HONDA XR650R「フロントフォーク　点検」 | ウェビックコミュニティ

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WARLORDSさん

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WARLORDSさん

2020年10月13日

#HONDA XR650R

フロントフォーク　点検

車種名: HONDA XR650R
Myバイク: HONDA XR650R

フロントフォークの動きが何となく渋く、
前から気になっていた伸び側、圧側ともに減衰力の調整が効きづらいことがあり、
何か原因があるのではと思い、点検をする為にバラシてみました。

アウターチューブの一番下に付いている
圧側の調整「コンプレッションアジャスター」

小さな穴の中に、少しカス?のようなものがあり、パーツクリーナーで清掃。

先端に口を付けて息を吹きかけると、
小さな穴から空気が出ます。

マイナスで絞ると、空気の出が弱まることを確認。

このマイナイで調整できます。

コンプレッションアジャスターをバラシてみました。

シムが8枚あります。
ピストンを清掃してそっと戻しました。

フォークオイルを充填。

ちなみに、ピストンロッドと言う細い筒の中にも
フォークオイルを入れてから(沈めて)油面を調整しなさいとサービスマニュアルには書いてあります。
油面高さは120mm。

オイルシールの下側と、
ダクトシールとオイルシールの中間に、
サスペンション用の潤滑オイルを塗布しました。

オイルシールとダストシールを専用工具で打ち込んだ後に、ストッパーリングを溝にはめ込んだ状態。
純正だと、これで完了。

この後に、フォークブーツを被せて全部完了ですが、
昔に、ストッパーリングを真っ赤にサビさせたことがありまして、今回その原因が分かってしまいました。

だって、これだとフォークブーツの隙間から中に入った水がここに思いっきり溜まるじゃないですか。

ちなみにフォークブーツの下側には中に入った水がここから抜けてくださいと言う穴が何個もありますが、
(前と後ろで向きがあるので注意)
ここの溝に入った水は、フォークブーツの穴から抜けません。

そこで、昔にオーバーホールした際に捨てなかったダストシールを、上からもう1個被せました。

今回、サスの動きを見たかったので、フォークブーツは被せないでこのまま完了して走行しました。

乘ってみた感想は、わずかな動きにも小さく反応して動きは良くなったと思います。

最後に、圧側、伸び側の減衰力の調整が効くのかを確認しましたが、あまり変わらない様子。
なぜか分からないで終了。

以前に装着していた純正のリアサスですが、最弱~最強までの減衰力の調整が思いっきり出来ていたのですが・・・
フロントはわずかにしか効かないのか?

今回サービスマニュアルを見ながらバラシていて、
かなり気になったこと。

写真の「WASHERS」と言う2枚のパーツが存在しません。
これまでに3回くらいフォークをバラシていて、今回始めて気が付いたのですが、無いです。
気になったので購入店のバイク屋さんでホンダのパーツリストで探してもらいましたが無いです。

ただし、SPRING SEATの上にこのWASHERSが2枚あったとしても、スプリングのテンションがほんのわずかに上がるだけで
意味が無いと思いました・・・

ちなみにサービスマニュアルの別のページには、この「WASHERS」のイラストところに「SPRING SEAT」と表記されているありさま。
この間違いを探したのは私だけ???

そして、もう1つ無い、存在しないパーツを見つけてしまいました。

このフォークダンパーと言う筒の先端に見えている
小さな「SPRING」と言うパーツです。
メインのフォークスプリングとは全く違う短いスプリングです。

これもバイク屋さんでホンダのパーツリストで探してもらいましたが無いです。
存在していないのです。
フォークが伸び切ったときに効くパーツ?

これまで、これで何年も乗っていて特に不便は感じていなかったので、まぁいいかなと。
だって、パーツリストで無いのですからどうしようも無いです・・・

同じXR乘りの方で、このことを知っている方はいるのか気になりました。