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雪吊りの金沢兼六園と永平寺ツアー


冬の風物詩といえば、兼六園の「雪吊り」が思い浮かびます。

ある冬の日、一度は見たいと思っていたところ、JTBから金沢ツアーの案内が届きました。
金沢の「兼六園」と、福井の「永平寺」を巡るツアーでした。
そこで、早速申し込み参加して来ました(2004.02.01)

羽田空港を離陸して1時間弱、日本海が見えてきました。
海岸近くには「小松空港」があります。
「小松空港」は防衛省が管理し、民間と滑走路を共有しているので、冬でもフライトが可能です。
航空交通管制は自衛隊が行っているといいます。

富山は山の国、平地が少なく飛行場も滑走路もコンパクトです。
着陸にはパイロットのテクニックが試されます。
ジェット機は空港上空を旋回しながら、北アルプスの斜面を急降下します。
そして見事な操縦テクニックを駆使して無事着陸しました。

駐車場へ行くと、現地の観光バスが待機していました。
ガイドさんから金沢の歴史や見どころの話を聞きながらバスは走ります。

そして「兼六園」に到着です。
ここは約340年前、加賀藩によって造られた回遊式庭園だといいます。

冬の見どころは何んといっても「雪吊り」です。
北陸の雪は重いらしく、木の枝を守る為のものだといいます。
円錐形に縄を張り、その模様は美しく素晴らしい。日本庭園をより引き立てます。

そこの茶屋で郷土料理の治部煮(じぶに)をいただきました。
鴨肉やシイタケなど具もたくさん、ダシもきいて旨みたっぷりでした。

この兼六園の素晴らしい風景を見たあとは、「東茶屋」へ向かいました。
石畳の道の両側に昔ながらの茶屋が立ち並び、江戸の雰囲気が楽しめました。

そして金沢の代表的工芸品は「金箔」、生産量は何んと日本一です。
金閣寺や日光東照宮にも使われているという伝統の工芸品です。
「金箔の箔一」では、製造工程や目にもきらびやかな金箔製品を見てまわりました。

そして今日の宿は、金沢のビジネスホテルアパです。
何んと、ビジネスホテルなのに、温泉大浴場があります。
天然温泉の露天風呂から街を見下ろせば、気分は加賀のお殿様です。

二日目の最初は、「九谷焼」の見学です。

そもそも九谷焼は、加賀藩の命で佐賀県の「有田」へ技術の習得に行った職人が開窯したのが始まりだといいます。
九谷焼の特徴は、赤・黄・緑など九谷五彩を基にした絵付けで、深みのある重厚な味わいだといいます。
皆さん、腕組みして見学していましたが、私には猫に小判です。

次に立ち寄ったのは、「金沢港いきいき魚市」です。
ここは金沢港直結の鮮魚市場、漁師さんたちによる獲れたて鮮魚の販売所です。
ズワイガニや甘えびなど、金沢港や県内各地で水揚げされた新鮮な魚が売られていました。

目の前には「魚処・厚生食堂」があります。
元は「船員厚生食堂」と呼ばれ、船員の生活や身体を豊かにするための食堂だったらしい。
それが、一般に開放され、安くて旨いと評判になったといいます。

刺身・フライ・焼き魚などなどメニューが豊富、どれも旨そうです。
海鮮丼は魚が山盛り、ご飯が見えません。鮮度抜群、最高の丼でした。

次に金沢から県境を超え福井県の「永平寺」へ向かいます。
北陸自動車道は日本海側を走ります。
今日の海は時化(しけ)で鉛色、冬の厳しさを感じます。

福井県に入り山奥へと走ると、「永平寺」はありました。
空気は冷たく、辺りは雪が積もり真っ白です。

永平寺は約760年前、「道元さん」が開いた曹洞宗の道場です。
今も200名の修行僧が厳しい修行に励んでいるといいます。

寺の中を見学していると、若いお坊さん達が茶碗をもって一列に歩いて行きました。
どうやら食事も修行のようです。何をするにも自由な私は幸せに思います。

ここには除夜の鐘で知られる鐘があります。
見学を申し出たが修行の場とのことで断られました。これは残念でした。

雨も降り出し寒いので、商店街へ行ってみます。
けっこう大きな商店街で、道路の両側におみやげ屋さんがずらり並んでいます。

商店街であったかい甘酒をいただきました。
観光客の皆さんもみやげ物を買ったりして暖をとっていました。

そして最後の見学は、安宅の関(あたかのせき)です。
場所は小松空港の近くなので、帰りの飛行機に好都合です。

北陸自動車道をしばらく走ると、波立つ日本海が見えてきました。
間もなく「安宅の関」に到着です。
そこには源義経、武蔵坊弁慶、富樫泰家の銅像がありました。

ガイドブックによると、
「源義経」一行が「源頼朝」に追われ、欧州の「藤原氏」を目指しこの関所に通りかかりました。
そこで「弁慶」が偽りの勧進帳を読み上げました。

関守の「富樫泰家」は、義経だと見破りはしたが「義経」に同情して関所を通したといいます。
この「富樫泰家」の情けは、歌舞伎の「勧進帳」で有名な話になっているようです。

そして午後6時半、帰りの途に就きます。
小松空港は滑走路が短いので、パイロットはたいへん。
猛烈なジェット噴射で一気に加速、そして上空遥か彼方を滑空します。
そして1時間後、無事羽田空港に到着しました。

今回は「雪吊り」が見られ念願が叶いました。
傘の形に縄を張り、その美しさは まさに冬の風物詩です。

金沢では伝統と郷土の文化が感じられる街並みが見てとれました。
九谷焼や金箔、そして優美な加賀友禅など伝統文化にも触れられました。

郷土料理の治部煮もいただきましたが、次は伝統の加賀料理をいただいてみたいものです。
加賀百万石の栄華を物語る古都金沢、いつまでも心に残る金沢の街でした。

コメント(全14件)

鉄壁さん
杉さん こんにちは
青森の次は金沢ですか(; ・`д・´)!?ほんとアクティブですね!
金沢は転職する前の仕事でよく行ってました~仕事終わると魚メインの居酒屋へ
繰り出してましたねw
ひがり茶屋街は歩くだけでも楽しそうですね。以前は足早に通り過ぎただけなので
今度はゆっくり見て回りたいです。
そして金沢おでんを食べてみたいです(*´ω`*)
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杉さん
鉄壁さん こんばんは
夫婦共に旅行が趣味なので車で出かけたりツアーに参加したりしています。
知らない街を見てまわったり、地のものをいただいたりして初めて見る世界にも感激します。
古都金沢は文化と伝統工芸、そして街並みも素敵ですね。また行きたい金沢でした。
若いころは食べ物目当てでしたが、歳をとると景色と温泉を目的に旅行をしています。
特に良かったのは東北の紅葉と、京都の桜でした。京の寺に桜は良く似合いますよね。
仏像も好きなので、今度はバイクで京都から奈良へツーリングしたいと思っています。距離があるので実現するか?微妙なところですが。
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くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
杉さん、こんばんは。金澤、風情のある街ですね。30年くらい前の秋、一度だけ行ったことがあります。兼六園の雪吊り仕度が始まる頃でした。仕事がらみでしたが、和菓子のお店や近江町市場、武家屋敷の土塀、金沢城址、テクテク歩いた記憶があります。一番記憶に残ったのは犀川で加賀友禅の蝋流しをしている景色と犀川ほとりの飲屋街で深夜まで呑んだこと(^.^)
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鉄壁さん
杉さん おはようございます
「ひがし茶屋街」が「ひがり茶屋街」になってましたお恥ずかしい(*ノωノ)
九州に居た頃は、友人達と温泉巡りをやってましたね~今度帰ったら久しぶり
に温泉巡りやってみたいです(関西は温泉そんなにないみたいで・・・)
桜の季節は京都に合いますよね。紅葉も捨てがたいですが、やっぱり桜です。
京都~奈良ツーリング良いですね!是非お越しくださいませ。お時間が合うよう
でしたら一緒にツーリングしてみたいですね。
確かに、千葉からお越しいただくには、かなりの距離がありますが・・・
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杉さん
ター坊さん こんにちは
昔ながらの木造建築はなぜかほっとさせる魅力がありますよね。今はコンクリートの建物が多く冷たい感じですが。
東茶屋街は江戸の雰囲気がして好きなところ、ぷらぷら歩いてまわるが楽しいものです。
ツアーでしたので一部しか見られませんでしたので、次はター坊さんが見た近江町市場と武家屋敷へ行ってみたいと思っています。
加賀友禅の蝋流しが見られたとは良かったですね。テレビでしか見たことがないのでそれも一度見たいものです。見どころ満載なので2ー3日欲しいです。
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杉さん
鉄壁さん こんにちは
九州は温泉の宝庫ですね、温泉が好きですので昔行きましたよ。
指宿・雲仙・阿蘇・黒川・湯布院・別府・・・どれも良かったです。
次に行ってみたいのは霧島温泉です。九州は温泉と食と風景、素晴らしいですね。
日本の情緒を感じるのは古都と桜でしょうね。一番良かったのは京都・奈良です。満開はやや過ぎたころで能舞を見ながらの花吹雪に感激です。
いつの日か京都・奈良の仏像巡りは実現したいものです。鉄壁さんにお会い出来る日を楽しみにしています。
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たいゾーさん
杉さん、こんばんは。
冬の兼六園も素敵です。
意外と雪が少ないんですね。

兼六園や九谷焼見学など石川県へは社員旅行で行きましたが、
もう「べろんべろん」で、行ったのに全く行った記憶がありません。(笑)
また行かねばいけませんね。(*^^*)

今年の夏は福井方面のツーリングを考えてますので、
その時行ければ、立ち寄りたいと思ってます。(^o^)/
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さとぺさん
杉さん、こんばんは!
兼六園と永平寺と、北陸王道コースでしたね。
雪つり、綺麗に揃えられた縄で芸術的でしょう(*^^*)
杉さんが行かれた時には、程よい雪だったのですね。
今年は北では大雪ですが、金沢は運良く?小雪です、兼六園もこの時期なのに殆ど雪がないと思います。
桜の時期も園内とお堀通りにいっぱいの桜並木ができ、見ごたえがありますよ。
新幹線が開通してから、駅前やひがし茶街も新しい建物やお店もできて、一層楽しくなりましたよ。またぜひいらして下さい。
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杉さん
たいゾーさん こんにちは
確かに冬の兼六園は風情がありますね。
数日 晴れの日が続いたようで枝に雪はありませんでした。それでも和傘を開いたような雪つりは見事です。
金沢の街はもっと見てまわりたいところでしたが、ツアーですので自由は許されません。
ガイドさんの話を聞き、その中から行きたい所を絞って個人旅行をしたいと思います。
古都の街並みをゆっくりバイクを走らせたいものですね。最高の記念写真が出来るかも知れませんよ。
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杉さん
さとぺさん こんにちは
行って来ましたよ、金沢へ。ほんの一部しか見られませんでしたが、金沢の伝統文化が垣間見られました。
兼六園は雪に埋もれ日本庭園らしい情緒に感動です。季節とタイミングが合ってこそ出会えた光景ですね。
古都に桜はお似合いのカップル、その時期にはカメラを片手に是非訪れたいものです。
特に近江町市場と金沢城は是非立ち寄りたいです。そして和風旅館に泊まって伝統の加賀料理と温泉、これはちょっと贅沢過ぎますね。
またいつの日が伺いますよ。出来ればバイクで行きたい、これが私の夢です。
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SARAH沙羅(代)さん
こんばんは☆
沙羅です^^

真っ白な雪に青空がきれい
そして雪つり・・・・
寒いはずなんだけど、なんか暖かそうに感じます^^

街並みいいですねー
お酒美味しそう・・・(あっまたそのネタwww)
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杉さん
SARAH沙羅さん こんばんは
関東の冬は晴天が多いのですが、北陸は珍しくいい天気でした。普段の行いは関係ない?ようです。
古都の雅な世界をもう少し見ていたくなりました。それと加賀料理も食べたかった。ツアーだから滞在時間も少ないのでほんの一部見ただけでした。
ガイドさんもおっしゃっていましたが、最初はツアーで下見して、次は見たいところをピックアップして個人で行けばいい旅になるとか。
金沢いいところです。街並み、料理、伝統工芸、歴史もありまたいつの日か行ってきます。
その際は日記でご報告します。沙羅さんもどうぞ旅行してみてください。きっと感激すると思います。
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きたきつねさん
コンばんわ。冬の金沢は北陸らしい風流でいい感じです。
昔、結婚前のかあちゃんと旅行に行ってきた思い出があります。今振り返ると、当時はうちのかあちゃん、頭に角は生えておらず、普通の女性っぽく見えていましたがあれは一種のカモフラージュだったのかも。その後見事囚われの身となった俺です。
兼六園の雪吊りは庭師の造る芸術です。あれがあるから雪国であれほどの庭園を維持できるんです。昔の面影が残る町並みなど、いろいろ見て回る場所がありますね。
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杉さん
きたきつねさん こんばんは
コメントありがとうございます。返事が遅くなりすみません。
WIFIの無い宿にしばらく湯治に行っていまして先ほど帰って来ました。
奥様は自分に正直な方のようですね。家事や子育てに妥協しない良妻賢母、何事にも一生懸命のように思われます。
きたきつねさんの最大の功績は、奥様を結婚に同意させことです。素敵な奥様に出会えて良かったですね。
確かに雪吊りは幻術作品ですね、日本庭園がより魅力的に見えます。一度は見たいと思っていましたので、念願が叶い良かったです。
昔の栄華が感じられる工芸品や料理、街並みなどまたいつの日か訪れたい金沢でした。
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