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decopeiさん

ステータス

日記投稿件数
371件
インプレ投稿件数
11件
Myバイク登録台数
20台
ウェビ友
9人

猪ノ鼻峠周辺のダート散策 ~DT200WR~

ツーリング期間
2020年06月21日 ~ 2020年06月21日
車種名
YAMAHA DT200WR
Myバイク
DT
走行距離
44km

自粛解除のムードが高まりつつある中、私もそろそろ林道ツーリングを再開したいなあとは思いつつ、どことなく感じる後ろめたさに言い訳するように、近場から徐々に足を伸ばしていきます(笑)。

今月初めには一番近い林道猪の鼻線(今回の猪ノ鼻峠とは無関係)、その翌日には県道(とは名ばかりの廃道ダート)志度山川線と続き、次に近いダートということで、徳島県との県境にある猪ノ鼻峠周辺を散策してみることにしました。

移動が面倒臭かったので、トランポのハイエースにDTを載せて猪ノ鼻トンネルの香川県側出口(ポイントA&J)まで移動。昨年はここから始まる旧猪ノ鼻峠のダートを散策しましたが、今回は猪ノ鼻トンネルを徳島県側へ走り、次の込野トンネルを抜けたところ(ポイントB)から左折して林道増川線(残念ながら全面舗装)に入ってダートを探索しつつ、Youtube動画などでこのあたりにあると紹介されている「二軒茶屋」という史跡に通じるダートを目指します。

ちなみに、地図のルートは自動で表示されるのでデタラメで、ポイントBより南には走っていません。ポイントだけを参考にしてください。

林道増川線を5分ほど走ると早速ダートの入り口を発見。よしよし、幸先いいぞと思いつつ進んでいくと・・・あれ?何か見覚えが・・・あっ!旧猪ノ鼻峠から始まるダートに逆側から入ったのかぁ!ということはその帰りに林道増川線も何度か通っているはず。うん・・・言われてみればそんな気もします(笑)。

だったら前回土砂崩れで通行止めだったところはどうなったのかな?と思って進んでいくと、綺麗に修復されて通れるようになっていました。いいねぇ~!どんなダートだろう?オラ、ワクワクすっぞ~!・・・と喜んだのも束の間、工事で修復された区間を過ぎた途端、急に道幅が狭くなり、雑草や雑木の枝が生い茂った密林ダートに様変わりしてしまいました。

もしかしてここは志度山川線?と勘違いしそうなくらいそっくりな雰囲気は、何の前触れもなしに突然現れた立ち入り禁止の札であっさり終了。まあ1本目の肩慣らしにはちょうど良かったかも。

気を取り直して林道増川線まで戻り、走り始めるとまたすぐにダートの脇道が出現。入ってみると数百mで送電線の鉄塔がありました。あっ!これってYoutubeの動画で見たことある!なるほど、鉄塔管理用の道だったんですね~。

その後も数分走る度に同じような鉄塔に続くダートが合計3回あり(位置は適当ですがポイントD、E、F)、それなりに楽しめました。

3本目の鉄塔ダートを出てすぐに、お目当ての二軒茶屋へ続くダート(道の名前がわからない)の入り口(ポイントGあたり?)を発見。

看板には車での走行は危険ですと書かれているものの、車両の進入そのものは禁止していないようです。ただ、徒歩でお願いしますとの文言からも歩行者の山歩き向けの道路と解釈でき、バイクで通らせてもらうにあたっては歩行者が居ること前提で、できるだけ大人しく路面にやさしい走りをこころがけるべきでしょう。

二軒茶屋までの距離は1.6km、凹凸や石ころはありませんが道幅が狭く、四輪だと軽トラかジムニーくらいしか通れないのでは?通れたとしても対向は無理だと思います。

途中、この日バイクや車も含めて唯一出会った山ガールさん御一行様とすれ違うと、間もなく二軒茶屋に着きました(ポイントHは二軒茶屋に打ったつもりが道路と認識されず、林道増川線上にズレています。二軒茶屋は地図を拡大すると表示されます)。

事前にYoutubeの動画で見ていた通りの印象で、とてもいい雰囲気の場所です。

案内板によると昔は二軒の宿があり、お茶の接待もしていたことが二軒茶屋の由来とのこと。

現在建物は使われていませんが、一応トイレだけは開放されています。私もありがたく使わせていただきました(笑)。

野鳥のさえずりを聞きながら、パンとおにぎりで遅い昼食を取ります。

周りには人も車もバイクも居ない、とても贅沢な空間でした。

で、なにげにここからが本日のクライマックスだったりします。

二軒茶屋からさらに奥へ続く道が伸びており、直進は自然歩道なので車両進入禁止の看板があるのですが、その右脇にももう1本ダートがあり、もちろんそちらに進みます。

しかし、この道がとんだ曲者で、詳しいところは動画を見て頂くとして、とにかく一つ間違えば谷底へ真っ逆さま、怪我で動けなくなったりした日には遭難必至です。

何度か引き返そうと迷いましたが、どこまで続いているんだろうという好奇心に駆られて進むうちに、並走したり交差したりする自然歩道に誤進入してしまったようで、急坂の階段下りが現れて「おかしいんじゃね?」と気付いた時には既に手遅れ、どう考えても戻れない状況に陥ってしまいました。

幸いにも?脱出するまでほぼ下りだったので、できる限りエンジンを止めて惰性で下ったり、バイクを降りて押し歩きしたりで自然歩道を傷めないように心がけ、歩行者の方に会うこともありませんでした。

本当にこれを歩いて登るの?と、にわかに信じられないほど急傾斜の階段を延々と下っていき、逆に登りがあったら完全に終わりだなあ、などと思っていると、次第に標高が下がって周囲が明るくなり、出口が近そうな雰囲気が漂ってきましたが、最後の最後に難関が待ち受けていました。

出口は逆方向からの入り口でもあり、私のような(?)バイクや自転車が自然歩道に侵入して荒らされるのを防止するため、丸太を模したコンクリートで作られた頑丈なゲートが現れたのです。

やった!出口だ!と嬉しい一方で、一体どうやってこのゲートを突破するのか?という大問題が。そもそも簡単に突破されるようではゲートの意味がありません。狭い道幅一杯に腰の高さほどのゲートが二重に立っており、上を乗り越えることは到底不可能、右は谷になっているので無理、となれば、左の山肌を無理矢理駆け上がって・・・というのも山肌や路面をタイヤがかきむしってしまう上、運よく越えられたとしても道幅が狭いので止まり切れず、そのまま谷底へ真っ逆さまになる可能性大です。

少し考えた結果、DTを倒して力技で少しずつ山肌に引き上げ、ゲートを越してからずり降ろす・・・という方法を取りました。

汗だくになりながらなんとかゲート越えに成功し、ほどなくして念願の舗装路に脱出できたものの、安物の社外ウインカーがポッキリ折れ、エンジンをかけてみると長時間の極低速走行が祟ったのかモロカブリで、回転が全く上がりません。

むううう・・・♯205のメインジェットで試走した際、「かなり意地悪な乗り方をしないとボコつきやカブリは発生せず・・・」と言った舌の根も乾かぬうちに、超意地悪な乗り方でモロカブリをやらかすなんて、とんだお笑い草です。

ふと気が付くと、自然歩道から脱出した場所はなんと林道琴南財田線のダート区間入り口(ポイントI、琴南財田線はゲート封鎖)。山の中、結構な距離を彷徨っていたようです。

しばらく空ぶかしでカブリを取ろうとしましたが治る気配がなく、そのままボコボコと40km/hくらいしか出ない状態で国道32号猪ノ鼻峠を登り、ポイントJのハイエースまで戻りました。

帰宅したのは午後3時半頃。急いで高圧洗浄機でDTを洗車、折れた安物ウインカーは4個セットで買って2個余っていたので取り換え、メインジェットはこの日に近い走行状況だった志度山川線でもカブらなかった♯200に交換し、すぐに試走に出かけるとカブリは取れており、パワーも復活してフロント浮きまくり!調子のいいDTが帰ってきて今日の悔しさも少しだけ晴れました。

今回の教訓:メインジェットは♯200!これ大事!

コメント(全2件)

さすらいのライダーさん
こんにちは!
ソロでのアタックお疲れ様でした( ^ω^ )
それにしても、こんなに心細い林道をソロで突破されるとはその精神に敬意を評します!!
私なら、夏はマダニが怖いし春、秋ではヒグマが怖いしですっかりソロで林道を走ることは無くなってしまいました…根性なしです(*≧∀≦*)
最後の最後で大ドンデン!是非とも恐怖の映像を拝見してみたかったところですが、何より無事ご帰宅されて何よりです?(^-^)/
林道であれば、いつでも3密とは無縁ですし、森林浴で心も癒されるし、ツーストサウンドで心はピーカンになれるし、このご時世でも全開でリフレッシュできます!!
私も今季は林道どころか、ツーリングでさえ行けてないので、そろそろ気分転換に出かけてみたいところです〜(*^▽^*)
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decopeiさん
>さすらいのライダーさん

私は気ままに走れるソロが好きではありますが、さすがに今回のような状況は心細く、実際に何か起きてしまったら大変だなあ、と思いました。

息子達にもこんな危険なところを走らせたくありませんし、できればソロでもグループでも「普通の林道」を安全に楽しみたいものです。次はDTも気持ちよく回してやれるメジャーな林道に行こうと考えています。

多少向きがズレてしまいましたが、カメラはこの後もずっと回っていたので、ミスコースするところや惰性で急勾配の階段下ったり、最後にDTを倒してゲートを超えさせる一部始終も録れてはいるのですが、さすがに自然歩道内をバイクで走る画像はマズイかな?と、投稿を自粛(?)しました。

この日、峠の麓にある国道沿いの道の駅は例年のゴールデンウィーク並みにたくさんのバイクであふれかえり、国道沿いに停めたハイエースにDTを積み下ろしする間も、多種多様なバイクがひっきりなしに通っていました。やはり、皆さんも私同様自粛解除を心待ちにされていたのでしょうね。

全国的にも、はやく誰もが安心して楽しく走れるようになってほしいものです。恐らく、その際バイクは今まで以上に盛り上がって、個人的にはブーム再来の予感がしています。
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