【こーひーやさん】さんの【ビラーゴ400】愛車紹介「バイクとは」

2.【満足している点・長所】
・用途に対して
脚付き抜群、低重心で軽量コンパクト。
シャフトドライブでメンテフリーな上、荷物もチェーンに巻き込まれる事がないので積みやすい。

・走りに対して
どんなにラフに扱ってもエンストとは無縁。アメリカンな割に軽いのでヒラヒラと小回りも効くので、都内の移動には合っていた。

・見た目に対して
最高。完全に一目惚れ。
バイク屋の在庫の中で一際くすんで錆び付いた佇まい。その場で契約していた、運命の初バイク。(原付以外で)

3.【不満な点・短所】
・用途に対して

タンクはダミーでエアクリーナーボックスが入っている。エアクリ風の所は電装系が収納されている。実際のタンクはシート下。自分の初期型はシートを持ち上げて給油する方式で、シートが一体型なのでリヤシートに荷物を載せると給油不可能。タンク容量は8.6Lで燃費15~20km/L程度なので遠出は辛い。

ダウンドラフトタイプのキャブはニードルが片減りするらしく、購入時点で18年落ちの不人気車故キャブの不調で悩まされた。冬場はダイヤフラムのゴムが硬くなるので、体温で温めてやる必要があり、とにかく手のかかるじゃじゃ馬娘だったが、そんな自分しか扱えない気難しさもお気に入りだった。

そして何故か乗っているとよく雨が降るのでいつしか「あめふらし」との愛称が与えられた。

・走りに対して

アメリカンなドコドコ感は希薄。結構高回転、高馬力なキャラクター。フレームはバックボーン型でエンジンにパーツが付いている様なバイクで剛性感も弱い。
とにかく車体との一体感が皆無でハンドルとケツ、ステップのみで乗るバイクゆえ高速道路はトラウマ。

・見た目に対して
特に無し。

4.【まとめ(こういう人におススメ等)】

《理屈を超えて、これはもうアートだ。》カタログより
…これに尽きる。
私にとって「バイクとは」を教えてくれた存在。
自分の用途に合ったバイクを選ぶのもいいと思うが、惚れたバイクならどんなに不便でもいい思い出になると思う。

最近だとSCR950というボルトベースのスクランブラーが近い存在感を放っていたように感じる。
たまにある変なバイク…そんなのに惚れてハマると面白いと思う。