一見すると十分にクラシックの雰囲気を醸し出す現行エンフィールドですが,やはりアイアンエンジンに比べるとオーラが足りません。そこで,今回はミラーを交換することに。
2007年の改正による保安基準に適合させるにあたり,スタンダードな形状ゆえ鏡面積に神経質になる必要はありませんが,2007年改正により歩行者に対する衝撃緩和機構の搭載が問題となります。
タナックスの製品では,基部にターナーを組み込んで対応していますが,このターナー,悪目立ちしそう。
新基準対応には,ターナー採用のほか,逆ネジ変換アダプタを噛ませたものがあるようです。いずれにせよ,前後どちらから衝撃が加わっても,ミラーが緩んで衝撃を緩和する構造があればよいようです。
エンフィールドのミラーホールは,左は10mmの正ネジ,右は10mmの逆ネジのヤマハ方式。正ネジの左ミラーを衝撃緩和対応にする場合,シャフトのオスを逆ネジとし,シャフトとミラーホールの間に逆ネジメス+正ネジオスのアダプターを噛ませれば,前方からの衝撃は正ネジオスが緩むことで逃げ,後方からの衝撃は,逆ネジオスが緩むことで逃げることになります。左ミラーのシャフトには,この構造でパッケージングされたデイトナ現行品(
https://www.webike.net/sd/2113084/)を使用することに。
右ミラーは,左ミラーと対称に,シャフトのオス=正ネジ,アダプター=正ネジメス+逆ネジオス,とすればよいので,シャフトには規制対応前の商品を用いることになります。
アダプターは,左右の高さを合わせるため,左用は,ミラー付属品ではなくタナックス製(
https://www.webike.net/sd/20316815/)とし,右用のアダプタも,タナックスのものを使用しました。
ミラーヘッドは,ハルシオン製の本物は高すぎるので,BENEでスタジアムタイプのもの(
https://www.bene-jp.com/order/html/products/detail.php?product_id=840)を購入。英国製だそうですが…。クリップの内径がデイトナのロッドより若干小さいので,クリップの内径を少し広げてやる必要がありますが,大きな問題はなく取り付けられます。
コメント(全0件)