「KSR-2　エンジン始動不能（解決編）」 | ウェビックコミュニティ

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ＪＯＨＮ万次郎さん

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ＪＯＨＮ万次郎さん

2019年04月07日

KSR-2　エンジン始動不能（解決編）

・・・さて先日の「スポーツランド生駒」での走行中、突然のエンジンストールが発生し、その後、二度と息を吹き返しませんでした・・・。
今回は「原因究明」及び「解決編」です。

エンジンが始動しない原因として主に「火花」「混合気」「圧縮」の3要素に分ける事ができます。
まずは「火花」の点検です。プラグを外し、外したプラグを写真の様にシリンダヘッドに接触させ、キックペダルを踏み込みます。火花が発生しているので、とりあえずOKです。次は「圧縮」を点検します。

キックペダルを踏んだ感触が「いつもより若干軽い」事が気になる事と「KSRのピストンは穴空きや割れが発生する」と他のサイトに記載されていた為、冷却水を抜き、シリンダヘッドを取り外します
。

ピストンが見えました。特に異常はありません。

シリンダー側面も確認しましたが、大きな傷も無く、異常無し。
一番怪しかった「圧縮」も問題無しです。

折角なので、耐水ペーパーで「シリンダヘッド面研」を行いました。
これをする事によって燃焼室容積が小さくなる→圧縮比が上がる→トルクアップが期待できますが、やりずぎるとノッキング発生とエンジンの耐久性が落ちる為、ほどほどにしておきます。

こんな感じです。

・・・残るは「混合気」系ですね。キャブレターを外します。
すると・・・・・??

・・・・ナンデスカ??キャブ吸気口になにか居ます!!

吸気口に詰まったモノを取り外します。スポンジ製で、ピンときた為、エアクリーナーを外すと、エアクリーナー底部のスポンジが居ない!!その後、組付けると、あっさり息を吹き返し、何事も無かった様に調子を取り戻しました!!
エアクリーナーのスポンジは車両購入時に点検しましたが、思った程劣化していなかった為、未交換でしたが、まさかこんな事になるとは・・・。
皆様もご注意下さい!!