「技適な無線機その1」 | ウェビックコミュニティ

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matsuさん

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matsuさん

2021年10月22日

技適な無線機その1

バイクに搭載する無線機の新調を検討。

大陸製は安いですねぇ。

充電器と本体・アンテナだけのデュアルバンドハンディ機(一番普通のやつ)なら,送料込みで3000円を切ってきます。

これだけ安いのは,DSPで変調・復調をしているからなんだろうなぁ。

良い時代です。

さすがに一桁価格が違いますので,国産には触手が伸びず,これにしました。
BaofengのUV-S9 Plusです。

これを選んだのは,

ダークグリーンがカッコイイ!(おっぺけさんが好きそう)
デザインのバランスが良い!

これだけ。あと,マイク・スピーカ端子がケンウッド互換なのもポイント。

安いんで,使うかも知れないオプション欲しいだけ購入。

これで無線機も入れて,ぜーんぶまとめて8000円くらいです。

で,ここが重要なのですが,技適マークは,付いていません。

つまり,国内では電波を出せない無線機,受信専用・・・(T-T)

個人で技適(保証認証とか保証認定とかいいます。認証とか認定とかをするのは,TSSやJARDといった企業,団体になりますので,そこに対して申請し「保証する」という文書をもらって,総務省にその文書を添えて局免を申請します)を取る必要があります。

仕方ない・・・,買ってしまったからには,正面切って技適を取ってみましょう!

写真は技適マーク。海外から輸入した無線機には当然ですが,付いていません。

手順です。

「電波利用電子申請・届出システム Lite」で,データ入力し,添付する書類もアップロードします。添付する書類は,次でご紹介します。

すべて入力したら,総務省に送信する「ボタンを押さず」に,自分のパソコンにダウンロード・保存。システム上,そのまま総務省に送れてしまいますが,送らずに保存します。この辺りの手続きは,まだ洗練されてない感じ。

保存したzipファイルをTSS(という技適保証をしてくれる会社)のHPからアップして,保証料を振り込み。

TSSで審査されて合格すれば,Liteで申請するのに必要な保証書ファイルをメール添付で送ってくれます。その時,Liteに入力した内容で軽微な間違いは修正してくれます。(これはありがたい)

https://www.denpa.soumu.go.jp/public2/help/manual/cat_application_notification_process/man_uncertified_device_application.html

添付書類は,ネット上の情報が交錯しています。総務省も全体の傾向を見ていて,これはちょっと・・・という申請書が出てくると対策を立てるわけで,この前まではこれで良かったのに,なんて話になって交錯するようです。

まぁちゃんとルール通り,規程の性能を満たすことを示してやればいいわけですが・・・。

あと,おそらくは,出してはみたけれど資料で不明瞭な点があり,TSSから,追加で資料出してよ,と回答が来て,●●が必要だと言われた,とか,●●がないと通らない,などという情報が発信され,一人歩きしたんでしょう。出し直しは嫌なので私も添付しておく,という感じで広まっていった結果,混沌としてしまっている・・・^_^;

必要な添付書類ですが,

1.送信機系統図
2.国内規程に合わせ送信可能周波数制限をしたことを示す資料
3.パターンカット等をして送信可能周波数の変更をできなくしたことを示す資料
4.新スプリアス規格を満たすことを示す資料

となります。

「北海道定住のネタネ申」から,リモートジャブが2,3発飛んできましたが,寒くなったからですかね。切れもなく,軽やかによけきったことを先にご報告(^_^) ・・・盛りすぎました。少しかすった程度・・・いや一発はボディブローでした。
写真は,今の時代の無線機の主役,DSPチップ,Digital Signal Processor。