杉さんのツーリング日記 「カメラに収まり切れないぞ! 西蓮寺・千年の大銀杏」

朝の気温8℃、風が冷たく寒いです。

バイクは10℃以下になると修行のようでムリ、車でぬくぬくと行くことにしました。

今日は午後から曇るらしいので、写真を撮るなら午前中が勝負、いつもになく早く目が覚めたので出発です。

時間に余裕があるので、成田街道(51号線)の景色を眺めながら行きます。

千葉市を抜け少し走ると北総台地、日も高くなったが気温は7℃、家を出た時より低くなっている。

この辺りは「内陸性気候」だとか、海辺と違い寒暖差が大きいらしい。

今日は車だから車内はポカポカ、だがバイクで走る強者もいました。

順調に走り佐原の町に入りました。

道路脇に鰻屋さんがある、ここの名物はウナギ 老舗の味が楽しめます。

そこから間もなく利根川、水郷大橋で渡るも素晴らしい眺めです。

いよいよ茨城県に突入、そこは霞ヶ浦と太平洋に挟まれた行方(なめがた)台地、

田んぼが広がる広大な農地、米は勿論のこと サツマイモの一大産地でもあります。

霞ヶ浦沿いに走っていると喉が渇いたので、コンビニに寄り お茶とコーヒーを購入、

若い女子店員さん、アルバイトの女子高生かな?

「nanacoですか? 画面をタッチして カードをかざしてください」と、

すると 画面にnanacoの絵が、つい そこへカードを かざしてしまった!

それを見ていた店員さん、「いえいえ そこじゃなくて カードリーダーの機械へ かざしてください」だと、

いやいや 年寄りはイヤだね、というと、

店員さん「いえいえ 40くらいに見えますよ、まだ若いじゃないですか・・・」と慰めてくれる。

嬉しいお言葉、これで茨城県の好感度がアップしました。

そこから少し走ると西蓮寺の境内に、時刻は午前10時半です。

だが想像以上の人気で既に満車、20分ほど待ち ようやく停められました。

(ここに来たのはキムさんからの情報によるもの、彼も来るというが見当たらない、午後かな?)

では待望の大銀杏へ、

仁王門を潜ると参道は平たん、お年寄りにも優しいお寺です。

そして本堂前にやって来ると 大銀杏が、

皆さん「おおっ!」と思わず叫んでいる。

全員 カメラマンに変身、そこはあまり広くないので 順番待ちの状態だ、

では わたくしも、

だが デカすぎて カメラに収まり切れないぞ、

樹齢千年、高さ27mという巨大な銀杏、まさに圧巻!

ならば次は スマホで縦に撮影、これならギリ大丈夫、

その画面を見ても、黄金に輝く境内 素晴らしいです。

だが スマホは青も黄色も 色が強調されているように思える。

どうやら 綺麗に見えるようプログラムされているのかも、

イチョウは 葉が鴨の足に似ていることから 中国では「鴨脚」というらしい。

発音は「イチャオ」、それが日本に入り「イチョウ」と 呼ばれるようになったとか、

さすが中国、大国です。

境内は落ち葉で 一面 黄金色に染まっている。

踏んでは勿体ないが柔らかく格別、これぞ秋の感触です。

では 跪いてローアングルで撮影、落ち葉のフワフワ感がたまらない。

すると若い女性たちもスマホを地面に構え撮影、その画像を見てニンマリ 満足の表情、

見るだけでも楽しめるが、カメラがあると お出かけがより楽しくなります。

だが、一眼レフも コンデジも スマホも、画像の違いが分からない、

もう一眼レフはカッコだけ、これからはスマホだけで十分かも、

では水瓶を一枚、だが午前中はこんな状態、

午後になれば 日が当たり、青空と黄色いイチョウが綺麗に写り込むかも、

だが 今日の午後は曇る予報、ならば撮影はこれにて終了です。

時刻は午前11時半過ぎ、さて これからどうしよう、

成田でジェット機でも撮影しようか?

だが妻は体調を崩し投薬治療中、ちょっと心配なので 昼食して帰ることにします。

来た道を戻り 成田にやってきました。

成田山新勝寺の参道に行ってみると、いつの間にか車は通行禁止になっている。

名物の「鉄砲漬け」を買いたかったがパス、迂回して佐倉宗吾霊堂へ向かいます。

成田から6~7km走ると宗吾霊堂前、そこに目的の甚兵衛そば があります。

店員は全員 愛想のいい おばちゃんたち、客の心を和ませてくれる接客のプロです。

ここで呑む酒は格別、だが車なので蕎麦のみ、

のど越しのいい蕎麦と、甘めのタレがよく合う、毎度ながら美味しい!

また、新鹿沼の「やぶそばも」も絶品、互角の旨さです。

今日はイチョウの鮮やかさと 老舗の味を堪能、目と口も喜ぶ満足の一日になりました(171km)

おわり