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SKFシール、やっぱり漏れる?

車種名
HONDA VT250スパーダ
Myバイク
スパーダ通勤快速仕様

定期オーバーホールにあわせて、スパーダのフロントフォークに

SKFシールを組みました。

自己潤滑性の素材で、純正より動きがとても良くなると評判の製品です。



作業はシールを換えるだけなので、オーバーホール手順そのまま。



ただSKFのはダストシールの嵌まりがきつく、純正品は手で何とか押し込めるのに、工具で叩き込む必要がありました。

オイルシール打ち込みで使っている、太めの塩ビパイプとゴムハンマーを使用しました。




組み立てた感触では、純正チューブ+SKFシール の滑りの良さは、チタンコーティングチューブ+純正シール に若干劣る感じ。

まあ、コストを考えれば当たり前ですね。

外した純正シールは、リップは生きていますが表面にひび割れ多数。

こうなるとすぐ鉄芯が錆びるので要交換。



シリコン系ケミカルで、こうしたオゾンクラック系の劣化は長期間防げ

ますが、流行病による外出自粛に比例して乗る機会(≒お手入れ頻度)も

激減...で、この有り様。




愛用しているアーマオールは水性シリコンで溶剤等を含まず、ゴム製品への悪影響がほぼありません。タイヤへも安心して使えます。



SKFはロウっぽい滑り易さで、素材その物から違い、果たしてアーマオールは有効か? そのうち試して経過観察したいと思います。



スパーダノーマルのダストシールは、リップに何もありませんが、SKFには押さえのスプリングが。しかしSKFの方が

圧倒的にローフリクションです。

車両にはSKFシールの他、YSSのPDバルブ(カートリッジエミュレータ)

と、スラストベアリングを組んでます。



このPDバルブは旧式フォークに後付けで追加し、伸び側縮み側で

独立した調整を可能にするパーツです。



ノーマルフォークは踏ん張りが弱く、オイル粘度を硬めにして対処

したりしますが、圧側伸び側が個別設定できない純正では、普段の

走行でフォークが落ち着くよう粘度調整すると、大きなバンプで硬すぎる特性になってしまいます。



PDバルブで『カートリッジフォークっぽい』ダンパー特性を付加してやると、標準的な10番オイルの現状で、大きな不満はすべて解消しました。お勧めのパーツです。


(カラー代用の塩ビパイプは、調整テストで一時使用のはずが... 結構丈夫です。)

スラストベアリング装着は、フリクションロス低減の小手先チューン。



コイルスプリング伸縮時に発生する捻じれを逃し、特に初期作動を

スムースにします。


具体的にはベアリングとワッシャ2枚をワンセットで組み込みます。



前述のPDバルブと干渉しないよう、スプリングの上に入れてます。


装着に伴い滑らかさが若干向上、コツコツ感が減りました。


これ一つでは激変しないけれども、少しずつ積み重ねると、最終的に大きな差になるレベルのチューンです。

最近使っているオイルは、カスタムジャパンの
フォークオイルG10。


恐らく最安のオイルですが、性能的に特に気になる点もなく、

むしろ劣化は少ないように思います。



(特に化学合成でない)フォークオイルを長期使用すると、徐々に劣化の

腐敗臭がしてきますが、このオイルは、そうした変化も特になし。


もともと新品時から灯油のような少しきつい臭いがするため気づいていない可能性もありますが、オイルを触った感じもぎりぎり粘度を保っていました。



油面調整工具は、あるとやっぱり便利。

交換の結果、予想通り、いやそれ以上に動きが良くなりました。


細かい突き上げのコツコツ感がまったく無くなり、路面をしっかり

トレースしている安心感があります。


また姿勢変化のギクシャク感を、ある程度吸収してくれる感じで、

乗っていて疲れません。


まるで自分がうまくなったかのように感じるほど変化し、街中走行でも

走りのリズムが変わるレベルです。



しかしテスト走行後、インナーチューブに、組付けに使った潤滑油(メタルラバー)が溢れ出たようです。

純正シールに比べ少し量が多い気もするので、フォークオイルの滲みかどうか、しばらく様子を見てみます。



性能を考えると、ブレーキ周りに垂れてこない程度なら、拭きながら使用してもいいかな、と考えてます。



ただこれだけ滲むと、特に倒立フォークなら、さすがに信頼していいか迷いますね。ブレーキ周りについたら大ごとだし...。

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