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ポイ・シュガポフさん

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追いきれない歴史(CL125)

車種名
HONDA CL125
Myバイク
ベンリィCL125

奥さん、ヤバイ泥沼に自分からハマってしまいました。

そう、ドツボの状態に。

ちょっとした興味本位からワイの愛車であるCL125の歴史を振り返ってみたところ・・・これが見事な泥沼でしたね。

ホンダ公式、当時のホンダ資料、Wikipedia そのどれもが一致しない。

当てになるはずのCB125すら、資料ごとにずれている。

もう、おかしくなりそうです!

えぇっ?! 頭は既におかしいだろうって?

これは地元のバイク屋のおやっさんがフェイスブックにアップしてくれた一次資料。ホンダ整備サービスブックの資料ページだそうです。つまりホンダ販売店向けに配られたパンフレットですね。

これによれば

CB125(CB93)及びCL125(CL93)は昭和38年(1963年)デビュー 最初期モデルですからK0に当たるモデルですね。

さて、歴代モデルをWikipedia記載の系列順に追っていきましょう。

順番に初代CB125K0
車名:CB125 通称:CB93 車体番号 B125-1000001 -

1964年 CB92よりフルモデルチェンジとあります。
これをまずホンダ公式で見ると1964.10`FMCの記載がある。
次におやっさんの資料の系譜図を見るとCB92の大きな字が1964年10月付近まで伸びて終わってます。
つまりこの図はそういう描き方をしているんですね。

・・・どういうこっちゃねんて!!!(怒)

まあ、いい。

主要スペック 並列2気筒 ツインキャブ 15馬力 タコメーターは無し バックボーンパイプフレーム クジラタンク

※探しましたがCL125K0に関してはおやっさんの系譜図の記載しか発見できず。ひどい話です。

さて早速CL125K0について謎は深まる。

果たしてツインキャブだったのか?

こういう2次資料でいいからみつかんないかなぁ~?

更に続けます。
次はK1です。

解説文はすべてCB125TのWikiより引用です。


1967年 モデルチェンジ
車名 CB125 型名 CB125K1 車体番号 B125-2000001 -
メタリック系カラーを採用。
ウインカーを大型化。スイッチは横方向に変更。
バックミラーが丸型に変更。
カムチェーンをサイドに移設したCD125系エンジンベースへ変更。
速度計がCD系と似た台形に変更。
ライトケース、サイドカバーを樹脂製へ変更。
車重を127→110kgと17kgの軽量化を実施。
電装系を6Vに変更。
フロントドラムブレーキを160mm径へ小径化。

(・_・D フムフム

K1についてはホンダ公式には記載無し。
おやっさんの系譜図には1966年辺りに文字がありますね。これはいったい???本当は1967年に記載したかったが、見開きでノドの箇所で、なおかつ1968年のK2と近いから避けた?

なお、画像は1968年のバイク雑誌の記事。
これは1967年10月の東京モーターショーで発表になったCB125の外装オプションの紹介記事。

つまりCB125K0、CB125K1、CL125K0、CL125K1の各オーナーはこういったアフターパーツで見た目を変えれるのよ!っていう内容。
つまりこの合計4車種分、外装に互換性有。
つまり4車種間でのシャッフルにプラスしてホンダ公式パーツが加わっている。

つまり後世の我々研究者が現存車両を観てもオリジナルがどれだか何が何だか解らなくなってる原因の一つです。

さてお次はK2です。

1968年7月29日発表 同年8月1日発売 マイナーチェンジ
名 CB125 型名 CB125K2 車体番号 CB125-3000001 - (B125からCB125に変更)
燃料タンクに2トーンカラーを採用。
トランスミッションを5速化。
前後フェンダーをメッキ化。
タコメーターを標準装備化。
フロントドラムブレーキを180mm径へ変更。

皆さんご存知のツートンカラーのCB125はK2から販売されました。おやっさんの1972年の系譜図の最新モデルK5でもツートンカラーがありますね。CB125といえば、このカラーという人も多いでしょう。

このK2からはCL125の一次資料、二次資料ともに揃ってきます。

ホンダもCL125の販売に力を注いでいるのが判りますね。

まぁ、この頃からCB250と何らコストは変わらないのに125だから安くしないといけない、というコスト高のジレンマを営業サイドから突き上げられていたそうです。

高性能小排気量車の宿命みたいなモンですね。今だとCBR250RRが該当車種でしょうか?

ハイ、やっとK3です。

1969年4月26日発表 同年5月1日発売 マイナーチェンジ

車名 CB125 型名 CB125K3 車体番号 CB125-4000001 -
フレームをクレードルタイプへ変更。
エンジンがシリンダー部分直立タイプへ変更。
フロントフォーク上部とテールライトにサイドリフレクター(反射板)を装着。
フロントブレーキを作動時もブレーキランプ点灯へ変更。
本モデルは製造途中から通称K4モデルと呼ばれるリヤサスペンションがフルカバードタイプからスプリングにアッパーカバーのついたタイプに変更。

https://www.honda.co.jp/news/1969/2690426.html

ホンダ公式のプレスリリースにもまともな記載がされるようになってきます。

ワイの愛車もこのK3のはず、です。

次のK5でCB93の歴史は終わりです。

https://www.honda.co.jp/news/1971/2710614.html

このプレスリリースが最後ですね。
おやっさんの系譜図に右にこの年代のCB93の末裔3種の最後の姿が映っております。
それぞれのモデルで性格が出ています。

CB125はかつての売れ線だった頃のツートンカラーを未練がましく。

CD125は実用車らしく黒+メッキカバーの神社仏閣デザインのまま。

CL125はお洒落なエクスポート風のデザイン。

この中で生き残ったのはCD125だけ。

いつの時代も変わらぬもの、変わるものがあります。

でもそれぞれに価値があったのです。

さて、CLのK0からK5までの仕様諸元を入手したいな~!

誰か雑誌のコピーでいいので持ってたら画像データでもいいので是非ください!

Facebookの方でも触れました件、追記します。

CL125の真実。ザ・ファクトが一つ解明されました。

画像は1968年のCL125K2の記事です。デカいウインカーがK2の特徴ですね。

そしてエンジンをよく見ると・・・うん?

何このエンジン。

皆さん、お判りになります?

CB125はK1の時に既にサイドカムチェーンの新エンジンに変更されています。

この雑誌記事の写真、ツートンカラー、バックボーンフレームといった特徴からK2だと一目で判ります。エンジンは気筒間隔が狭いサイドカムチェーンになってますよね。

・・・つまり、これってCL125はK0~K2までは同じセンターカムチェーンの旧エンジンのまま、だったということなんですね。

いや、そういった記述は見つけられなかったけど、写真が証拠ですね。

はい、CL125K2の諸元データ。

これではっきりしました。K0のエンジンの特徴の一つ、それは電装系が12Vであるということ。

CL125だけK0からK2までCB93の初期エンジンのままだった、という証拠ですね。

いや~、勉強になったわ!
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