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きたきつねさん

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20件
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13台
ウェビ友
45人

試行錯誤!700Xタイヤ交換

車種名
HONDA NC700X
Myバイク
KITAKITUNE700

今年、最初の車検を控えているKITAKITUNE700Xですが、タイヤがかなり摩耗してスリップサインが出ています。
当然、これでは車検に立ち向かえないので、タイヤ交換をすることに。

タイヤのチョイスですが、当初は現行750Xに装着されているダンロップ製のオフロードっぽいデザインのものにしようかと思っていましたが、どうもネットでの評価がはかばかしくありません。というのは、びっくりするくらい持ちが悪いとのこと。
ならば今履いている標準タイヤがツーリング指向でいいかな、と考え、ブリジストン製BT023をウェビックで購入しました。
でかいタイヤです。間違いなく、今までいじってきたタイヤの中で交換の難易度最強レベルのタイヤです。
買ってはみたものの、一抹の不安が。

センタースタンドでリヤホイールを浮かせ、アクスルシャフトを抜いて、リヤホイールを外します。
普段はセンタースタンドの出番はありませんが、こんな作業の時にセンタースタンドを装備しておいてよかったと感じます。

今回は、いつも使っているようなタイヤレバーでは手に負えなさそうなため、写真下に写っている銀色の、530ミリ大型レバーを用意しました。
これはどう見ても自動車用のサイズですね。

車用レバーだと、レバー先端部の厚みがありすぎてホイールとタイヤの隙間に挿し込みにくくなります。
そのため、先端部はディスクグラインダーで削り込み、肉厚を薄く加工しました。
刃物のようにギラリとしています。

はじめはCRF用の古タイヤにのっけて作業をしようと思っていましたが、サイズはともかくフニャフニャと柔らかいため、ミミ落としの作業がうまくできません。
そこで・・

日曜大工で使った垂木端材を利用して、作業台を自作することに。

ちゃちゃっと作った作業台。
これがあると、作業がはかどりそうです。

作業台にホイールを乗っけて、作業続行です。
今度は踏みごたえがあってイイ感じですが、それでもビードが硬くてそうそう落ちる感じではありません。
全体重をかけて踏み込むも、頑として動いてくれません。
早くも足腰の筋肉が悲鳴をあげています。
ビードブレイカー無しでこのようなチューブレスに挑むのは無謀と思い知りました。

そこで俺は強硬策に出ました。
どうせ外したら捨てちゃうタイヤなので、ディスクグラインダーでサイドのカーカス(ゴムの中にもぐっているワイヤーですね)を切断しました。
すると、タイヤサイドがいくらか柔らかくなって、切断部周辺から徐々にビードを落とすことができました。

ビードを一部落とすことができれば、突破口が開けます。
タイヤレバーを挿し込んで、徐々に広げていきます。

最後はホイールとタイヤの間にできた隙間に手を突っ込んで、古タイヤをホイールから引きはがします。
これでカパッときれいに引きはがすことができました。

ハブの中にはクッションとなるダンパーゴムがきれいに収まっています。
しかし、走行時のショックの連続により摩耗し、カスが出ていますので、これをきれいに除去しておきます。

チューブレス用エアバルブの脱着法がわからなかったので、古いやつはどうせ捨てちゃうのだからニッパで切断し、ポロリと外すことができました。

新しいバルブにはちょうどチューブタイヤ用エアバルブのロックナットが嵌るので、ここをラジオペンチで挟み、裏からはヘキサゴンレンチで押し出すようにするとポンと出てきて、きれいに収まりました。
あとでネットでやり方を調べてみたら、皆さんすでに似たような方法でやっているようでした。
その一方で、ちゃんとエアバルブを嵌めるための専用工具が存在していたことも判明。
専用工具とか持ってなくても、創意工夫でどうにかハードルをひとつずつ越えていきますよ。

左:新品タイヤ、右:古タイヤ、並べてみるとこの3年間でどれほど減ったか一目瞭然です。
手で押した感触も、古タイヤはべこべこで、すっかり肉厚が薄くなっていることが実感できました。
北海道ツーリング×2回をはじめ、あちこちの林道を走破してきたタイヤ。ほんとうにお疲れさまでした。

新しいタイヤの装着ですが、古タイヤ外した後でネットでいい方法がないか調べてみたところ、大型のタイラップでタイヤを絞り、ホイールに嵌める方法が紹介されていました。
これ、良さそう!ちょうど手持ちででかいタイラップがあったので、この方法で挑戦してみます。

5か所縛っての緊縛プレイです。あとはタイヤレバーの力をちょいと掛けてやると、予想以上にすんなりホイールへ被せることに成功。
先駆者の知恵に感謝、です。

あとはタイラップをニッパで切断し、縛ってたわんだ部分のミミをタイヤレバーで押して形を整えれば終わり。
これでエアを注入してミミ出しするわけですが、この作業だけは疲れ切っていて自力でできる気がしません。
近所の行きつけのスタンドでコンプレッサーを使わせてもらってエアを一気に注入。
パン!パン!という甲高い音とともに、いとも簡単にミミが出てきました。
やっぱり、機械って便利ですね。

スタンドではついでに古タイヤの処分もお願いしてきました。
これで、タイヤ自体は完成です。

残る作業はブレーキパッドの点検とメンテ。
まだ残りは十分ありますね。表面を磨いて整え、パーツクリーナーで洗浄。

ホイールバランサーを使って、バランスの調整。
何度かタイヤを回してみて調整を行いました。

ホイールを車体に組み付けて、チェーンのテンションを調整し、一連の作業がやっと終了しました。
土曜日の朝から始めて、作業が終わったのは午後2時。
えらく手間取りました。そして、かなりの筋肉痛。
俺みたいなしろーとサンが取り組むには、ハードルがかなり高い作業でした。
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コメント(全24件)

杉さん
きたきつねさん こんばんは
バイクのタイヤ交換は大変なんですね。やはり道具というのは威力を発揮しますね。
昔、車のタイヤがチューブ式だった頃はよくパンクしましてね、ビード落としからチューブのパッチ張りまでやっていました。
ビード落としは手で押すタイプでした。
そんな頃のことを思い出しました。
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ゆうあいさん
私の知り合いもビードが落とせずに、スタンドへ直行したそうです(CB1300SB)。
やっぱりこのレベルになると難しいんですね。

先日のアクシストリートの時は、タイヤレバー2本で簡単に外れました。

しかし、ディスクグラインダーって発想が凄いですね!!

タイラップでの取付け方法は私も見てました。
いざとなったらこの方法で・・と思いましたが、やっぱり原2クラスは楽でしたね。

朝から午後2時まで・・、お疲れ様でした!
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NORIさん
お疲れ様です。
でかいタイヤの手組は結構疲れますよね。ちょっとしたスポーツ!?
私も昔から手組派なので、先日フェーザーのタイヤ前後を交換しました。
たまにしかしないのでコツがつかめて慣れた頃に作業終了なんですよ。そんで結構な労働です。
それから私はタイヤバランスは「静バランス」ではなくて、これだけは最寄りのバイクショップに持ち込み2輪用タイヤバランサーで「動バランス」を取ってもらいます。タイヤ持ち込みを受け付けてくれる所なら500~800円前後/1本でやってもらえます。
250cc前後までの車両はタイヤバランスは取りません。そこまで速度が上がる事は少ないのと高速巡航が少ないという理由からです。
それよりなにより、タイラップ技を知りませんでした。
今度やってみたいと思います。参考になりました。グラインダー技もイケてます!
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
すごいですね、手組みで大型車のチューブレスタイヤ交換とは...(@o@;

私は、リムを傷つけるのが嫌なのと古タイヤの処分があるので赤男爵任せです。

自分でやるのは原チャまでです。汗
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本田エプ朗さん
うわー…車も人任せでタイヤチェンジャーでやってもらい(笑)バイクもやってもらいましたが、すごいですね!自力はなかなか大変そうだと色々なサイトでみたような…
お疲れ様です!!
何でも出来るのですねー!!かっこいいです!
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
きたきつねさん、どうも!
私はKLEのタイヤが固くて、ホイルを痛めてしまいそうなのでバイク屋頼みです。
なんでOFF用とON用は同じバイアスでもあんなに固さが違うんでしょうね。
どっちもチューブなんだけどな?
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NINJA BAKAさん
スゴいことですよ。手で外して組むなんて。しかもチューブレス。大したものです!
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MugenRSさん
扁平率の高いSRに履いていたTT100GPとかKLRに履いていたビートの柔らかいオフタイヤは、手組してましたが、扁平率の低いチューブレスタイヤは一度ホイール傷つけてエア漏れしてからは、手組辞めました。
チェンジャーを自前で持ってる人が、羨ましい。
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Refさん
こんばんわ。
前から感じておりましたが、目的を達成するための段取り・準備等の計画をしっかり作成しておられるので敬服いたします。楽天的な行き当たりバッタリな私も少しは見習いたいと思います。
ところで、バランサーの台は机ですか?ツールも使い易いようにカスタマイズですね!(私は振れ取りしか使わないのでツルシのまま使ってます)
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きたきつねさん
杉さん:コンばんわ。早速のコメント、ありがとうです。
「車のタイヤがチューブ式だった頃」え。杉さんて、結構なお歳なのでしょうか。俺もスパイクタイヤを使った最後の世代&2サイクル自動車(ジムニー)経験者ですが、チューブタイヤは知らなかったです。
その世代の方は、普通に自分で車のメンテをしていましたね。俺も、そういう方からいろいろと教えてもらったものです。
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きたきつねさん
ゆうあいさん:ハンドルネームからついに「パパ」が取れましたね。子育て世代からの脱出、おめでとうございます。俺はまだまだスネかじられまくっています。
これまでチューブレスタイヤの交換はEZ-9、エリミネーター250をやりましたが、今回挑戦したBT023は肉厚で硬さもあるため、かなり難度が高かったです。自分でやってみて、心底思い知りました。
「ディスクグラインダー」ゆうあいさんも使いこなしておられますが、日曜大工ファンとしてはすぐ思いつく方法でした。ただ、タイヤ切断時にゴムが焦げる嫌なにおいが周囲に漂うため、近所に気を使う作業となりました。今後はできるだけやりたくない方法ですね。
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きたきつねさん
NORIさん:NORIさんこそビックバイクをまるまるレストアしちゃうところがすごいです。俺はタイヤ交換だけで心が折れそうですよ?
「ちょっとしたスポーツ!?」ゲロトレ並みの疲労感です。これは、他人にお勧めする技術じゃないですね。やはり文明の利器タイヤチェンジャーの力を使うことこそベストです。
「動バランス」タイヤのバランス取りで何度も試しましたが、どうもこんな簡易法では精度が信用できない感じでした。やはり、実際にホイールを回転させてブレを測定するほうが確実なようですね。
また今後も、いろいろなアドバイスいただけたらありがたいです。
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きたきつねさん
チバアヒルさん:「赤男爵任せです」賢明な判断だと、今は思います。
そもそも「おっしゃ、やったるぜー!」みたいな気持ちでのスタートではなく、行きつけのバイク屋がちょっと離れた場所にあって、タイヤ交換だけでも「代車、いるよね?」と言われたり、最寄りのウェビック契約店を検索しても見つからないという悪条件だったので「しょうがない、自分でやるか・・」というところからのスタートでした。
「リムの傷」リアはほとんど傷がつきませんでしたが、フロントは・・今後の日記で!
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きたきつねさん
本田エプ朗さん:「自力はなかなか大変そうだと」大変ですー。ネットで見たコメントは、ほとんど真実だと感じました。ただ、一度はやってみないと気が済まない性分なので。とにもかくにも、やってみたドタバタ日記です。
「何でも出来るのですねー!!」いえいえ、上のコメント通り、条件が良くなかったから自力でやったようなもので、近所に赤男爵の店舗があればおそらくお願いしていたことでしょう。新潟だと、空港近くですから。ちょっと距離があるので。
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きたきつねさん
キムさん:「OFF用とON用」OFF用はブロック部だけが肉厚で、溝部は薄くなっているのでエアが入っていなければ簡単にたわませることができますが、ON用は肉厚が均質な感じになっているので簡単にはたわまない(高速走行中でもぶれにくい)のではないか、と思います。
実際、オフタイヤはラリー向けのハードなタイヤでもこんなに苦労したことはありません。ナメてたわけではありませんが、大変な作業となりました。
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本田エプ朗さん
連投ですみません。
赤男爵…自分東(阿賀野川沿い)のお店でバリオス買ったので、もよりの赤男爵が一緒ですね(笑)
自分は古タイヤ処分がよくわからないよで、どちらにせよショップまかせな考えしか、浮かびません(笑)
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きたきつねさん
NINJA BAKAさん:NINJAさんの緻密な作業に比べ、まったく大雑把な作業っぷり、お恥ずかしい限りです。まさにガレージの格闘技!肉弾戦!体がもちませーン。
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きたきつねさん
MugenRSさん:手組みのリスクは様々ありますが、ホイールにできた傷からのエア漏れは俺も気になるところです。タイヤレバーをあまりこじらないように扱い、リムガードを装着しての作業となりました。そのおかげでリアはほぼ無傷。しかし、フロントは・・今後の日記で!
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きたきつねさん
Refereeさん:「目的を達成するための段取り」いやいやいや、買いかぶりすぎです。日記タイトル通りの試行錯誤で、むしろ「目的を達成するために手段を択ばない」というのが合っています。出たとこ勝負な楽天家ですよ。
バランサーの台はパンタグラフジャッキ2台を並べて、水平器で高さを揃えました。車庫内にあるものでできるだけやってみてます。
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きたきつねさん
本田エプ朗さん:赤男爵のお客さんでしたか。赤男爵のアフターケアの充実っぷりは定評がありますね。俺もたまに冷やかしで覗きに行くことがあります。
古タイヤ処分は、顔が利くガソリンスタンドだと安く引き取ってくれます。初日はリアタイヤもってったら、バイトのニーちゃんが処分料540円と言い、翌日フロントタイヤもってったらいつものおやっさんが320円でいいよ、と言ってくれました。そんなものです。
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杉さん
きたきつねさん どうも
ご回答。
そうなんです。私孫二人のおじいちゃんです。
スズキジムニー2スト、知っていますよ。RVブームの火付け役でしたよね。
私がトヨタ関連の企業に就職した頃は、GC10スカGや510ブルーバート、それにRT40コロナが新車販売していた頃でした。クラウンは90万円の時代です。
当時はマニュアルミッション全盛期。ワーナータイプだとかポルシェタイプだとか騒いでいましてね。コキコキ走っていました。
当時、新車展示会にトヨタファクトリーレーサーの川合稔が来られまして感激したものです。その後、トヨタ7のテスト走行中 事故で亡くなってしまい、とても悲しい出来事でした。小川ローザ夫人も嘆き悲しんでいました。
でも私ね、少年のつもりでバイクを走らせているんですよ。退職して時間がたっぷりあるので、気ままなバイクツーリングを楽しんでいます。バイク最高ですね。
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きたきつねさん
杉さん:拝見しております日記からはアクティブな感じを受け、変な話ですがお歳を感じる部分が少なかったもので。いいですね、いつまでも若い感性でバイクライフを楽しんでいるところが。俺も見習いたいです。
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Saiwaさん
初めまして、こんばんは。 井桁製作が参考になりました。また独自で中型バイクのタイヤ交換、本当にご苦労様です。

私は原2のスクーターのタイヤ交換を手組で行うことを計画中で、すべての道具や交換タイヤの入手中です。

自信がないため、行詰まったら車両購入先に依頼するつもりですが、先輩のきたきつねさん相談したいとおみました!

今後とも是非よろしくお願いいたします!
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きたきつねさん
Saiwaさん:コンにちは。ようこそです。
こんな適当なタイヤ交換の日記が参考になるかどうかわかりませんが、小排気量車だと十分いけますよ。ただ、スクーターの場合、ホイールが結構軟らかいのでレバーでこじったとき変形させてしまう恐れがあります。
なので、タイヤを外す作業は焦らず丁寧に作業することをお勧めします。
実際の交換にあたって、わからないことが出てきましたらメッセージからのご質問いただければご相談にのれますので、お気軽にどうぞ。
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