とらぞうさんのツーリング日記 「仙台一のハード林道　リベンジ」

予定通り、冒頭からガレ始めてきました。
R君も、何とか頑張って走ってます。
このR君、実はとんでもない爆弾を抱えていた事を、この時点では全く気付きませんでした。

どんどんガレが酷くなっていきます。
この辺で、R君の走りに何となく違和感を感じてましたが、まさかあんな事になってるとは思ってもみませんでした。

そうこうしてる間に、前回撤退した崩落箇所に到着。やはり3人いる事で、サポートしあって無事に渡る事ができました。
リベンジに来れて、満足そうなIさん。

1つ目の難所を越えても、まだまだガレていきました。
この後に、R君の爆弾投下で重大事実が発覚しました。
R君が、ガレガレの登り勾配がキツくなった所でギブアップし、私が代走しようとしたら、全然前に進めません。クラッチを繋いで走り出そうとしても、ブレーキをかけているように動かないのです。よくこんな状態でここまで来たねと私が言うと、実は1つ目の難所で気持ち折れてましたとR君。自分が行きたいと言って来たのにギブアップとは言えなかったそうで。こうなる事は予想出来たのに連れて来てしまった自分達のせいだと猛省。
いろいろ調べてみると、何とフロントキャリパーのピストンが固着していて、引きずり状態で走行していたのです。R君の走りを見て感じていた違和感の原因が判明した瞬間でした。

難所があと2箇所あり、進むも地獄戻るも地獄となってしまいました。

休憩ポイントまで100メートル。
3人で押したり引っ張ったりして何とか到着。検討した結果、フロントキャリパーを外すことになり、作業中のR君。

すっかり、バテバテで仕上がってしまった為、この休憩ポイントでランチタイムになりました。

休憩ポイントから藪を超えるとガレガレの下りが始まり、またもR君ギブアップ宣言で私とバイクを交換。
ここからが本当の地獄の始まりでした。リアブレーキのみで、このガレの下りを進むのは至難の業で、またこれが果てしなく続きます。
下りきった所に2箇所目の難所があったのですが、完全に仕上がってしまい、ここからは写真を撮ることなど到底出来る状態ではなく画像がありません。
この難所は、大きく崩落している為に山側に登って迂回しなくてはいけないのですが、かなりぬかるんでいて歩くと足首まで沈んでしまいます。グチャグチャのチュルクライムをしてから、グチャグチャの上に、木の根だらけのキャンバーを越えなくてはいけません。
まず、Iさんがトライしたのですが、トラタイヤのため全く歯が立たず、さすがにこの時は本当に帰れるだろうかと悲壮感がただよいました。もうここからは、人海戦術で押したりロープで引っ張ったりしながら、一台また一台と迂回を完了させていきました。3台目が完了した時は、これで帰れると感無量の思いでした。
3箇所目の難所は、他が大変だったぶん楽に感じましたが、すべてのミッションクリアという事で、2度目の感無量でした。
トラブルの連続で、7時に集合して帰宅が18時過ぎと長い1日のツーリングとなってしまいました。
今回の教訓として、飲み物は多めに持っていく事と、当たり前の事ですがバイクのメンテナンスは重要だという事ですね。