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M.Noriさん

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2台
ウェビ友
3人

リアブレーキを踏む感覚が違う!? リアマスター分解清掃

車種名
KAWASAKI ゼファー750
Myバイク
KAWASAKI ゼファー750
作業工賃
区分 項目名 数量/工数
(h)
単価
(税抜)
金額 消費税 メモ
小計 (課税分) ----
消費税 ----
小計 (非課税分) ----
値引き ----
総額 ----
実作業時間目安 ---- 時間

ブレーキキャリパー分解整備をした結果、リアブレーキを踏んでいる感覚がいつもとは違うのは整備をしたからと納得をしていたのですがリアブレーキの利きが悪く何か理由があるのではと疑問に思ってしまった。

気になる現象は、(分解して分かった理由も記載)
・キャリパー整備によりブレーキ効果が出る位置が前と違い深く踏み込まないといけなくなった。(ブレーキパットは交換なし正常位置に戻った為かな!?)
・踏んでいるのに反発する力が帰って来ないのでスカスカの感じ
・各ブレーキホース接点からoil漏れはなし
・メッシュホースなので圧力によりチューブの膨張は余りない
・ゴムに亀裂が入っていて水が浸入して内部は錆の海状態
・フルードが固着し一部の穴を塞いでいた。
・ゴム摩耗・劣化でフルードがにじみ出ていた。
※210106 追加
Chapter 14この箇所が詰まっていた場合、リアブレーキを踏んだ時、ブレーキが元の位置に戻らない、これは穴が詰まりフルード圧力が元に戻れないのでブレーキが効いた状態で固着している。この状態になった場合、プレーキを引きずるのでオーバーホールをする必要あり。

結果
走行試験をして試してみたがリアブレーキを踏む感覚は、変化なし。
但し、今後に故障原因となるかも知れない箇所の洗い出し・正常状態へ、気持ち的には、すっきりしました。
※ブレーキ系統の作業なので同じ作業される方は、自己責任てお願いします。自分で色々とフルード、部品なと購入するとなんだかんだと高額に整備してくれる方に支払う金額分しか浮かす事は出来ないしブレーキの整備は心配と言う方は、プロに任せた方が安心です。

リアフルードを抜いてマスターの全体の分解図

シリンダーの分解図

ロットアッシー下段のブーツの内部
上、入っていたロット
下、新品のロット #43010-1055

ロットアッシー下段のブーツの内部
ゴムのブーツが切れて内部に水が浸入して錆が全体に広がりスナップリングの穴を見つけるのに時間がかかった。
※このスナップリングを取り出す為に専用の工具(L型工具)を買ってなんとか取り出せた。ロットが工具に当たるので慣れている方だったらストレートでもOKかな!?

ロットの内部 先端
錆・フルードまみれてこの状況

内部に入っているピストンコンプ
ひっかかって取り出せないかと思ったけどすんなり出て来てくれてよかった。

ピストンコンプを外した内部
錆の海の様でまだ中にピストンコンプを上から下へ押し出すスプリングが入っている。

上 入っていたピストンコンプ
下、新品 #43020-1067
よく見るとゴムのスカートが摩耗している程度で目立った損傷は、なかったし形状も違う

マイターシリンダー内部にスプリングが入っていたけど目立った異常なし
これも抜けず割りばしで押して取り出し!!

上、入っていたスプリング
下、新品 #43020-1067のコンプに同梱

余談で、今回の錆の状態では、マスターシリンダーからロットは工具を使用しないと引き抜けなかった。手持ちにあったブレーキのピストンを押し出す工具を使って何とか引き出せてほっとしました。

続いて上部のスナップリングを取りだし、写真は、清掃後の物です。
ここも錆がありスナップリングを取り出すのは、OK 但し、黒いL型のプラスチック部品が固着して回転はするけど上に引き出せず苦戦しました。
※この部品、精密ドライバーを使ってはまっている箇所に隙間を作り部品を引き出しながら何とか取り出せたが最悪、破壊してから取り外す事に!!
※プラスチック部品を購入して作業すると安心!!
※前に使ったピストンを押し込む工具を使って引き出すのも手かな!?

正常な状態

・フルードがこびりついていて前の写真の右側針ほどの穴は詰まっていた。
※前の投稿でリアブレーキの揉み出しをしてブレーキが固着してしまった原因はこれでした。

フルードがここまで固着していたらプラスチック部品は取れない状態になってたのにも納得です。

固着したフルードを取り全体を清掃。
水に付けてフルードを流しながら作業しています。
シリンダー内部に傷・破損などないか確認、
メタルコンパウドで内部の傷を磨いた以外は、目立った物はなかったので組み込みへ

シリンダーは清掃し内部まで綺麗にした後、組み込みへ
先ほどのL型のプラスチック部品を入れる前にOリングにフルードを塗ってはめ込み。
※Oリング#92055-1251

仮組をしながらL型のプラスチック部品はすんなり入って一安心!
問題は、このスナップリングを入れるのに慣れていない作業の為、一苦労orz

内部にスプリング・コンプ・ロットアッシーも仮組込をしてここにもスナップリングをはめ込んで行くのですがスプリング専用の工具が何度も穴から飛び出して入れるのに時間がかかりました。

全て組み込んで車体に取り付け、各ホース等を元の状態に戻して、組み込み途中でフルードをマスターシリンダーに内部に少し補充、通常のエアー抜きは比較的に早く終わりました。
今後、マスターの分解整備はしないと思いますけどここに記載しておきます。

今回、使用した物
各部品、スナップリング専用工具90°
フルードは前のブレーキ清掃で残っていた物を使用
※右上のエアバルブは腐食していたので交換
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