新しくなったプロフ画面を充実させてウェビ友を作ろう!

0000111access

1706101830110M.jpg

チバアヒル(令和の馬笑)さん

ステータス

日記投稿件数
1040件
インプレ投稿件数
33件
Myバイク登録台数
2台
ウェビ友
100人

奥のカブ道を往く♪...(13)三崎~有耶無耶の関~象潟~鳥海山~酒田

走行距離
82km

12:30 鶴岡から酒田を経由して三崎で休憩です。

まだここは山形ですが、秋田のババヘラのお店が出ていたので、思わず買いました。1ヶ200円♪

三崎は、古代有耶無耶の関

秋田側にも近世有耶無耶の関があります。

有耶無耶の関の由来は過去に何度かツーリングで立ち寄って、その日記でも有耶無耶の意味の説明しているので、ここでは省略します。

 

 

13:00 象潟 蚶満寺

 

芭蕉たちは、元禄2年6月16‐17日と象潟に滞在しています。

ここ蚶満寺にも芭蕉さんがいました。(^^;

 

ここで詠まれたのが、

象潟や 雨に西施せいしが ねぶの花

翻訳:象潟に降る雨にねぶ(合歓)の花が濡れる姿は、中国の絶世の美女・西施が憂いにまぶたを閉じてうつむいている姿のようだ

汐越しおこしや 鶴はぎぬれて 海涼し

翻訳:汐越の浅瀬に鶴が舞い降りた。その脛が海の水に濡れて、いかにも涼しげだ。衣が短くすねが長く見えているのを「鶴はぎ」と言うが、まさに鶴はぎの様子だ。

象潟や 料理何食ふ 神祭 (曾良)

翻訳:象潟では熊野権現のお祭りが行われていて、ここではどんな料理が食べられているのだろうか。

波越えぬ 契りありてや みさごの巣 (曾良)

翻訳:波が飛びかかってきそうな危うい岩場に雎鳩(ミサゴ)の巣があるが、決して雎鳩夫婦の巣には波は届かないであろう。

さて、芭蕉はおくの細道で、象潟を次ように評しています。

「俤おもかげ松島に通ひて、また異なり。松島は笑ふが如く、象潟は憾む(うらむ)が如し。寂しさに悲しみを加へて、地勢 魂を悩ますに似たり。」

翻訳:象潟は松島と似た景色だが、松島は笑っているようだが、象潟は憂いているようだ。

 

曽良の日記では、...象潟に向かう道の描写で「ウヤムヤノ関成ト云。此間、雨強ク甚濡...」と言っているのと、「象潟や 雨に西施せいしが ねぶの花」でも雨と詠っていることから、松島では晴だったのに象潟では天気に恵まれなかったことも関係しているかもしれません。

 

なお、象潟は写真にあるように田んぼの中に小山がポツリポツリとありますが、芭蕉が訪れた元禄2年頃は海の中に小島が浮かぶ、松島のような風景であったそうで、文化元年(1804)の象潟地震で一気に隆起して今の姿になったそうです。

14:00 象潟からはおくの細道とルートを外して、鳥海ブルーラインを走りました。紅葉がいい感じでした。

ただ、鳥海ブルーラインの勾配は90カブにはきつくて、ほとんど2速のままルート頂上の鉾立展望所までの15kmを走りました。

2速全開でエンジンが焼けるかと思いましたが、カブは意外にも平気で登り切ってしまいました(+o+)タフや~~~♪

15:30 酒田市日和田山公園 ここにも芭蕉さんがいました(^^;

 

元禄2年6月14日 羽黒山から象潟に向かう途中、芭蕉たちは酒田に泊っています。ここで詠んだ句が、

あつみ山や 吹浦かけて 夕すヾみ

翻訳:「あつみ山」と名前からして暑さを思わせる山から、涼しい風を思わせる吹浦の地を見下ろすのは、しゃれた夕涼みだ。

ところで、このあつみ山がどこの山なのかが問題となります。通説としては鶴岡市南部の温海岳とされていますが、酒田から見ると吹浦と温海岳は南北真逆で景色が一致しないという矛盾があります。別説としては酒田から見ると吹浦の向こうにあるのは鳥海山で、鳥海山は別名「飽海の嶽(あくみやま)」と呼ばれていたので、暑い夏の日の山にかけて意図的にあつみ山と書いたのではないかと思われるので、地理的整合性からも私はこちらの方が理にかなっていると思います。

暑き日を 海にいれたり 最上川

翻訳:暑い日だった今日の夕日が最上川によって海に流し込まれ、沈もうとしている。一日も終わりを迎え、やっと涼を得られることだろう。

16:30 酒田名物 満月のワンタンメン

おくの細道をたどる今日の予定も終わったので、ホテルに入る前に早めの夕飯にしました。今日はお昼ご飯を食べるのを忘れてました(^^: 道理でお腹が空くわけです。汗

 

時間が時間なので行列していませんでしたが、普段なら大行列のお店です。

イリコの効いた?たっぷり麺(満月は並で1.5玉分)のワンタンメンで今日の一日を締めました。いやぁ~~~美味しかった(^q^)

10月16日は酒田のルートインホテルに泊まりました。

 

明日10月17日は新潟に向かいます。

コメント(全24件)

たかぴーさん
ババヘラアイスは昔はよく見かけていましたが最近めっきり見ないですね〜(^^;

江戸時代にも地震、噴火と天災はつきものだったんでしょうかね?
日本列島の成り立ちにも関係はありそうですけどね(^^;
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
九州にもババヘラアイスはあったんですか? 秋田県の専売特許だと思ってました(^^;
  • (0)
  • 返信
おっぺけさん
あらら、いつの間にか日本海に!

また、今週行きますよーー(^^♪
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
今週は寒いのでババヘラアイスはもう閉店しているかもしれませんね。(^o^)
  • (0)
  • 返信
シェフさん
大昔有料の時は登らずに、無料になってから登った鳥海ブルーラインの景色は凄かった!もう3年も前・・・
象潟が昔は海で松島のように小島が点在してた景色が理解できる地形ですよね・・・
ババへらが今の時期にも!笑。夏の岩ガキが秋田が出始めなのですが、今では大きいのが無くて高くなっていて
前回はあまりのも高かったので食べるのやめました!
芭蕉さん達が行った時はまだ海だったんですね! 1667292327546M.jpg
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
有料だったころの鳥海ブルーラインは、二輪でも3千円くらいするとても高い有料道路だった記憶があります。(^^)
私も無料化してから頻繁に走るようになりましたが、もし今の時代に仮に4000円と言われたら、走らないと思います。
  • (1)
  • 返信
NINJA BAKAさん
芭蕉と曾良がたどった足跡を、一つ一つ丁寧に巡る旅。奥の細道を読みながら、彼らが感じたものをチバアヒルさんの観点から解説してくれるから、更に面白い!
こんな解説を学校の先生がしてくれたら、みんな古文の面白さを知るのに。
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
私も高校時代は、古典と歴史は大嫌いでした(--)
大学で社会学をかじってから、社会学的観点でものを見るのを覚えて、古典や歴史も社会学的切り口でみると、いろいろな面白さがわかってきました。♪
そういう味方をすると、ツーリングもまた違った趣を感じるようになります。
  • (1)
  • 返信
軽量化以上に体重が増えたさん
総じて緑豊かだ
逆を返せば人が住んでない(+o+)
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
日本海側は、東北も山陰も、景色も家並みもほとんど同じ感じです。(^^)
  • (0)
  • 返信
toshiさん
日本海側に抜けたのですねd(>_・ )
当時の工程としては驚愕しますね。
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
芭蕉は江戸の家をひき払って、東北まわりで岐阜大垣に住む予定でおくの細道に出ているので、必然的に日本海側をまわるルートとなります。
みちのく最後の歌枕の地が象潟なので、ここだけは外すわけにもいかなかったので、酒田から秋田に北上したようです。
しかし、そのおかげて疲労と夏バテで参ってしまったようです。(^^)
  • (0)
  • 返信
パチ10(パチ屋でどれだけ足掻こうと結末は変わらない・・・・・ )さん
ブルーラインの紅葉がとても綺麗ですね~♪ カブは頑丈なのも
ココを走ってよくわかったんだねー(笑)

〆のラーメンも美味しくいただけたようで良かったですね~♪
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
鳥海ブルーラインは紅葉真っ盛りでした♪
いやはやカブは頑丈でした(^^)v
  • (0)
  • 返信
ピロンさん
この一週間前、同じところでババヘラアイス売ってるのを見ました。
象潟が松島のような景色だったとは、知りませんでした。
似てる様でも対比しているのは分かるような気がします。
表日本と裏日本や山陰と山陽では、気候や雰囲気が違いますからね。

あつみ山=飽海の嶽説、これまたなるほどです。
実際に酒田から温海岳は見えないと言うか識別出来ないと思います。

満月は行列が嫌で一度も食べた事がありません。
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
そろそろ気温的にもババヘラアイスの時期は終わりでしょうね。今週また酒田秋田方面に大型バイクで行く予定してます。(^^;
象潟は、あそこが海だったと言われるとにわかには信じられませんが、今回、裏道を走り回って象潟を見下ろせる良いビューポイントを見つけました。♪
  • (0)
  • 返信
ゴリフさん
チバそごうだか船橋東武だかの物産展に
カップ入りのババヘラアイスが出てて妻が買ってきましたが、
そういう売り方をしたらババヘラアイスではなく
ババヘラタイプアイスとかババヘラ風アイスですね
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
ババヘラアイスは通販もしているみたいなので、カップ入りで売っているんですね(^^)
でも、婆がヘラで盛り付けていないとババヘラとは呼んでほしくないですね。
  • (0)
  • 返信
くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
象潟の隆起は、僅か200年前くらいの出来事だったのですね(・_・;
地球の歴史から見たら、ほんのちょっと前って感じですね(^◇^;)
  • (0)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
46億年の地球の歴史からすると200年はまばたきにも足らない時間ですね(^^;
  • (1)
  • 返信
ぷっちゃまんさん
おお、ババヘラアイス !
秋田で雪のふるなか(4月)たべました。..美味しかったな。
鳥海ブルーラインはツーリングによさそう!
ワンタンメンも美味しそう(o^~^o)
  • (1)
  • 返信
チバアヒル(令和の馬笑)さん
ババヘラは、原則4月下旬から10月末が営業期間で、天気気温の模様で開店閉店のタイミングは臨機応変にしているらしいです。
鳥海ブルーラインのほかに最近は鳥海グリーンラインというのもできたらしい。(^^)
  • (1)
  • 返信