森山康治さんのYAMAHA FJR1300A 近況日記 「ブレーキメンテナンス」

掃除前のリアキャリパー。

キャリパーを洗剤と水、歯ブラシで磨きます。ピストンとダストシールの間にメタルラバーを吹いて揉み出しします。

ピストストンの汚れを落としてからピストンを手で押し戻します。ちゃんとメンテナンスしていればピストンは握力で戻すことができます。

リアブレーキペダルを踏んでピストンを押出して、余分なメタルラバーを拭き取ります。二か月ごとにメンテナンスしているのでピストンはピカピカです。

フロント側も同じように。パッドピンもナイロンたわしを使って磨きます。

フロントキャリパーも水と洗剤と歯ブラシでゴシゴシと

FJRはリアペダルでリアキャリパーとフロント右側キャリパーの下のピストンがコンビ作動するので、フロント側の清掃もやったのち、パッドを戻すなど組付けを行い、リアペダルを何度か踏んでタッチが出るまでフルードを押出します。その後サイドカバーを外しリアマスターシリンダーのリザーブタンクの蓋を開け、ダイアフラムの変形が無いかを確認します。変形していたら元の形に戻します。この作用でフルードタンク内の大気圧が解放されるのでパッドの引きずりも最小になるはずです。

フロント左側のキャリパーのメンテナンスが終わったらフロントマスタシリンダーのフルードタンクも同様に蓋を開けて大気開放も兼ねつつダイアフラムの変形が無いかを確認します。