杉さんのHONDA CB400スーパーフォア ツーリング日記 「Ｃａｎ-Ａｍ スパイダーＲＴ／越後路ツーリング NO.3 (改訂版)」

月夜野大橋から5~6km走ると、太助の郷(たすけのさと)がありました。

休憩を兼ね立ち寄ってみると、農産物直売所には地元の野菜や果物が所狭しと並べられている。

そのほか民芸品などもあり、地元の人はもとより 観光客も買い物をしています。

店内を見ていると、どこでも売っているシイタケが無い。

係員によると、福島の原発事故で放射能被害があり 路地物は出荷禁止だという。

こんなところにまで被害が及んでいるとは 驚くばかりです。

隣は太助資料館です。

彼は江戸に出て炭の販売で豪商に、そして公益事業に力をそそいだ郷土の偉人、

その関係か、直売所では村の特産品として 木炭や竹炭を販売していました。

その先は湯宿(ゆじゅく)、関東と越後を結ぶ三国街道の宿場町として栄えた温泉地、

温泉は1200年の歴史を誇り湯治で人気だとか、だが相当 熱いらしい。

また 沼田城主の真田信之が、関ヶ原の合戦の疲れを癒すために訪れたという名湯です。

更に走ると赤谷湖記念公園がありました。

湖面に群馬の山々が映るというが、あいにく波立ち 美しい景色は見られません。

公園内に天然記念物の「相俣のさかさザクラ」がありました。

エドヒガン桜で 推定樹齢450年という巨木です。

伝説によると、越後の戦国武将・上杉謙信が関東に出兵した際、サクラの杖を逆さにして吉兆を占ったところ 芽吹いたのがこの桜だとか、

公園の奥は相俣(あいまた)ダム、ここは自由に見学することが出来ます。

このダム建設では、湯島・笹の湯の二つの温泉地が水没することになったという。

そこで移転したのが現在の「猿ヶ京温泉」だといいます。

伝説によると、「猿ヶ京」という名前は上杉謙信が関東に赴く際、ここに「申の年の申の日」に陣を張ったからだとか、

湖畔を走っていると、コンビニに三輪バイク が停まっている。

Can-Am スパイダーRT、これはカッコいい!

 しかもキャンピングカーをけん引している、バイクと車の両方の魅力を兼ね備えたレジャービークルだ。

世の中には粋な人がいるもんだね。

ツーリング中に疲れたら渓流沿いで一休み、夕方にはキャンプ場でBBQとビール そしてキャンピングカーの中へ。

これは理想的なツーリングスタイルになるかも、

赤谷湖から右折して、今日の宿・高原千葉村へ向かいます。

登り坂を進むと そこは高原、爽やかな雰囲気の中 軽快に走っていると 谷川岳が間近に見えてきました。

雪は少ないものの 青空に浮かぶ雄大な姿が望めました。

そして群馬県みなかみ町の高原千葉村に到着、ここは千葉市の保養所です。

そこにアメ車・ハマーが停まっている。

これは昨日から連泊している旧友のN氏、私のツーリングを知り ここにやって来たと言う。

フロントの男性SFが、にこやかに迎えてくれました。

明るく親切な対応に親しみを感じます、4日間気兼ねなく過ごせそうだ。

部屋は和室 青い畳が印象的、テレビは昔懐かしいブラウン管式 古き良き昭和の世界です。

夕食は彼と一緒にいただきます。

彼は呑まないので私だけ熱燗、中学・高校時代の思い出話で 話は尽きません(1日目 214km)

明日からは、いよいよ今回のメーンイベント 越後路を走ります。

まずは眺望抜群の魚沼スカイラインで六日町へ、

そして 残雪の芝峠と日本一の棚田、次にブナの美人林へと巡ります。

(訂正版につきコメ不要)

つづく