「東海道中カブ栗毛...御油之巻」 | ウェビックコミュニティ

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チバアヒル(令和の馬笑)さん

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チバアヒル(令和の馬笑)さん

2022年04月17日

東海道中カブ栗毛...御油之巻

ツーリング期間: 2022年04月07日～ 2022年04月07日
走行距離: 5km

35番目の宿場、御油です。

御油は、豊川稲荷で有名な豊川市にあります。

C地点

保永堂版では、サブタイトルが「旅人留女」

夕暮れ時、旅籠の女が旅人を無理矢理引きずり込もうとしているユーモア溢れる一枚です。

御油宿の一番大きな旅籠が大津屋といわれ、現在のイチビキ醤油が屋号大津屋なので同一又は近似場所と推定されます。

C地点

地醤油のイチビキ醤油の工場あたりが、保永堂版の旅籠のあたりと推測されます。

D地点

江崎屋版では、御油の町はずれで音羽川に架かる橋の当りを描いています。

茶店に豊川稲荷の提灯が掛かっていることや音羽川の様子から、御油松並木入口あたりと推定されます。

D地点

御油の松並木です。

A地点

丸清版では、サブタイトルが「古街道本野が原」として宿場よりも富士山を際立たせた構図となっています。

この道は、古東海道にあたる鎌倉街道(現:姫街道)のものと推測されますが、御油宿や東海道本筋からは相当離れた場所で、東海道五十三次と言う意味からはかなり逸脱している感があります。

一時この姫街道も東海道として使われたことがあるので、古街道として取り上げたのかもしれません。また、富士山、御油宿、古街道は位置的にこの構図は成立しない空想図に近いものです。