AR_KさんのSUZUKI GSX-S750 近況日記 「GSX-S750(走行距離6000キロのインプレ)」

まず「良い点」から行きます。
個人的に良いと思うのはやはりこの外観です。
マフラー側、スタンド側のどちらでもギュッと引き締まったシャープな車体がとても「イケてる」と思います。シュラウドによってタンクが引き立っている感じがありますし、フロントのスクリーンが多少大きくても(これはプーチ製というのもあるでしょうが)違和感が少ない。
マットブラック色も車体の一体感を一層増している要因だと思います。

斜め後ろから。
この角度が本当にカッコいいのです。見た目に関してはこういったストファイ的な造形が嫌いでなければとてもオススメです。

アンダーカウルが標準で装備されておりGOOD。

コクピット付近。
実際に見てみると「タンクが大きい」という感想を抱けます。
よく言われるのが「マッチョ」ですがそれはこのタンクによるモノでしょう。

走行性能に関して。

これ、サーキットに行く訳でもないので大きなことは言えませんが「よくしなる」そして「車体を寝かせるのが楽しい」のは間違いないです。
ワインディングではつい寝かし込んでアクセルを開けたくなるのですが、標準装備のタイヤ「ブリヂストンのバトラックスS21」が本当に良いグリップを発揮します。

市街地での低速走行時も苦になりません。おそらくリッター越えとなると出力の高さゆえに1速でも「イライラ」が募ると思います。これは兄弟機であるGSX-S1000からGSX-S750に乗り換えた方がバイクブロスでインプレを投稿していたので恐らくそうなのでしょう。
ちなみに私はホーネット250からこの車両に乗り換えたのですが市街地でキツイことと言えば両足つま先立ちの足つきくらい(私は身長170センチちょうど)でそれも片足ならべたべたなので筋力と気合いでカバーできます。

長距離も充分こなせますがやはり高速道路は直線が多すぎて楽しくないです。できるなら時間がかかってでもワインディングを通りたいと思います。
ただ下道ではできない加速ができるので短距離の高速道路ならアリです。これぞ大型と感じる加速感を得られます。

さて、本当にこれは個人的な「悪い点」というか「気になる点」なのですが、リアショックは硬いです。プリロードは標準値から一旦最弱にし、しかしその状態で高速道路でリアタイヤが細かく左右に振れてしまったので最弱から一段だけ強めました。
硬いリアショックが跳ね返す路面のギャップは腰に来ます。以前乗っていたホーネットのリアショックは専門業者にオーバーホールしてもらってからはそこそこしなやかになったので、こちらもそうすると良くなるかもしれません。

それとフロントフォークはKYB製のシンプルな物ですが、リアショックはどこのメーカーの物なのか謎です。調べても出てこないので今度平日休みにスズキに問い合わせてみようと考えています。知っている方いらしたら教えてください。

そして悪い点というか、これはもうしょうがないとしか言えないのですがカスタムパーツの数は恐ろしく少ないです。
その数はWebikeの検索ページの少なさからも明らかで、前述したリアショックに至ってはひとつもありません。皆無です。ナイトロンやオーリンズ製のリアショックが欲しいのですが……これは車両自体の売れ行きが伸びないと無理なのでしょう。ちなみにこの車両より後に発売されたZ900RSやCBR250RRはばっちり出揃っています。超羨ましい。

ここまでお読みいただきありがとうございます。

6000キロ時点でのインプレはこんなところです。今度また1万キロ突破したら書こうかなと思います。

この車両を購入される方自体が少数派でインプレの数もそれに応じて少ないので、もっとこのバイクの魅力を伝えられるようにツーリングやカスタムなどの日記投稿を続けていきます。質問などもお気軽にどうぞ。