杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「神秘的な美しさ 赤城小沼／上州･信州ツーリング No.24（改訂版）」

7日目 赤城裏ルートへ

では「大沼」を一周してみよう。

湖畔は秋たけなわ、皆さん 秋の一日を満喫しているようです。

これは赤城山が噴火して出来た火口湖、今は青い水をたたえ群馬のレジャースポットになっています。

特にキャンプとボート、そしてミニ登山が人気らしい。

すると 駐車スペースがあったので ひと休み、

そこへ車が一台やって来た、トヨタのガイアです。

年配のご夫婦は バックして駐車、

すると「バーン」と、打ち上げ花火が 炸裂したような爆音が、

二人は急いで車から降り後ろへまわると、バックドアガラスが粉々に!

どうやら、斜めに突き出た木の枝に 気づかなかったようだ。

それにしても凄い音がするもんだ、

山では とんだ伏兵が潜んでいるので 気を付けましょう。

今日は晴天、山の紅葉は枯葉が目立つものの 赤城の秋景色が堪能できました。

沖合ではボートで釣りをしている。

大沼では9月から「ワカサギ釣り」が解禁です。

冬は穴釣りのテントがたくさん見られ、また湖上スケートも楽しめるといいます。

では、下山して前橋の町歩きをしてみようか。

帰りは南面の裏街道・大胡赤城線(16号線)を走ります。

大沼を出ると間もなくヘアピンカーブがお出ましだ、

その先はS字コーナーと中速コーナー、バイクには楽しい道路です。

すると、左手に「沼」が見えて来た。

山に囲まれ神秘的な感じ、水は淡いブルー 心惹かれる美しさです。

看板の前で、姉さん方が「これが小沼だよ」と指している。

どうやら「小沼」と書いて「この」と読むらしい。

伝説によると、「小沼」は 赤城山の仁王さんが、中禅寺湖の水で造ったとか、

右手で投げた水が「大沼」に、左手で投げた水が「小沼」になったといいます。

云い伝えによると、

むかし むかしのこと、赤城の豪族(道元)には、16歳になる娘がいたと、

ある日、娘はお供を連れて 赤城山へ参拝に出かけました。

そして「小沼」にやって来ると、娘は水が飲みたいという。

そこで駕籠から降ろすと、突然 水中に引き込まれ 沼の主(龍)になってしまった。

悲しんだ「道元」は、娘の命日に 重箱で赤飯を供えたと、

すると、翌日には空の重箱が戻ってきました。

16歳の娘が小沼のそばを通るときは、身代わりに鏡を投げ入れたという。

その伝説から、ふもとの村では「16歳の娘は赤城山へ登るな」と云われているとか、

ここは赤城の裏ルート(16号線)、細い道で急坂が続いている。

路面は所々荒れているので ギヤダウンして、ゆっくり下ります。

ヘアピンカーブを幾つも曲がると、前橋市街の大パノラマが見られました。

その先も急カーブが延々続いている、100カーブ近くありそうだ。

麓からは赤城八巻道路(353号線)を西へ走ります。

ここは町並みと 高原野菜の畑も見られるパノラマロード、空気も新鮮で気持ち良く走れます。

すると 道の駅が見えてきたので、ひと休みします。

入口にはテーブルと椅子が設けてあり、ツーリングの休憩や軽食にも便利です。

時刻は午後1半、焼きそば・メンチ・みそこんにゃく 満足でした。

そして 市街地をしばらく走り、前橋にやって来ました。

時刻は午後2時、チェックインには早いので市内を散策します。

聞くところによると前橋県庁は高層ビル、32階の展望ホールからの眺めが素晴らしいというので ぶらぶら町歩きをします。

つづく