新しくなったプロフ画面を充実させてウェビ友を作ろう!

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きたきつねさん

ステータス

日記投稿件数
424件
インプレ投稿件数
20件
Myバイク登録台数
13台
ウェビ友
45人

SADOVENTURE TOURING (夏の陣中編だっちゃ)

ツーリング期間
2018年07月14日 ~ 2018年07月16日
車種名
HONDA CRF125F
Myバイク
ハードアタッカー

サドベンチャーツーリングの二日目。
今回は海の中をとことん楽しむつもりです。

日の出前の松ヶ崎キャンプ場。
昨夜は寝袋を敷いて地面にごろ寝していました。
・・ところが。
「プー・・・ーン」「プイイーーン・・・」
夜半に賑やかな羽音で起こされてしまいました。
そうです、蚊の群れの襲撃に遭ったのです。
もちろん、佐渡のキャンプ場には蚊が多いことは承知してましたので、虫除けを塗ったり、寝袋から出ている頭にはモスキートネットを被るなどして対策を取っていました。
しかし、腹ぺこヤブ蚊の執念は凄まじいものがあり、幾重のガードで保護されている顔を狙ってモスキートネットに何匹も取り付いてきます。
おかげで、刺されこそしませんでしたが、その不快な羽音に苛まれて寝不足気味。

寝不足のまなこをさすりさすり、日の出前の海岸の散歩に出ました。
とぼとぼ歩いていると、生あくびが繰り返し出てきます。最悪の目覚めだなあ。

ここは佐渡の東側の海岸。
新潟の方角から空は白み始めています。日の出まで、あと30分くらいかなあ。

近くにあった自販機で缶コーヒーを購入。
ズルズルとすすっていると、目の前の海上に漁船がやってきて、昨夜仕掛けておいた刺し網を回収しているのが見えます。
ここでは、なにが採れるのかなあ。
朝凪の海と、漁船のシルエットがノスタルジックな絵となりました。

松ヶ崎キャンプ場は海に沈む夕陽は拝めませんが、海から昇ってくる朝日を楽しむことができます。
まばゆく輝く朝日に、寝不足でしぼみ加減の心に一筋の勇気が湧いてきました。
よっし!ヤブ蚊ごときに負けるもんか。
今日も一日、めいっぱい佐渡を楽しむぞ!

なにか面白いものはないかと、波打ち際を散策。
きれいな小石が沢山見つかりました。
赤いのは赤碧玉、佐渡のものはこの近くで採れる「赤玉石」として有名です。
白っぽいのはメノウです。

特にここのメノウは、白い筋状の模様が美しく入っているのが多く見つかり、上質です。

キャラメルみたいな色合いの赤メノウまで見つかりました。これは珍しい。

「おまえ、石ころなんか拾って、なにをやっているんにゃあ?」
昨夜からこの近くをうろついていた野良猫がガンを飛ばしてきます。

たいした荷物はありませんので、全てパッキングしてキャンプ場を撤収。
すっかり明るくなってきたので、ここから小木の方向へ進むことにします。

朝日を浴びながら、爽やかな潮風のなかを快走。
まだ6時頃なので、道には漁業関係の軽トラ位しか走っていません。

昔、バイクチームの連中とキャンプをしていた莚場海水浴場。
久しぶりに来てみたら、新潟、長岡ナンバーの車が数台駐まっています。そして、かなりの人数がキャンプしているのが見えました。
まさかなあ。例のメンバーじゃ、ないのかなあ。

早朝でみんな寝静まっていて、顔が見られなかったのですが、あとでやはりくだんのメンバーが来ていたことをフェイスブックで知りました。
このとき、顔が見れなかったのが悔やまれます。

赤泊の酒蔵、「北雪」前にて。
きりりとした口当たりが俺のお気に入りです。

店頭にはこちらの商品が陳列されています。
特に下段に写っている、コバルトブルーの瓶の酒はプレミア商品。お高いので、まだ飲んだことがありません。

赤泊の町は道幅の狭い、古い港町の佇まいをそのまま残しています。
時間があれば、ゆっくりと散策してみたいんですが、今日はパスします。

小木港へ到着。
ここにはフェリーターミナルもあります。
港の中に、ずらりと並んだたらい舟。
観光体験用のもので、地元のベテランばあちゃんからの漕ぎ方の手ほどきもあります。

小木港から少し進んだ静かな道ばたに、「小木で唯一の砂浜」という看板を見かけました。
どれどれ。

ボラの稚魚でしょうか。
小さな魚たちが群れをなして泳いでいます。
いい眺めだ。ここで朝食にしよう。

水族館のような海中を眺めながら、お茶を飲みつつパンをパクつきます。
あ。足下にヘンなものがある。
これ、「ツメタガイ」っていう巻き貝の卵塊で、通称「砂茶碗」と呼ばれているもの。昔の人は風流な名前を付けたものです。
地元の海で海水浴をしているとき、たまに見つけたりします。
食後、しばらく座り込んで海を眺めながら休憩。

次にやってきたのは小木半島の名勝「矢島・経島」。
ここも、久しぶりだなあ。
すごく水が澄んだ入り江。昔は時々ここの海を観に来ていました。
久しぶるに来てみると、入り江の奥は砂が溜まってずいぶんと浅くなっていました。

島の遠くを見ると、学生さんらしき団体が10人くらい、飛び込みを楽しんでいました。
写真左のオレンジ色の橋は、高さ6メートルほど。
ここから度胸一発、ジャンプしていきます。
うわあ。楽しそう。「レッツ、ジャンプ!」俺もギャラリーとなって、後ろから一緒にかけ声を出します。
聞けば彼らは長野から来た学生さんだそうで、合宿の一環で海水浴を楽しんでいるらしい。
「佐渡をめいっぱい楽しんでってね」というと、
「ありがとうございます」元気よく返してくれました。爽やかな学生さん達。青春だね。

海底がすっきりと見渡せる透明度。
これは、飛び込みたくもなるよなあ。
俺も昔はここでいっぱい泳いだよ。

カメラをジャブっと海中に突っ込んで、この見事な海中光景を撮影。
海藻の森が広がっています。
その合間にいろんな海の生き物が。

でかいアメフラシ。
波に揺られながら、のっそりのっそり歩いています。
クラゲとは違った癒やし感を感じますよ。

ほかにもいろんなウミウシの仲間達が見られます。
このオシャレなやつは「サラサウミウシ」。
背中の網目模様と、体の縁の鮮やかな黄色がきれい。

ここの海で人気者の「アオウミウシ」。
わりといろんな海で見かけますが、モトクロスウェアみたいな派手な色ですねー。

真っ白な体に、黒い点々がくっきりと浮かぶ「シロウミウシ」。
これは、2匹がイチャイチャしているとこでしたね。
おしりにある、イソギンチャクみたいなひらひらが面白いです。

そして、イソギンチャクもいろんなヤツが暮らしていますよ。

これはもはやイソギンチャクに見えないです。
なんていう種類だろ?

栗みたいにトゲトゲのムラサキウニ。
遊んでいて、これを踏んづけでもしたら大変です。

どこの海でも観られる「イワガニ」。全身茶色の地味な体ですが、海中で見ると鮮やかなブルーを帯びているのでまるで違う種類みたいに見えます。

海中で怪しく輝く「ヒラワツナギソウ」。
佐渡で暮らしていたとき、図鑑で調べても分からなかった謎の存在。
佐渡から帰った後にネットで調べて、この名を知りました。

鮮やかなネオンブルーに輝くヒラワツナギソウは、ちょっとちぎって海上で観察すると、茶色い普通の海藻にしか見えないんです。
それが海中では虹色に輝き、ダイバーの目を惹き付けます。
これは「遊色効果」の一つで、本来無色のCDが光の加減でいろんな色に見えるのと同じ原理だそう。
また一つ、自然から学んだ俺でした。

矢島・経島をめぐる遊歩道のわきには、溶岩でできた崖が露出しています。
崖には溶岩噴出の際にできた独特の模様が浮かび上がり、さながら古代の壁画のような風景となっています。
ところで。さすがに日が高くなってきたら、陽射しがきつくなってきました。
そろそろ、次へ移動してみよう。

ここは「幸福地蔵」。
白っぽい巨大なお地蔵さんが立っています。
あまりに俗っぽい感じがしてたので佐渡にいたときには一度も観に来たことがなかったです。
今さらながら観に来たのは、数年ほど前にバラエティ番組「ナニコレ珍百景」で紹介されたことがあったので、少し興味を感じたのです。

ほら、ここ!合掌した手のしたに、スズメバチの巣が。すでに壊されていましたが。
テレビに出たときにはバレーボールのような丸い巣がぶら下がり、お地蔵さんがポーチを持っているみたいだったのです。
はい、これだけ。
さて次、行っちゃいますね。

幸福地蔵横から、たんぼ道を進んできたのが「宿根木の横井戸」。
林の中にひっそり存在するまるで地味な史跡ですが、佐渡の農業の歴史を伝えるとても興味深いところです。

丘の斜面に横向きに掘られたこの穴は、この土地ならではの水利の工夫なのです。

イラストで紹介されていました。
地中の断層で地下水の通り道となっているところへ横穴を掘り、夏でも水が涸れない水源に使っていた、と。
この地域には大きな川がなく、地下へ掘り下げて井戸を作ろうとしても水源が採れなかった、深刻な事情があったのです。
見応えがあるような場所ではありませんが、俺はここへ来れて良かったです。

そこから薄暗い竹林の中の遊歩道を数百メートル移動します。

その先には、岩壁にぽっかりと空いたでかい洞窟が。
看板を読むと・・「岩屋さんせっくす?」
あ。違った、寝ぼけまなこをこすって読み直します。
「岩屋さん石窟(せっくつ)」でした。コレは寝不足が祟りましたね。いかんいかん。

暗い洞窟内を見渡すと、いろんな宗教じみたものが置かれています。
じめじめした足下。
暗くてつい水たまりに足を踏み込んだり。
看板の説明では、この奥が本土側の洞窟に繋がっているとか。どんだけスケールのでかい都市伝説なんだ。

岩壁には沢山の石仏が並んでいます。
一番下に、汚れたキューピー人形がありますね。
こういう存在が、微妙に薄気味悪い。

真っ暗でじめじめした洞窟を離れ、爽やかな海岸道路へ。
おおー!面白い橋が架かってる。

橋の上から見下ろすと、沢崎周辺の美しい海岸風景。

そこで実際に漁を行っていた、たらい舟。
たらい舟はそもそも入り組んだ磯のなかを、丸い船体を利用して自在に方向転換し、サザエや海藻を採れるように考え出されたものです。
今でも実際に活躍しているんですね。

橋の向こうに見えてきた沢崎灯台。

ちょっと疲れました、暑いなかをあんまし歩きたくなかったので、今回はスルーです。

人通りのほとんどない村道の広い場所でマシンを停めて、木陰の下で小休止。
本土ではこの連休中、大変な猛暑だと言っていましたが、佐渡は平地でも木陰にいるとひんやりした風が吹き渡って快適です。
気温は27度くらいでしょうか。よその猛暑が嘘みたい。

農家の庭先一面に、今が盛りと咲いていたマツバボタン。
あまりのかわいさにマシンを停めて鑑賞。
この頃はコレとそっくりな植物「ポーチュラカ」に人気を奪われて花壇で見かけることがめっきり少なくなってしまいました。
しかし改めて観てみると、やっぱりこの花のかわいらしさはいいなあ。

佐渡最大の砂丘地帯として知られる素浜海岸。
ここは昔、仲間達とよく泳ぎに来ていた砂浜です。
久しぶりに来たら、砂浜がかなり後退してしまったよう。
髪の生え際が歳と共に後退しつつある俺は、人ごととは思えません。

脇道のダートを登ってきました。
荒れた畑の跡地で終わってましたが、高台で眺めはいい場所です。

その空き地の横ではこんな風景が。
一本の木が、丘の傾斜に沿ってリーゼントのような形に伸びています。
これは北海道の海岸部でよく見かけた「風衝樹」という現象で、冬に吹きつける海風に耐えるように枝葉が茂ったもの。
この時期は穏やかな佐渡も、冬は強烈な潮風が叩き付ける荒々しい一面があります。

素浜から、道をまっすぐに北上すると小さな港を境に道はとんでもなく荒れたダートへと急変。
深さ30センチほどの水溜まりというか泥濘が続きますが、そこを通過するとひどい匂いのどぶ臭が漂います。
臭い匂いをこらえて通過すると、道は最後ヤブとなり消滅。
昔は、ここからさらに国道まで通じるルートだったんですが、両脇にそびえる崖の崩落がしょっちゅうあったので、ついに閉鎖となった模様。

なにせ道のわきには、こんな不安定な形の巨石がそびえています。
いつ崩れても、おかしくないですよ。
仕方ない、ここで引き返し。
またドブのような泥濘を通過しなきゃ。

佐渡の中央、国仲まで来ました。
佐和田地区の市街地のファミレスで昼食をとり、その後迷路のような林道群へ。
どこをどう走ってきたか、ジャングルみたいな廃道を抜けています。

懐かしのオフロードパーク。
佐渡唯一のモトクロスサーキットです。
20ウン年前にここを開発整備した際、俺も草刈りとか石拾いなど人足として協力しました。
バイクのわだちがあるので、今でも誰か利用しているようです。
どれ、久しぶりに一周してみようかな。
うしろの荷物の中身と、ザックを降ろしてチャレンジ!

ここはおそらく、近くにあるダムの建設で出た残土の置き場だったと思われます。
その地形のまま、削ったり盛ったりせずに整備しちゃったコースなので、その角度はえげつないです。
崖?

ここは高さ7メートルほどの登り急斜面ですが、アプローチの肝心なところに沢ができています。
なので、加速が乗せにくい。
行けるかどうか、イチかバチかでチャレンジ。
ギアチェンのタイミングミスで失速、あと一メートルの位置で停止。ガーーン!
このまま後方へ滑落しそうになりましたが、即座にスイッチバックかまして惰性で下まで降りてきました。ハードアタッカーで、よかったー。

暑いさなか、サーキットで冷や汗をかいた俺ですが、昔はここを2ストファイターのTS200Rでかっ飛ばしていました。そのルートを久しぶりに楽しめて、良かったです。

金北山の中腹まで登っていく林道。
入り口付近にでっかい倒木が寝そべっていましたが、難なくパス。
薄暗い林の奥へ進むと。

森の中に隠れるように池が。
あれ。昔、こんな池はあったっけ?
もうダメです、記憶データが古すぎて脳内ルートマップは混乱しまくり。
これは、きっと宿敵「佐渡むじな」の仕業に違いない。
やつらは本土の狐を追い返そうとする連中。
森に入り込んだ俺に、妨害工作を仕掛けてくるようです。

しかも、池のなかにはおおきな緋鮒が沢山泳いでる-。ダレも入ってこない山奥で。なぜだ!
おそるべし、ワンダーアイランド佐渡。

林道群を何本も走り継いで、大佐渡スカイラインの途中へと出てきました。
この道路は冬の凍結でもスリップしにくいように、コンクリート舗装の表面にわっかのような模様がびっしりと付けられています。

急勾配の坂道をぐんぐん登ってきて、振り返ると後ろには両津の町と加茂湖がよく見えます。

登ってきた白雲台展望休憩所。
ここからの眺めは、素晴らしい。
佐渡の大部分はここから眺めることができます。
ツーリングライダー達も、ほとんどはここで一休みしていきますね。

こちら側の大佐渡山脈と、彼方に見える小佐渡山脈とは、昔は2つの別々の島だったそうです。
長い歴史の間に、二つの島に挟まれた浅瀬に砂が溜まり、繋がった。
その間にできたのが、写真中央付近の国仲平野なのだそうです。
おお。話がなんだかブラタモリっぽくなってきましたよ。

大佐渡スカイラインを、佐渡金山側へ下っていくと、途中に左折して森に入っていく林道が見えます。
その奥にあるのが、この乙和(おとわ)池。
池の主の大蛇に見そめられた、おとわさんという娘の言い伝えがあります。

この池の周囲には立派なブナの原生林が残されていて、離島とは思えない深い森をつくっています。
なので、秋になるとナメコとか美味しいキノコが採れるんですよ。
キノコ・・キノコはないかな。

あ。でっかいキノコ、発見!
これは「オオワライタケ」ですね。すごく久しぶりに見つけました。
一本は松茸ぐらいのサイズで、コレが10数本の株立ちになってるから壮観です。
名前の通り大笑いできそうですね。

スカイラインを佐渡金山方向へ降りていくルート。
ここは急な角度のヘアピンコーナーが連続する場所ですが、昨日走ってきたドンデン山のトルネードに比べれば可愛いもの。
バイクなら走りを堪能できると思います。

峠の途中から見下ろすと、佐渡金山の裏側がよく見えています。
観光パンフレットに紹介されている端正な姿の正面側と違って、金山の裏側は不規則に崩れています。

その先、金山へは降りず、途中から林道へと入り込みました。
こちらは観光客が入り込まない、超マニアックなルートなんですよ。

ヤブみたいなルートをくぐり抜けてくると、そこには赤い鳥居が。
鳥居があるけど、ここは稲荷神社ではないです。
その昔、狐と対決して本土へと追いやった佐渡むじな(タヌキ)の親分、二ツ岩団三郎を祀った神社です。
おのれ、仇敵佐渡むじな。いざ、討ち入りじゃー!

朽ちかけた鳥居が無数に連続するその光景は、まるで異世界への入り口みたいな雰囲気。

おや?昔、一の宮があった場所が更地に?
雪で倒壊しちゃったのかな。

すぐ横のヤブのなかに、崩れ去った一の宮の残骸と思わしきがれきが。
柱の表面が焼け焦げている。そうか、火災で崩れちゃったか。

その奥にある奥の院。
ここに団十郎の拠点があったらしいです。どれどれ。

近くへ行って愕然としました。
雨風で朽ち果て、倒壊しつつあります。
中は・・?

あっちゃー。
半分吹きさらしの室内は、飾り立てた布がカビだらけになり、異臭を漂わせていました。

ここに見えているのがここの本尊、二ツ岩です。
団三郎は、ここに暮らしていたとか。
仇敵とはいえ、人間の管理から見放され、朽ち果てたこの姿。なんだかタヌキに同情してしまいました。

そして、次にやってきた佐渡金山。
ここは連休中につき、観光客で賑やかです。
俺は見飽きているので、金山の写真を撮ってすぐ次へ。
「け・ケツが。二つに割れてしまったー!」みたいな形の山です。

ここは現在、佐渡観光で注目度ナンバーワンの選鉱場跡。
暑いなか、大勢の観光客が見物に来ていました。
古代ローマの建築物みたいな、丸い建物。これがなんだか、俺には分かりません。

ツタに包まれてしまった、巨大な遺構。

「天空の城ラピュタ」で登場した、古代の空中都市遺跡に似た雰囲気があるとか、話題になってるようですね。

言われてみれば、あの衛兵ロボットがどこかから出てきそうな光景。
昼下がりの猛暑の中だったので、このくらいで引き上げよう。

遺構の石壁には、当時の廃鉱が利用されているのが分かります。

なかには見ただけで銀の含量が高そうな鉱石もありました。
白い石英の中に、黒ずんだ鉱脈がありますが、まさにそれです。

駐車場まで戻ってきました。
お茶を飲みながら下に見える沢筋を目で追っていると、あら足下にはにょろにょろさんが。

佐渡金山から中山峠を越えて、林道国仲北線へ入りました。
その脇にあったのが、鶴子銀山跡。
長いこと歴史の中に埋もれていて、近年この奥に当時の採石場跡が見つかったらしいです。
でもこの藪のなかを、500メートルも歩けと書いてあるので、今回はパスします。

鶴子銀山から麓の沢根地区まで降りてくる林道。
明るい雑木林の中を抜けるルートですが、これがまた面白い。

路面に露出しているガレた石ころ。
この道はその昔、銀山で採掘された銀を港まで運ぶためのルートだったそうで、ここには鶴子銀山から採掘された鉱石が敷き詰められているんです。

欲張ってあちこち走りまわっているうちに、時間は3時を過ぎていました。
さすがに疲れが出たので、今夜はここに泊まってこう。
真野地区の海岸高台に建っている「潮津の里」。自然体験交流施設です。
予約とかしてなかったから、素泊まりでいいや。受付を済ませて、周辺まで買い出しとか行ってきました。

夕方頃に宿へ戻ってきて、チェックイン。
さあ、これから日没まで一泳ぎしてこよう。
水着に着替えて、そのままサンダル履いて海岸まで降りてきます。

「ザブーン」
真野湾の、大きな岩だらけの海へダイブ。
水面を下から見上げると、波の模様が鏡に映ったように見えていました。
暑いなかを走りまわってきたから、冷たい海中がなんとも気持ちいいー。

ヒメダカみたいな可愛い小魚たちの群れ。

浅瀬ではヤドカリたちが、新居を巡っての争奪戦。

水面から遠くに見えるのは、大佐渡山脈。今日走ってきた金北山が見えています。
ブクブク・・・

海から上がってきて、宿のお風呂で入浴。
さっぱりしたところで先ほど町のスーパーから買ってきた夕食を食べました。
ううん。鯛やヒラメの舞い踊り。うまし!
あれ。これ以上日記が記載できなくなっているみたいです。コミュの容量限界の関係でしょうか。
また最終章へと、続く。
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コメント(全19件)

チバアヒル(令和の馬笑)さん
私も佐渡に行ったとき驚いたのですが、佐渡では刺し網でサザエを採るのだそうです。

千葉ではサザエは素手でもぐって採るので、泳ぐ魚を捕らえる刺し網で採るとはにわかには信じられませんでした。

サザエは岩場を這うのではなく泳ぐのだそうで刺し網で取れるみたいですね。(^^)
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Maxさん
こんばんは
cー2に一票。
美しい朝ですね。
では、また
  • (0)
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さすらいのライダーさん
おはようございます!
日の出前のステキな景色!!
漁船のシルエットが良いですね( ^ω^ )

どうして野良猫は、こんなにも目つきが悪いんでしょう?
北海道のキャンプ場は、未明からカラスがカァカァと激しく騒ぎ出して目が覚めます。
  • (0)
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NINJA BAKAさん
知識が無いとダメだなぁ。僕にはただの石ころにしか見えませんもん。きたきつねさんの眼力で宝の石、発見しまくり!
  • (0)
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SYUJIさん
こんにちは。
夏場は蚊がやっかいですね。海辺って意外といるんですよね。
でも、松ヶ崎の朝陽、最高ですー。
ここは綺麗な石がごろごろあるんですね。
海辺キャンプいいなあ。
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パンダさん
きたきつねさん(。^ω^)ノ゙コンバンワ!

2日目は、のっけから写真が良いですね~。
とくに7の赤メノウと言うのが、なんだか素敵です。(。ゝω・)bグ

佐渡の海岸って砂利浜とでも言ったものでしょうか?松ヶ崎のキャンプ場も
そうですが、砂浜はあまりない印象です。きたきつねさんのように、波打ち際を
散策するのも良いですね~。キレイな石が見つかったら、テンション上がり
そうです!(*゚ω゚)ノ ウオー!

う~ん。
能登と佐渡...今年はどっちに行こうか?(;-`ω-)y─┛~~ウーン
  • (0)
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パンダさん
きたきつねさん、またまた(。^ω^)ノ゙コンバンワ!

続きがあったんですね。(。^ω^。)v

酒蔵巡りもしたんですね。(。ゝω・)bグ
北雪の青いの!同じ物か分かりませんが、私は今年の
年越しキャンプで飲みましたよ~。(。 ̄ω ̄)フフフ

キリリとした口当たり...うんうん、そんな感じですよね~。
私の趣向とは少々違いましたが、美味しいお酒でしたね~。(。^ω^。)b

さて...3日目が気になる~。ε=(゚ω゚;)ハアハア!
  • (0)
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V-Striderさん
コンばんは~!Part2

やっぱり蚊は居たんですね。
しかも凶暴なヤツらが、、、。
夏の寝不足の朝の雰囲気って独特ですよね。
写真と相まってイメージ思い出されます。

Ch35の合掌の手と蜂の巣がなんかエッチな物に見えたのは、僕が根っからのスケベだからでしょうか?( ´艸`)
まぁ、岩屋さんせっくすよりはマシかもですが。( ´艸`)

リーゼントの木があるなんてロックですね。
そこんとこ世露死苦!って感じ。

あっ、冗談はこれぐらいにしときます。
日記はまだまだ続きそうですね。
  • (0)
  • 返信
ゆうあいさん
コンばんは。

山も良いですが、やっぱり日本海側の海の景色もいいですね。
行くなら釣り竿も持参したくなるほど(笑)!

やっぱり魚介類も美味しいんでしょうね♪
  • (0)
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きたきつねさん
チバアヒルさん:俺も佐渡在住中、サザエを刺し網で捕らえるということを漁師から聞きました。なんでも、サザエは海中を一晩にけっこうな距離を出歩くとかで、そのときイガイガの殻が刺し網に絡まるとのことです。
たらい舟では、サザエを長い柄の先に3本角のような形をした金具を付けた道具でサザエを挟みとりますね。
潜ってとっている人は、ほとんどが密漁です。Chapter 92の磯で軽トラで乗り付けた2人組の男がしきりに何かをとって、肥料袋いっぱい持ち去っていましたが、あれは密漁でしょうね。けしからん!
  • (1)
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きたきつねさん
Maxさん:佐渡は大佐渡の西側海岸で泊まれば海に沈む夕陽が見れて、小佐渡の海岸で泊まれば海から登る朝日が見られるところです。とにかく、海がきれい。
  • (1)
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きたきつねさん
さすらいさん:昔から思っていたんですが、佐渡は北海道の風景を小さな島に濃縮したような風景を持っています。だから、佐渡の海岸線を走っていると北海道で見たような奇岩、山々の風景が次々に現れます。さながらミニ北海道といったところでしょうか。
野良猫の目つき:アレはペットになってしまった猫が失った野生の目です。いつも周囲をギロリと睨みまわしますが、これはキタキツネの目と同じです。
  • (0)
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きたきつねさん
NINJAさん:小石拾いに眼力は必要ないですよ。ちょっとの好奇心があれば子供でもいっぱい拾えます。佐渡は宝の島ですから。
今回は寄りませんでしたが、砂金掘り体験ができる施設もあります。そこへ行けば、気軽に砂金掘りにチャレンジすることができるので、ツーリングできたライダーにおすすめです。
  • (0)
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きたきつねさん
SYUJIさん:意外なことに佐渡では山奥じゃなくても蚊が猛烈に襲いかかってきます。これは俺も想定外で、熟睡できないことにはツーリングも満足に楽しめません、あまりの軽装に反省です。
松ヶ崎の朝陽:ここでキャンプしたなら、ぜひ早起きして観ていただきたい光景。これは外せませんでしたね。新潟で海からの朝日が見られるのは、佐渡と粟島だけです。
ゆっくりと登ってくる朝日を見ていると、希望が湧いてくるというか、勇気が出てくるというか。昔の人が「ご来光」と崇めた気持ちがよく分かります。
  • (0)
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きたきつねさん
パンダさん:遅漏、じゃなかった遅筆な俺なので、家事の合間に少しずつ日記を書き進めていました。
ウェビックのシステムが良く理解できていないんですが、Chapter 97から先を書いてアップしようとすると「システムエラーにより」ということではじかれてしまいます。日記1話の容量の上限かなにかでしょうか。そのため尻切れトンボな日記となっています。
今回の日記はペンタックスWG-IIの本領発揮で、海中撮影シーンに挑戦し、どうにか佐渡の海中の風景を紹介することができました。
砂浜はあまりない:佐渡にもあるんですよー。Chapter 49の素浜海岸、ほかにも佐和田海岸などがあって、数キロにわたる砂浜が楽しめます。ただ、他のところに比べると海岸線全体から見れば少なめだと思います。それは砂を運んでくる大きな川が佐渡にはほとんどないからです。(国府川くらいかな)
北雪の酒:すっきりした味わいですがコクが少ないので、味の深みを追求する人向けじゃないかも。俺はよく冷やした北雪に氷を沢山浮かべて飲むのが好きです。後味がすーっと退いていく感じで、夏の暑いときにはうってつけの味わい。
あと1話、佐渡日記が残っています。こう、ご期待。
  • (0)
  • 返信
きたきつねさん
V-Striderさん:初日から佐渡の凶暴なヤブ蚊の洗礼を受けました。廃道藪こぎでもこんなに蚊にはモテなかったんですが。佐渡には猿とか鹿といった大型獣がいない島なのに、普段なんの血を吸って生きているのか。野良猫?あまり考えたくないなあ。
合掌の手と蜂の巣:エロい要素はなかった気がしますが、小便小僧の股間に見えましたか?幸福地蔵と呼ばれていますが、行ってみてもあまりありがたみを感じない地蔵様でした。
岩屋さんせっくす:真っ暗で肝試しには良さそうです。ここから新潟の出口まで探検するというのも夢がありますね。ただ、タイの洞窟少年隊みたいに遭難すると大変ですが・・
  • (0)
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きたきつねさん
ゆうあいさん:ツーリングなのに、海へザブザブと入っていく、これが佐渡の楽しみ方の一つです。この頃はめちゃくちゃ暑い日が続いているので、迷わず海に泳ぎに行ってきました。
行くなら釣り竿も:海岸ではフィッシャーにもたくさん出会いました。Chapter 19矢島経島では見ているまえで釣り客がメジナ、クロダイ、ベラをばたばた釣り上げていき、しまいにはコブダイ(まだ子供ですが)まで釣り上げました。これは「釣ーリング」というのもアリですね。
  • (0)
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さとぺさん
こんばんは!
盛りだくさんの一日でしたね!
赤泊の小木の辺りはお仕事で行っていましたが、街並みの感じも全然変わっていないようですね。今回は海の中も!多彩な生き物にびっくり、あんな青く輝く藻もあるんですね。
金山は有名ですが、選鉱場跡は知りませんでした。本当にラピュタの世界みたいです。
佐渡観光は一泊すれば楽勝だな。。なんて思っていましたが、甘いようですね。私の知らない見所いっぱい過ぎ!まさにワンダーアイランドですね。
  • (0)
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きたきつねさん
さとぺさん:コンばんわ。2日目ですが一日に詰め込みすぎた感があります。二泊三日旅でもまだ走りたりないくらい。新潟から見るとどうということがないように思える佐渡、しかし上陸してみるとこんなにも面白い光景が待っていました。
小木:昔ながらの町並みのままでした。こんな場所をゆっくり歩いてみるのも良いですね。
佐渡金山の裏側をご紹介したかったんですが時間がなく、選鉱場跡に立ち寄りました。ここは今、金山以上に注目されているようで来客が絶えない場所となっていました。じつは鉱山跡めぐりが好きで、新潟県阿賀町の五十島鉱山精錬所跡などにも探検に行ったことがあります。 1532696434393M.jpg
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ホンダ CRF125Fの価格情報

ホンダ CRF125F

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新車 14

価格種別

中古車 1

本体

価格帯 33~34.65万円

34.51万円

諸費用

価格帯 1.65~7.46万円

1.68万円

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本体

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