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M Schenkerさん

ステータス

日記投稿件数
144件
インプレ投稿件数
22件
Myバイク登録台数
6台
ウェビ友
16人

【ワイズギア キャストホイールの真髄をインプレする】SR400

ツーリング期間
2020年12月13日 ~ 2020年12月13日
車種名
YAMAHA SR400
Myバイク
YAMAHA SR400
走行距離
124km

自分が住んでいる浜松地域は冬になると毎日にように暴風が吹き荒れます。

西高東低の気圧配置となると、日本海から来る大気の流れは中部山脈地帯を避けて三河方面を経由して浜松を通り西伊豆から石廊崎方面に抜けていく風の通り道になっているのです。

冬の石廊崎方面に行ったことがある方はご存知かと思いますが、バイクはバンクしているのに直進している状態です。

このSRを買ったのは今年の2月でした。買ってみて一番ネガな部分として感じたのが風に対する弱さでした。
吹きっさらしの天竜川の土手道を北上し、ピューと西風に吹かれると、くらっと足元をすくわれるような不安定感。
対向にトラックが来ると、ドシンとくる風の重さに引き込まれていく危うさ。高速道路で向かい風になると左右に大きく振られる。
車重は180kgもあるのに、前に乗っていた車重120kgしかないトリッカーのほうが、かなりマシ。

こりゃ、車体の重心とホイール重心がアンマッチだと感じたのです。

その後、冬が過ぎて狂暴的な風もなくなり、このことは忘れていました。

今回、良い意味でキムさんの術のツボに嵌り、ワイズギアのおねいさんに惹かれて買ったキャストホイールでしたが、ただデレデレと買ったわけではなく、見栄えと、もうひとつ期待した性能がありました。(あ、ちなみに左側は自分です)

それは前途した風に対する耐力の向上です。

昔昔、V-MAXに乗っていた頃、ホイールをマグネシウム鍛造に換えました。
それはそれは紙のように軽いホイールでしたが、高速道路でトラックが発する風のカルマン渦に巻かれて勝手に車線変更してしまうほどの直進安定性のなさでした。
車重は300Kg位あったのに。

そんな苦い経験からホイールの重量と車両のバランスは非常に重要と思うのです。

スポークホイールのアルミリムは軽いです。キャストホイールだと重くなります。
フロントは重量を測定しました。タイヤ込みでノーマル8.0kgに対しキャストは9.3kg。TT100GPというタイヤも太めなのでその影響もあったかな。

ホイールの慣性マスは大きくなります。さらにジャイロ特性により直進安定性は上がるはずです。

さらに講釈をタレてすいませんが、質量がリム側(外径側)にマスが増えるということは、もともと足が軽いSRでは同じバネ下荷重が増やすことになってもデメリットよりもメリットのが多いのでは?と思ったのです。

ワイズギアのキャストのインプレを書くのは冬型の風が吹くまで控えていました。今日は7m/secの西風が吹きましたので、その真髄が確認できました。
まず天竜川の土手沿いの道、平均風速7mの横風です。足元をすくわれるような感覚は残っていますが、かなり軽減された感じです。

前方にトリシティ155が走っていました。
直進しているのに車体はバンクしている状況。瞬間的にビュンと風が鳴り前方のトリシティは中央車線側に大きく流れましたが自分のSRは流されず直進している。やった!!もくろみが当たった!!

高速道路も走りました。もともと直線安定性がよく100キロを超えてもビタッとしているSRですが、風が吹くと左右に大きく振られます。

しかし、今日は短距離でも体がツライほど西からの風圧でしたがSRキャストはピッタリ真っすぐ。

次はデメリットを確認するため峠へ。

タイヤは隅っこまで皮むき完了させています。

リアも

すぐに接地するセンタースタンドは角を20mmほどカットしました。

以前に乗っていたマジェスティSという155ccのスクーターでセンタースタンドがガチンと接地してバイクを宙に飛ばしてしまった経験がありますので、これなら安心安全。

右側はエキパイが擦るので、ゆっくり曲がるしかないです。

準備バンタンで臨んだ峠道ですが、自分の腕の範疇では差がわかりませんでした。

相変わらずキビキビと旋回。

しいて言うなら中高速コーナーでセルフステアの旋回後から戻すのに若干の腰の入力が必要になったかもしれない。しかし一般道のレベルですから全く気になりません。

これはまったく予期していなかったことですが、極低速の粘りが良くなったことです。

スポークでは5速50km/h以下だとギクシャクして使えない領域でしたが、5速40km/hでも巡行できる?

回転数は1700rpm。ここまで落とすと、さすがにアクセルのツキは悪いですが、チャチャと5速まであげてオートマ感覚でクルーズできる。ワイドレンジで使いやすくなったのです。

理屈はフライホイールを重くしたのと同じ。ガクガク、プスッとエンジンがストールしそうになるをホイールの慣性マスによりムリヤリにスムーズに回されている感覚です。
かといって加速やレスポンスが悪くなった感覚はありません。


これはエキゾーシトシステム換装による低速の粘りUPと相乗効果があるかもしれません。

以上。

ワイズギア キャストホイール化のインプレでした。

ワイズギアもこの辺、もっとアピールしたらいいのに。

P.S

いままでの一連のカスタムの中で一点、ネガが発生しました。

路面に掘られた縦溝にめちゃくちゃ弱いです。直進でもカーブでも。ぐにょぐにょハンドルを取られます。
多分、ホイールではなくタイヤのブロックパターンの影響と思いますが。。。。

ちなみにフロントバネ下が1.3kg重くなったのですが、今回のメリットを生かしたまま取り戻すことを企画しています。
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コメント(全14件)

キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
M Shenkerさん、どうも!
ジャイロ効果なら鉄リムが最強ですよ。(笑)
ワイズのホイルは重いのですか。
KLX125はノーマルが鉄リムで、直進安定性は高いのですが逆に左右の切り替えしがジャイロ効果で遅く感じました。
アルミリムに変えた現在はスイスイです。
この辺はやはり使う人の好みの問題なんでしょうね。
げげ、DANLOPはTT100GPも溝に弱いですか?
K180と同じかな?(汗)
  • (1)
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Maxさん
こんばんは
興味深い話ですね。
海苔味が変わったWR250R も、安定性が抜群に良くなった。アルミの軽いホイールも悪くは無いですが、私のように、オフロードにほとんど行かないのであれば、重いホイールが正解でした。
レコード盤(縦溝)は、ミシュランAC-10のタイヤが最初納車した時に付いていましたが、月夜野近くの直線の下りなのに、ハンドルをトラレ、後ろのトラックにベタづきで、転ぶか、トラックにぶつかるかの、恐怖ですぐに、タイヤをIRC-GP210にしました。同じ道は、行きませんでしたが、レコード盤は平気でした。
では、また 1607856051253M.jpg
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山さん
こんばんは!
ホイールも軽けりゃいい!ってもんじゃなくて重量とか色々あって奥が深いですね。
  • (1)
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サッシさん
こんばんは。M Schenkerさん^o^
レースや競技に参加する場合は、軽く、ヒラヒラとバンクできるアフターパーツ(アルミやマグ鍛)、何が起きるか分からない公道ではノーマルの方が良さそうですネ(耐久性や直進安定性的に)
バイクはつくづく、バランスの乗りモノですネ^ ^
走るステージや用途によって、変更できれば、ベストですが。
ウチの第二夫人ケルくすも、やっぱり横風にめっぽう弱いです( ´Д`)y━・~~
同じ、風速でも、第一夫人ゼップχの方が安定してマス^o^ 1607859385625M.jpg
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
ホイールのジャイロ効果と直進安定性は、その通りですね。

フロント18インチが主流の70年代後半スポークからキャストホイールになって、直進安定性が良くなった半面ハンドリングに軽快さが無くなて、その対策に80年代に16インチが登場しハンドリングが軽快になった反面安定性が乏しくなって、折衷で17インチが登場して今に至るという流れと同じですね。

あと、レース的にはホイールも車体も軽いほど良いとのですが、街乗りではバネ上重とバネ下重のバランスが悪いと乗り心地や安定性が悪くなるといわれてます。(^^)テストライダーさんからの受け売りですが...
  • (1)
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M Schenkerさん
キムさん、こんばんは!
ありがとうございます!この度は、やっぱりキムさんのおかげです。
リムの鉄化ですか。もろにジャイロに効きそうですね。あとはタイヤとか強化チューブとかも関連してきそうで奥深いですね。

キャスト単品の重量はF4.7Kg、R6.1Kgでした。だからそんなに重いわけではないと思います。ノーマルのリアはスプロケ込みで15Kgもありました。リア側はハブ廻りがシンプルになったので回転中心の質量はむしろ減ったかもしれません。

タイヤの縦溝に対するヨレヨレ感はコンパウンドの柔らかさ、深い縦溝による横に対する剛性などの要素がありそうです。でも総合的に良いのでリピートするかもしれません。 1607863232857M.jpg
  • (1)
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M Schenkerさん
Maxさん、こんばんは!
やっぱりタイヤのミゾでしょうか。
それとですね、Maxさんが以前に述べていた謎の話。リムが重くなるとTOPスピードが上がるというのは自分のSRにも発生したのです。謎ですね。
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M Schenkerさん
山さん、こんばんは!
たしか以前のゼファーはダイマグだったのでは。
車両とのマッチングもあるので相性ですよね。自分の場合は限られた重いタイヤにチューブを入れて対処しました。
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M Schenkerさん
サッシさん、こんばんは!

そちらの地域もシーズンでは暴風がくるので風にはナーバスになりますよね。

DAEGの軽量アルミ鍛造も路面の陥没でリムを曲げたことがあるので、一概に軽量が良いとは言えないのが足回りの世界ですね。ほんとに奥深いバランスの中にありますね。
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M Schenkerさん
チバアヒルさん、こんばんは!

なるほどでございますね。

いつも豆知識を授かり、ありがとうございます!

DAEGのディスクローターを換えたときも、板厚5.5にするか6.0にするか散々悩みました。Φ310で0.5mmの質量はかなり大きいので。ローターの大径化は論外でした。ダブルディスクなので2倍の質量がありますし。

レースマシンでも風の自然現象は考慮していると思うのですが、実際どうなんでしょうか。

並の速度で走るので改悪にならないように注意します。
  • (1)
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
M shenkerさん、どうも!
SPTADAOのSHOPインフォメーションを見ていたら、ZERO POINTクロモリシャフトという気になるものを見つけてしまいました。
SR用もばっちり。(汗) 1607870097238M.jpg
  • (1)
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M Schenkerさん
キムさん、こんばんは!
それを付けたら、フロントフィークの剛性が気になって、フロント廻り換装になりそうですね。
大丈夫ですよ、しばらくおとなしくしていますから。
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
M shenkerさん、どうも!
それが質の悪い事に前後アクスルシャフトに加えてピポットまであったりします!?
ノン注油でも使用可!(汗)
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M Schenkerさん
キムさん、こんばんわ!
そりゃ、フレームもスイングアームも強化しないと!まさにアリ地獄(´TωT`)
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