杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「秩父路へ／3泊4日 佐久･駿河･箱根ツーリングNo.1」

1日目 青梅から山並が美しい有馬ダムへ

まずは いつもより早起きして支度、外を見ると小雨だ!

予報士の話では 曇りから晴れだったのに、またミスったのか、

宿は予約してないし 中止しようか?

だが これを逃すと、当分ツーリングは出来そうにないので、決行することにしました。

カッパを着るほどの雨ではないので、春秋用メッシュジャケットを着用、

それでは首都高が混む前に通過したいので、早朝6時半 出発、

道路は水たまりが出来ている、気分は微妙です。

家を出て間もなく東関道・湾岸習志野IC、ETCゲートを通過 一気に加速して本線に合流、

今日は水曜日、平日なのでトラックが多いが スムーズに流れています。

そして首都高へ、いつもながら箱崎で合流渋滞、その先の新宿線は まずまずの流れで 中央道へ乗り継ぎました。 

その頃になると 青空が広がるいい天気に、

これはいいぞ、今日は素晴らしい景色が見られるかも、期待が高まります。

そして家から75km、石川PAでひと休み、

これからのコースを検討します。

八王子~有馬ダム~秩父(埼玉県)~十石峠~佐久平(長野県)と 進むことに決定、

それでは次の八王子ICで高速を降り、滝山街道(411号線)を行きます。

しかし ここは毎回ながら激しい渋滞、今は秋だからいいが 夏は暑くて地獄、

そして しばらくすると道の駅・滝山があったので 腕を休ませます。

ところが 以前来た時より綺麗になっている、リニューアルしたのかな、

そうだ、お昼は弁当を買って どこか景色のいいところで食べよう。

売店では 野菜や果物が照明に輝き、どれも新鮮に見える。

だが弁当は見当たらない、これは残念!

すると、珍しく酒まんじゅうが売っている、これは好物なのでお買い上げ、

レジへ持って行くと、お姉さん「お支払いは 精算機でお願いします」という。

今の道の駅はハイテクだ、コンビニ並みになってきた。

お姉さん曰く、「今はお金を持たない人が増えましてね、キャッシュレスの精算機を導入したんですよ・・・」だと、

そして「現金 持ち歩くのは昔の人だね」と言うと、

続けて「これじゃ子供たち お金の有難味が分からないですよね・・・」と フォローしてくれる優しいお姉さんでした。

それでは出発、滝山街道をしばらく走ると青梅の町、

そこから走るは青梅秩父線(53号線)、この辺りは のどかな山村の風景が続いています。

すると 前方左手に神社らしきものを発見、ではここで休憩にします。

石段を登ると、小さな「下名栗・諏訪神社」がある。

案内板によると、江戸時代に この村の鎮守として祀られたという。

ここの地名は中西、地元では「中西のお諏訪様」と 呼ばれています。

どうやら総本社は、長野県諏訪市の「諏訪大社」だとか、

また、江戸時代後半に「獅子舞」が伝授され、埼玉県の「無形民俗文化財」に指定されています。

案内板によると、例大祭には保存会の皆さんで「獅子舞」が奉納されるという。

その会員は 何んと100人を超えるというから驚き、地域にとって大切なものらしい。

ここでは 三人一組で舞う「三匹獅子舞」と いうものだとか、

広場いっぱいに動きまわるダイナミックなもの、真剣を使う太刀遣いの所作など 見事なものだといいます。

それでは青梅秩父線(53号線)を更に北上、

そして「有馬ダム」の標識に従い 細い道を登って行くと、巨大な土手が見えて来ました。

これは入間川の治水と水道用水のために造られたというロックフィル型ダム、

砂や砂利を積み上げたものだとかで、ダムといえど自然に溶け込んでいます。

ここは堤防の上、車やバイクで通行できるため 休日には多くのライダーも集まります。

巷ではライダーの聖地と呼ばれているらしいが、今日は平日 バイクは2台のみで静かな湖です。

これは「名栗湖」、美しい山並みと青い湖、素晴らしい景色です。

湖畔には周遊道路があるので 有間渓谷やカヌー工房、そして釣り場へと巡る家族ドライブが人気だといいます。

特に沢を利用した釣り場でのマスの掴み取りは、子供たちの最高の笑顔が見られるとか、

それでは 道の駅で買った酒まんじゅうをいただこう。

意外に小ぶり、物価高騰で実質 値上げしたのかも、

でも ふかふかで酒まんじゅう独特の味わい、最高でした。

さて、これからどうしよう? 地図を見て検討します。

この先 山伏峠を越え秩父へ、

そして 志賀坂峠と十石峠を越え、長野県の佐久平へ向かうことにしました。

だが 難関の十石峠は無事越えられかな?酷道だというが挑戦します。

つづく