新しくなったプロフ画面を充実させてウェビ友を作ろう!

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よんななさん

ステータス

日記投稿件数
38件
インプレ投稿件数
8件
Myバイク登録台数
10台
ウェビ友
4人

秋風吹き抜けるみちのくの国へ ー負けるな。東北ー

ツーリング期間
2019年11月01日 ~ 2019年11月04日
車種名
HONDA CB1100
Myバイク
HONDA CB1100
走行距離
1762km

あの日からもうすぐ8年。
前回の来訪から、6年が経った。

今回は復興が進み、再び訪れた地と、初めて訪れた場所へ。


負けるな。東北。

先月は南へ。今月は北へ。
本当は9月に行くはずだった東北。
今年は土日になると台風が襲来したり、
上手いこと4連休が取れても、中日で東北地方の天気が雨だったりで、もう今年は半ば諦めモードだったけど、11月アタマで4連休を強制的に作り出し、なんとか今回決行できました。

約6年ぶりに訪れる、東北の地。
その光景は―――。

(画像は6年前の09/12。福島県南会津にて)

大阪からまずはひたすら東京へ東進。
出発時刻は24:00過ぎ。

沼津のSAで6:00前。
濃霧で冷え切った新東名を走り、うどんで補給。
本当に寒い。

7:03。東名と合流し、足柄SAへ。
日が昇ると今日は晴天なり。

この日は富士が綺麗に見えていた。
雪の帽子も綺麗に被り、こんなに綺麗に見えたのは初めてかもねぇ。

足柄からは東名―首都高―常磐道と進んで、いわき勿来で高速から降りる。
東名の東京料金所から首都高3号渋谷線大橋JCTまでがぱんちくりんに大大大大渋滞。
大人しく海老名から圏央道で一気に常磐道へ抜ければ良かったわ。
二度と首都高なんざ使わんぞ。
混雑具合は朝の阪神高速なんて全然カワイイレベル。
おかげで写真を全然撮っていない。


場所は飛んで福島県小名浜市。
この辺りなら市場食堂が美味しいらしいので、昼飯はここで。

注文したのはまぐろの漬け丼+魚の煮付けセット。
平日だったので¥1000でした。

まぐろうめぇぇぇぇぇ!!!!

小名浜から四倉方面へ海岸沿いを走る。
ここは豊間海岸。
画像まん中に見える白い塔は塩屋崎の灯台。

震災での津波被害が特に酷かった場所らしい。
震災後、県道の移設と共に、防波堤が作られた。

作られた防波堤の上には、クロマツが植林されている。
育った際には防災緑地となり、今後また津波が襲った際の被害軽減となる。

これほどの植樹帯は初めて見た。

豊間防災緑地案内図。

津波が来る以前の豊間海水浴場をネットで見たが、今の姿とは全く違っていた。

14:00過ぎ。道の駅よつくら港。

建屋が妙に新しいなぁとは思い、家に帰ってから調べてみたらやはり
津波に遭い、建て替えられていた。

道の駅どころか、道の駅が隣接してる国道6号線も津波を被ったらしい。

ここから先、二輪は富岡までしか下道では行けない。
富岡-浪江地区は常磐道で抜けなければならない為、もういわき四倉から浪江まで
常磐道で移動。

常磐道を走行中、右手に四角く覆われた建物が見えた。
あれが福島第一原発だったのだろう。

ちなみによつくらの道の駅で、今回も飲みました。会津のべこの乳。
前回はつちゆで飲んだっけ。そんなに濃くない味で、飲みやすくて好きです。

15:45。道の駅そうま。

きっぷを買うついでに震災資料館なるものがあった為立ち寄る。
室内には津波で流された道路標識が。

当時の標識等は全て津波で流されてしまった様だが、
街で見つかった物がこのように保存され、現在に伝える。

人が文明の利器を使い、裂いたものではない。
全て、自然の力の仕業である。

美しき景色を見せ、人々を魅了する自然とは、
時として牙を剥き、人々を襲う。 無慈悲であっても、だ。

我々人間は、自然の前には無力以外の何物でも無いのだ。

県道表示の標識も、この有様。

ポールと標識は太いリベットで止められていたが、
歪曲した際にその殆どがえぐられる様に飛んでいた。

これは国道6号線に掛かっていた橋の継ぎ手部分。

地震によって、約15cmの段差が出来た物。
ぶ厚い鉄板のジョイントさえも、歪曲させた。

床に貼られた、福島県相馬市上空の写真。

上が震災前。下が震災後。
津波に飲み込まれた部分だけが、くっきりと白い。

2011.3.11の他、過去にも遭った津波被害を伝えるポスター。
東北の太平洋側は、遙か昔から津波と闘ってきた。

道の駅そうまを出て、ちょっと寄り道。
渚百選にも選ばれた、大洲海岸へ。
松川浦の中を、1本の道が走り抜ける。

もうちょっと早く来れて、かつ風がもうちょっとマシならば、もっと写真を撮りたかった。
CBが倒れんじゃねぇのかって思う位強風。強風と言うよりもはや暴風だ。
一眼構えるのもやっとこさ。

すごく綺麗な場所だった。ただもう寒いと言う記憶で殆どを占められた為、ここは再訪したい。

大洲の海岸を抜けた後、ひたすらもうひたすら国道6号線で仙台を目指す。
岩沼から国道4号へ合流し、仙台市内をパス。
それでも金曜日で平日だったこともあってか、所々では渋滞。

19:00を回った頃、泉インター横に立つルート・インへ。
この日の走行距離は約900km。
長かったぁ~~~。

東北・仙台と言えば牛タンは外せない。
もはやこれを食らうために仙台で宿を取ったと言っても過言ではないのだ。

今回寄せていただいたのは泉インター近くにある「たん兵衛」。
前回東北へ来た際は「喜助」で牛タンを食らったが、今回食べた店の方がタンがぶ厚く、
味が濃い。私はたん兵衛の方が美味であると思った。
値段もそれなりなんだけど(笑)

この分厚さ。この色味。これぞ牛タン。
麦飯と共に食うと、東北へ来てよかったと思える。

余りの美味さに追加で注文してしまう。

元祖・牛タン壺飯。
数量限定品であり、今夜を逃せば数年食えないかもしれないと思い、思い切って注文。

普通の牛タン定食とは違い、塩ダレの牛タンがご飯の上に乗っており、
ねぎダレを掛けて食うもの。

当然の事ながら美味いに決まってました。
肉量1.5倍マシして2700円ナリ。この味にしてこの金額。決して高くない。

1日目は震災と津波で大きく被害を受けた地域を見ながらの旅だった。
「本当に津波なんて来たのか?」
そう思わせる光景が殆どだったが、中には不自然な空き地や、
慰霊碑が建っていた場所もある。
ソトモノの私から見ても、復興は殆ど済んでいる様にも見えた。

終わりに寄った牛タン店で、店主と常連さんとちょっと談笑まじりに震災のことを聞いてみた。

常連さんも「震災の復興は殆ど終わった。綺麗な街になったよ。」と笑いながら話してくれた。
しかしその後、「しかしそれでも、一行に片付かない問題もある。風評被害だけは一向に収らないなぁ。」

・・・地元の人々が、死にもの狂いで街の復興に努め、
少々形は変われど元の街を取り戻そうとしている。

なのに言われるはずの無い無根な情報で、地元民を苦しめ脚を引っ張る行為は、
私は本当に理解出来ない。
東北の物を買う事が、我々の出来る最大の手助けなのに。

「こうやってね、にーちゃんみたいにわざわざ遠い所からココ(東北)に来てくれる事が一番嬉しい。まだ見苦しい所はあるけど、また来てよ。」と、店主と常連さんは笑ってくれた。

見苦しいなんて、とんでもない。
景色も食も、全てが美しきみちのくの国。
頑張れなんて言わない。
完全に復興するまで、何十年掛かったっていい。

負けるな。東北。

必ずこの地をまた訪れようと誓い、挨拶を済まし、私はホテルへ戻った。

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