です。
何が試されるのでしょうかね:ライダーとしての総合力です。というか、自分の生きる力とも言えます。その辺のくだりが、この先徐々に書かれてくると思います。
カーフェリー:夏の混雑期(とくに盆時期)はすごいです。杉さんの体験のとおり予約無しでは簡単に乗ることができません。近年はそれほどでもないようですが。その待ち時間を利用して青森市周辺を見て回ったりしたものです。
こんなに会社休んで:ダイジョーブなのです。安月給ながら休暇だけはこの時期取りやすい会社なので、昨年もやっぱりこのタイミングでツーリングに行ってきました。
  • (0)
  • 返信
パンダさん
きたきつねさん(。・ω・)ノ゙ コンバンワ!

自宅に帰るまでがツーリングです。(`・ω・´)キリッ!

な~んて!校長先生のセリフみたいですが、事故もなく
無事に戻ってこられたようで良かったです。お疲れ様でした。(`・ω・´)ゝオツカレッス!

未明から夜明けと、出発としては一番テンション上がる時間帯ですね!
フェリー乗り場までの道中も、天気に恵まれたようですし、ばあちゃんとの
良い出会いもあったようで、楽しく走れたようですね。(。^ω^。)v
じつはちょっと心配してたんですよ~。台風...18号でしたっけ?
なんか急に進路を変え、本土を縦断。そして北海道に直撃!みたいな
ニュースを見たりしたので。(・ω・;)ハラハラ

でもこの日程なら大丈夫だったのかな~?いや、試される大地なんて、含みが
あるようにも感じる。(。-`ω-)フ-ム で、実際どうだったんですか?な~んて
今聞くのは、野暮と言うものですね。次の日記を楽しみに待ってます。(。^ω^。)

あ、そう言えば横手焼きそば!Σ(゚ω゚=)オッ!
本場秋田で食べた事は無いのですが、私の地元にも食べさせる店が
以前ありました。今はもう無いのですが、焼きそば以外にも、十文字中華そばと
いう、ご当地ラーメンを提供してくれる店でした。

退店時には、これまた名産のいぶりがっこをお土産に。
なんだか若い頃を思い出した日記でした。(*′ω`)オモヒデ ポロポロ
  • (0)
  • 返信
NINJA BAKAさん
とうとう出発しましたね。フェリーの旅、かれこれ20年もやっていないなぁ。ここから北海道は滅茶苦茶遠いし、サンフラワーで大阪に行くくらいしかできないかも。
北海道を存分に楽しんで日記にアップしてください。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
Refereeさん:北海道へはうろ覚えですが23回くらいツーリングで行ってると思います。その他家族旅行などで3回・・かな。
かなり広いところなので、今でもまだ行ったことがない場所が沢山残ってますし、今回はそんな場所を中心にまわってみました。
ライダーの高揚感:分かる?分かってくれます?この感覚。ありがとうございますー!書いてて良かった。
ライダーならではの、期待と不安が入り乱れた複雑な感情。出発直前のピリピリするような気持ち。何回旅に出ても、コレは変わらないですね。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
チバアヒルさん:さすがに関東からの陸走では、北海道到着までが大変です。
よく「新潟から来た」と向こうで言うと「それはフェリーでかい?」と聞かれますが、それではあっけなさ過ぎるので、青森港までは東北の風景を楽しみつつのんびり移動してます。その方が、北海道上陸時の感動が大きいですから。
年寄りの冷や水:最近のチバアヒルさんの日記を拝見していてもエネルギッシュな行動で、全然お歳を感じさせませんよ。俺も見習わなきゃ。
  • (1)
  • 返信
きたきつねさん
キムさん:現地で撮影した写真のデータが多すぎて、どれをご紹介しようかと混乱しそうです。次のお話しはいよいよ北海道での出来事へ移り、いろんなものが登場します。こう、ご期待。
ラ フランス:西洋なしの王様ですね。あの香りは高貴でとても魅力的です。
新潟ではル レクチェと言う洋なしが特産です。この果実のとろけるような舌触りも絶品。ぜひお試しあれ。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
おーさん:そですねー。予算的なことより休暇のやりくりのほうがよほど気を使いますね。それにしても、今回の旅では体力の衰えを感じてしまいました。若い頃は、一晩中走って新潟から青森港までたいした休憩も取らず、下道だけを走って移動していたのですが。今考えると、かなり無茶してましたよ。
次回「KITAKITUNE700X破壊命令」・・このペースで行くと45話構成のロングスパンになっちゃいます(笑)
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
モンスタータートルさん:普段の林道ツーリングのときの早朝出発と、ロンツーでの出発では緊張感が格段に違います。後ろに山積みにした荷物もずっしりしていて、フル装備でのライディング感覚に馴染むまで1時間くらいかかるものです。
でも、いつどこまで走らなきゃいけないとかのスケジュールがないため、すごく気楽な旅ですよ。
体育座り:もう、その響き自体が懐かしいです。さて、次のお話を書こうかな。
  • (0)
  • 返信
MugenRSさん
フェリーで北海道!フェリーで行くと異国に来た~って感じしませんか?
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
パンダさん:行ってきましたよー、北海道。
結論で言うと、ゆっくりと道南地区だけまわってきました。道東に比べかなり通好みのローカルなルートで、この時期すれ違うライダーもまばら。
台風は、北海道上陸初日の大雨など遠くにあるときから天候に悪影響が出始めていました。自宅へ帰ってくる最終日などはものすごい強風に見舞われ、さすがに危ないな、と感じるレベルでしたよ。
そんなお話しは、またこの先の日記で。いろんな試練が出てきます。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
NINJA BAKAさん:それはまさに、俺がそちらへ行くのよりも離れています。ほぼ日本列島縦断ですね。
でも、九州も大陸的な雰囲気を味わうことが出来る貴重な場所だと思いますよ。
遠くからのツーリング希望の場合、飛行機で渡って、現地でレンタバイクという手もありますよ。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
MugenRSさん:フェリーの車両甲板ハッチが開いて、バイクで港に降り立つ瞬間。「来たぞー!」と実感します。陸走したからこそ感動もひとしお。
混雑期には荷物満載のためふらふらしたあげくエンスト・転倒するライダーを見かけることがありますよ。
  • (0)
  • 返信

ホンダ NC700Xの価格情報

ホンダ NC700X

ホンダ NC700X

新車 0

価格種別

中古車 7

本体

価格帯 ―万円

万円

諸費用

価格帯 ―万円

万円

本体価格

諸費用

本体

50.7万円

価格帯 44.8~59.8万円

諸費用

7.83万円

価格帯 5~9.34万円


乗り出し価格

価格帯 ―万円

万円

新車を探す

乗り出し価格


乗り出し価格

58.53万円

価格帯 54.14~64.8万円

中古車を探す

!価格は全国平均値(税込)です。

新車・中古車を探す