杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「八ヶ岳ビューロード／佐久･駿河･箱根ツーリングNo.6」

道路は片側1車線だが、全舗装なのでツーリングバイクでも問題なし、

大きくカーブを幾つか過ぎると ヘアピンカーブに、

そして更に走ると、「八岳の滝」と書かれた標識を発見、

時間もあるし ここは初めてなので立ち寄ってみることにします。

細い山道で多少荒れているが 一応舗装路なので 難なく到着しました。

ここが滝の入口、

バス停があり 車も数台来ている、けっこう有名な滝なのかも、

だが 駐車場はかなりの下り斜面、これは危険だ!

倒したら大変 石ころを探しストッパー代りに、

それでは 森の中を歩きます。

遊歩道が設けられており歩きやすい、しかも落ち葉が積もりなかなかの風情です。

右手は沢、滝の水が流れているのかも、じつに清々しい!

更に進むと沢は激流に、滝の音も大きくなり 期待も高まります。

急斜面を登ると見えてきました、これが八岳の滝(やたけのたき)、

落差10mを超えるという壮観な滝は、断崖も迫力が感じられます。

滝の前では 三脚で写真を撮っているおじいさんが いらっしゃいました。

カメラは高級一眼レフ、帰って奥様に自慢するのかも、

それでは「八ヶ岳ビューロード」に戻り 東へと走ります。

ここは尾根の上、見通しがよく八ヶ岳連峰が目の前に見られます。

まさにビューロード、バイクを止め 写真を撮りたいくらいだが下り坂、危ないので諦めます。

その先はヘアピンカーブ、直線、S字カーブと一気に走り抜けると、「松原湖」に到着です。

そこには桟橋があり 皆さん釣りをしている。

釣れるのはヘラブナ・ワカサギ・バス、特に冬は氷上のワカサギ釣りが人気らしい。

ここは松原湖の南側、それでは八ヶ岳が見られる向こう岸へ移動します。

観光案内板によると、湖畔にはキャンプ場やアスレチックなどがあります。

そして冬はスケートセンターもオープン、穴釣りもあるのでオールシーズン楽しめる松原湖です。

やって来ました北側の湖畔、今日の湖は凪、湖面は水鏡となり 木々や水草が綺麗に映っています。

また、湖越しには八ヶ岳連峰が一望、

最高峰の赤岳 (2,899m)、そしてロープウェイと坪庭で人気の横岳などの大パノラマ、

天候にも恵まれ 素晴らしい景色が見られました。

湖畔には遊歩道が整備されているので、少し散策をしてみます。

少し歩くと湖畔に諏訪神社や弁財天などの神社が9社もある、

こんなに たくさんあるとはビックリ、

どうやら 松原湖は神様たちが住む湖といわれているらしい。

また 童謡「北風小蔵の寒太郎」の歌碑もありました。

♪北風小蔵の寒太郎 今年も町までやって来た ヒューン ヒューン ヒュルルン ルンルンルン・・・

1974年(48年前)には、堺正章さんも歌っていました。

作詞したのは井出隆夫さん、

松原湖で過ごした少年時代を偲び作詞したという。

三度笠に縦縞模様のマント姿で冬を旅する「北風小僧の寒太郎」、親しみを感じたものでした。

さて 今日はどこで泊まろうか?

地図を見ると この先で大きな町は山梨県の甲府、そこで一泊することにしました。

それでは 松原湖とお別れです。

JR小海線に沿って佐久甲州街道(141号線)を南下し、高原野菜の一大産地・野辺山へ向かいます。

つづく