MomijiManjyuさんのYAMAHA MT-10 バイクいじり日記 「MT-10 ウインドスクリーン(流用)　」

取付は専用品ではないので工夫が必要ですが、4つある穴の内、下二つは偶然にも丁度いい位置にあります。2つほど穴を追加してM6x40mmのボルトに15程度のカラーを使い固定できます。
他車種流用としては破格のイージー作業と言えましょう。
しかも1000円から2000円程度でこのクオリティはお買い得としか言いようが無いです。

正面から見るとこんな感じ。
スタイル的には大変マッチして見えます。乗り手の胴体部に当たる風は大部分が防げるしベッタリと伏せれば完全に風から隠れる事ができます。
しかし、普通に乗ると圧縮された乱気流がヘルメットを直撃するためゴボゴボと不快な騒音が大きいと言うヤバめのデメリットが発生。走りに関してはメリットが大きいんだけど、快適性が損なわれるというなんとも言い難い状況です。
スクリーン延長など試してみたんですが10cmやそこら伸ばした程度では騒音はむしろ悪化しました。高さで解決するには風がヘルメットを超えるまで伸ばさないと無理みたいです。バブル形状のように左右に逃がすか逆に低くしてヘルメットを完全に出してしまうのが良いようです。スクリーンの無いノーマル状態は意外にも快適性が高いと分かってしまいました。
ワイズギアのスクリーンも似たような騒音問題が有るようで、風を上に逃がすタイプは総じてこんな感じみたいです。丸みがあって風を左右に切る形状が良いようです。

補助風防も試したりしましたが騒音対策には半端な高さでは焼け石に水、そこで考え方を改めヘルメットの下までのプロテクションに留めることにしてスクリーンを下げる事にしました。

ラバーカラーを挟んで取り付けているため締めこみ具合である程度角度調整できます。その際ノーマルの小さいスクリーンは接触するので外しました。調整の結果ヘルメットを防風圏外に出す事が出来、騒音は軽減できました。通常時は体に当たる風を防ぎ、高速走行時には伏せる事で走行風から完全に隠れる事が可能でした。微調整でけっこう大きい違いが有るので色々と試してネ。
ヘルメットとの相性もあり、首回りの騒音が大きかったZ-7などは上手い具合にそこの風が軽減され静かになります。

ノーマルのカウルの上から取り付けていますが、スクリーン単体で取り付けるともう少し低く取り付ける事も出来ます。その場合はネジ穴の位置が変わり、穴を少し内側に拡大する必要があります。

Nmaxのスクリーンは風を上にだけ逃がす形ですが、MRAのスクリーンスポイラーなどは左右に逃がす形なので騒音は少なそうです。ワイズギアのミドルスクリーンは上方に逃がすタイプで顔面辺りに空気が集中して騒音が大きそう。