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君原乳業さん

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古くなってカチカチになったタイヤの再生方法 (あくまでも自己責任でドゾ)


タイヤって古くなると油が抜けてカッチカチになったり、ひび割れが目立つようになりますよね。

山が減って、交換しても惜しくないような状態だったらさっさと替えるべきなんですが、あまり走らせてない車両、または動態保管中の車両なんかだと「どうせ替えてもバリ山のままでまた替えることになるんだよなぁ」などと躊躇してしまうことも少なくありません。そこで・・・

「 油 が 抜 け て 固 く な る ん な ら 、 油 足 せ ば い い ん じ ゃ ね ? 」

ゴム製品に油を塗るなんて・・・しかも二輪車のタイヤに・・・と、まるで禁忌でも犯すような行為ですが、交換用のIRCツーテンが届いた時点で今履いてるカチカチのバリ山タイヤ (PIRELLI SCORPION MT90/AT 2002年製 屋内長期保管) に油を足してみました。失敗だったらツーテンに交換すればいいし。


使うのは安物の2stオイル。刷毛を使ってたっぷり塗りつけます。塗りつけるオイルは、2st用だったらなんでもOK。エアクリ塗布にしか使わないホムセンのスクーター用オイルでもいいし、開栓後20年以上経ったカストロR30なら灯油で薄めればイケます。こいつを、トレッド面を含むタイヤ全体にたっぷりと塗りつけるのです。

そしてそのまま暫く放置。2週間もすると、塗ったはずの2stオイルはその殆どがタイヤのゴムに吸収され、白ボケしてカッチカチになってたタイヤのゴムには新品のような黒さとプリップリの感触が蘇りました。サイドに残った余分な油はホコリを呼び込むので、オレンジオイル配合のクリーナを吹き、その後水で流せばよし。

オイル塗布後三週間熟成したタイヤを先程走らせてきましたが、油で滑るどころかグリップ力がかなり回復しておりました。ブロックがちぎれて飛び散るなどの問題もなく、オイル塗布する前に見られた「古くて固いタイヤ特有の妙な振動」も無くなり、いわゆる「タイヤとしての基本性能」がそこそこ戻ってきたような感じになりました。見た目はまるで新品のタイヤのようです。

今回のこの実験、いきなり二輪車のタイヤに塗ったわけではなく、
『輪止めに使用中のスクーター用古タイヤ』でまず実験、プリプリになるのを確認してから次に
『動態保管中の骨董車』 (2005年製の国産タイヤ) で実験、滑らないことを確認した上で
『二輪車の前後輪に施工』という段階を踏んでいます。

容易にゴムが崩壊したり、ひび割れが進行したりしないことは充分に確認済みです。
耐久性という部分では未知数ですが、山だけはたっぷり残ってる古タイヤに対しての施工なのでこの場合は耐久性を論じるべきではない対象です。若しこれで復活するのなら儲けもん、な世界ですから。
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コメント(全4件)

ちゃこさん
初めまして。とても面白い実験ですね!
タイヤが固くなる原因は紫外線劣化だと思っていたので、油分が抜けたからと言う発想がありませんでした。
しかしなぜ2stオイルが合うのでしょうか?
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君原乳業さん
ちゃこさんはじめまして。

紫外線やオゾン、あと身近なところではエアコンの室外機の風等でゴムはボロボロになりますよね。油脂分が多ければその劣化速度を遅延させられるかもしれないなぁ・・・とは思います。

「タイヤソフナー」などのタイヤ軟化剤の成分が2stオイルそのものじゃん!という昔からあるネタがベースです。4stオイルだとゴムを崩壊させる成分が多いのでおすすめしない、とか。
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Kさん
はじめまして
とても参考になる記事 ありがとうございます。

3つほど質問させてください。
1、塗られてから時間が経ちましたが、効果は持続していますか? また走行して タイヤがすり減っても効果は持続されていますか?

2、雨の日などでも 問題なく走行できますか? 水と油で 滑りだしそうな気がするのですが

3、ガレージなど 地面に タイヤの跡(オイル)がつきませんか?

教えていただければ、嬉しいです。
よろしくお願いします。
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君原乳業さん
Kさん、はじめまして。しばらくアクセスしてなかったので遅くなり申し訳ありません。

1. 持続性と耐久性: 数ヶ月単位で確実に持続しています。半年くらいでなんとなく塗り直してるので、「数ヶ月」スパンでしか見てないです。耐久性についても、問題なく使用できてしまっているので「充分」としか。

2. 雨天走行性: 雨天では走らせていないのでわかりませんが、タイヤから油脂が染み出すことはないので心配いらないと思います。

3. ガレージの汚染について: 塗布するときは確実に垂れるので、浸透しないものをタイヤの下に敷いておく必要があります。タイヤに吸収されてからは染み出すこともなく、通常のタイヤゴム跡が付く程度です。
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