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ラスカルさん

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  2015年02月08日

4速化に向けて?ドナーエンジンの分解。

■車種名
HONDA CUB [カブ]
■Myバイク
空色号
■難易度
中級
さて、約一年半前にOHしたカブのエンジンも、
一部のやっつけ仕事が災いしたか、
オイル上がりらしい症状を呈しているので手を打とう。

現状搭載している50ccエンジンを、70ccの物をOHして換装する。
その際ミッションを3速から4速に変更しようと云うのがミソなのだが、
はてさて?


ドナーとなるエンジンは、随分前に入手しておいた6V最後期の物らしいエンジンで、
エコノパワーエンジンの初期の物だろうか?
エンジンナンバーを手元の資料で照会すると、
どうやら82年式C50SDXの物らしいのだが・・・。

このエンジンは自ら車体から取り出したものなので、そのカクカクしていたデザインの車体の記憶から、
ほぼ間違いないだろう。
走行距離はメーターを信じるならば、5839kmなのだが・・・。

早速先日補修したエンジンスタンドに固定する。

エンジンオイルを抜いていく。

量、色共に問題は無い様だ。

ヘッドから分解開始。

ボルトのコンディションも良好。
多分、メーターの走行距離は信じていいのだろう。

カム周りの潤滑を司るオイルラインが、
以前OHしたC50M3エンジンとは違うようだ。

作業のし易い様にエンジンを立てる。

やっぱりスタンドを補修して良かった。

またまた新たな発見。

カムの支持部分が、ベアリングになっている。
以前のM3ではベアリングレスだったが、高回転のフリクション低減より、
低回転でのフリクションを嫌ったエコノパワーエンジンだからだろうか。

あっさり外れたヘッド。

コンディションも悪くは無いらしい。
まぁ、このエンジンはセルも付いていない事だし、
OHするつもりはないのだけれど。

以前はここまで来るのにも一苦労だったが、
固着ボルトが無いだけで非常に作業がはかどる(笑。

・・・っと、あれれ?
Oリングが何やら妙な事になっている・・・?

それにこれは液状ガスケットの跡?

確かにこのエンジン、
走行距離の割にオイル漏れの跡らしい黒い汚れが目立つが・・・。
はて、どう診た物か?

例によって、
保管していたDVDのスピンドルケースの蓋で部品を分類。

これが便利なのですよ。

続いてスタッドボルト抜きだが・・・。

ここまで順調すぎて怖いくらい。

以前作業したM3エンジンは、
全部が全部固着ボルトだったから・・・。

と思っていたらやはり、固着ボルトだー!

錆びてるぅうぅぅ・・・。

だが、潤滑油を吹き、
ヒートガン代わりのヘアドライヤーで温め、
慎重に力を掛ければこの通り!

ふ、伊達に以前のOH作業で苦労はしとらんて。

それにしてもエンジンの中だと云うのに、
何故にこんなに錆びが・・・?

続いてピストンピン抜き・・・。

って何故にこんなに?!と云うくらい固かった。
別段焼き付いている訳では無かったのだが。

と、ワシとした事が・・・。

スタッドボルトに手こずっているうちに、
ケースの縁でやっちゃったのだろうか?
ピストンの腹に傷と凹みが・・・。

まぁ、このピストンの再利用はもちろん、
OHも前提としていなかったので問題は無いが・・・、反省。

流石にエコノパワーエンジンだからか?
M3エンジンに比べれば随分と近代的なデザインに進化している。

ピストン裏のオイルの焼け具合も、
酷かったM3に比べれば健康でしょう。

さて、お次はフライホイールを抜くのだが・・・。
アレ?

NOッ!!

フライホイールプーラーの固定に21mmのスパナが必要だとッ?!
・・・、持ってません。

日を改めて買いに行くことになりましたとさ。

そんな訳で予定変更。

クラッチ側から分解。
此処も固着ボルトは一つも無し。
快適快適♪

と、思ったらケースカバーが固着しておりましたとさ・・・。

普通に叩いてもどうにも取れぬので、
プラハンとセットハンマーの合体技で対処する事に。

流石はセットハンマーの重さ。

難無く外れた♪

うーぬ、オイルのコンディションは悪く無いと思っていたが、
この沈殿物を見るにそうでもなかったか?

オイルストレーナー室の内部には、
繊維屑のような物が一杯になっており、
まるで海苔の佃煮の様なヘドロの様な物が詰まっていた・・・。

さー、気を取り直してクラッチ行こうかー。

この辺りの作業は慣れたモノなので、何ら不安は無い筈、
・・・ってアルェ?!

ホルダーを噛ます穴が無い・・・。

日を改めて、
ユニバーサルプーリーホルダーを入手する事になりましたとさ・・・。

さぁ、21mmのレンチとユニバーサルプーリーホルダーを買ったぞ!

これでもう、つまづく事は無い筈ッ!!

ふふふふふ、インパクトさんとの合わせ技で難無くクリアだ。

ここで発見。

4本ある皿ビスのうち1本がナメかけていたので、
以前、少なくとも此処まではエンジンが開けられていた事の証と診る事が出来る。

クラッチ内部の遠心式オイルフィルターも、
少なくともメーターを信じるなら5000kmの内に一度は掃除されていたらしく、
以前見たM3や70ccのMZエンジンよりは遥かに綺麗なもの。

新たな発見。

クラッチロックナットの緩み止めワッシャの爪が、
全て曲げられている。

ロックナットの溝にどれか一つだけ曲げて掛かっていれば良いのに、
全て曲げられた上に重要な部分の爪が折れている。
ロックナットを外す際に、何かタガネの様な物を掛けて叩いた様な傷もあるので、
以前作業を行った者は余程の素人である事が窺える。


そうは云っても、全体のコンディションは良さそうなんだが・・・。

然してやはりと云うか、
このロックナットもバカトルクで締め付けられていた・・・。

普通にインパクトさんで叩いても外れず、
仕方が無いのでラチェットで無理はしたくないが、
アームを横から叩く事で外した。

さて、今後は未知の領域に近づきつつあるが・・・。

この、星形のシフトドラムの駆動カムが、
4速ロータリー式ミッションの証。

リターン式ならば歪な雲形になる筈だが、
ロータリー式で4速からニュートラルに一気に落とせるミッションなので星形なのだろう。

右側クランクケースカバー内、準備完了。

さぁ、ワシとしても未知の領域、
フライホイール外しとクランクケース割りに挑戦しようじゃないか!

ここもやはり厳しい締め付けだったので、ハンマーでアームを叩く作戦に。

続いてフライホイール抜き。

だが、アレ・・・?
虎の巻には、明確な手応えで抜けて来る様な書き方なのに、
いやにスルスルと抜けて拍子抜け。
これでは素手でも抜けたんでは・・・?と思うくらいに、あっさりと。

続いてステーター外し。

まさかセル無しのモデルの方から先に、
フライホイール外しを経験する事になるとはなぁ・・・。

左側ケースカバー内、準備完了。

ここからはボルトに干渉するので、
エンジンスタンドは外さざるを得ない。

ケース固定ボルト外し。

ここも固着ボルトは一本も無し。
素晴らしい!

だがしかし、ケースがいくらプラハンで叩いても外せない・・・。

仕方が無いので、急遽余計な出費になったが、
ディスクブレーキセパレーターツールを入手。
コイツで、あくまでも無理はしたくないが、
内側からじわじわケースを開いてゆく事にした。

とはいえ直接シリンダー用ボアに噛ます訳にもいかないので、
かまぼこ板を適当な大きさに切り出して当てモノとし、
この内側から押し開いていく事にした。

それにしてもこのツール、
まさにこの使用方法を前提に開発したとしか思えない。

かまぼこ板とコンロッドの隙間にジャストフィットして、
完璧にセットする事が出来た。
あとはじわりじわりと開いてゆくだけ・・・、ピシピシ言うのはかまぼこ板だよね?

ピシピシと言う音に神経を尖らせながら作業暫し、
かまぼこ板がかなり凹んだところで放置して、
もう一度作業開始しようと見ると、板の弾力の所為か、
少しづつケースが開いてきた・・・。

クランク方面からばかり開こうとすると、
ケースが歪んでしまうと思われたので、
唯一他にツールを掛けられそうな所である、
ステップ固定用ボルトの基部に板を掛けて、セパレーターツールを回す。

此方もみしりみしりとケースが開いてゆく・・・。

とうとう開いたクランクケース!

これで4速ミッションが手に入る・・・。
しかし此処で心配事も発生。

ミッションシャフトのケース側の受けに、
全てベアリングが噛まされているのだ。
現代ならば当たり前だが、移植予定のMZエンジンには片側だけベアリングと云う仕様。
これに上手く嵌るのか・・・?
詳しい事はMZエンジンを開いてみない事には判らないか?

クランクをDVDケースに安置。

外す際にクランクをお手玉して、床に落としてしまったのは内緒だ!

ミッションASSYを摘出成功。

・・・成功?
実はシフトドラムの固定ボルトを外す際、
シフトドラムの供回りをドライバーで防いで手が塞がり、
ボルトが緩んだ瞬間にミッションの半分近くを落としてしまった・・・。

虎の巻にある4速ミッションの組換え図を参考に組み直したが、
上手く組み直せているかどうか・・・。
失敗ならば、苦労が水の泡?
危ねぇ危ねぇ。
取り敢えず知恵の輪は得意な方なので、大丈夫・・・かな?

クランクとミッション、
ケース分割用ツールを保管して終了。


あとはドナーエンジンの洗浄と組み直し等あるが、
これは特に記すまでも無いと思うので後日。

この後はOH用の70ccエンジンを丁寧に分解、吟味して、
今回のミッションパーツの流用が可能かどうか判定する必要があるが・・・。
結果が出るまで、今からハラハラしてしまうな・・・。
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