ベアリングプラーがやっと届き、早速クランクシャフトからベアリングを外しました。コンロッドピンは、強烈に固くて抜くのが大変でしたが、石頭ハンマーで叩き抜き、確認することが出来ました。(強化コンロッドキットが販売されていますが、それなりの設備が無いと交換不能と判断しました。)
予想通りに、コンロッドピンの所に入っているニードルベアリングがすり減って、薄皮一枚となった残骸が残っているだけでした。ピン自体は、強度が高いのか、殆ど損傷が有りませんでした。構造的にはピストンピンの所もベアリングが無いのに問題なく回転しているのだから同じ構造では駄目なのですかね??
ニードルベアリングが消耗しきってしまう様な状況になる前に交換することが出来れば、良いのですが??GROMのサービスマニュアルにも、エンジン音が大きくなった時の点検項目に、コンロッドピンの確認等が記載されています。シリンダーを外して確認するしか方法が無いように思います。
思い起こせば、エンジン音が大きくなって、早々のオイル交換時に、ドレンボルトに鉄粉が付着しだしたので、鉄粉の付着が認められたら、今回の様な原因も候補として考えられると思います。
良い勉強になったのと、GROMに対して益々愛着が湧いて来ちゃいました。
懲りない性格なので、レブリミットカットの可能な、I-MAPとPCインターフェースを購入することにしました。
ちなみに、武川さんのシリンダーをKITACOさんのに交換しても、設定を変えていないけれど、問題なくエンジンは回っています。単気筒エンジンなので構造は簡単だし、ギヤの所まで分解したので、メカニカル的な部分も理解することが出来ました。
コメント(全8件)
ニードルローラーベアリングの原形が無くなる位磨り減るって、ベアリングの質の問題でしょうか?
凄まじい打音が出るような・・・
(このクラスの)単気筒でもメタルベアリングにしてくれると耐久性も上がると思うのですが(/_;)
初めまして。
機械関係の専門では無いのですが、STDのニードルベアリングがボアアップしたためと、2万km程走行したことですり減ったと判断しています。
コンロッドピンの所は、一般的に?、ニードルベアリング(私的にはローラーベアリング?)が挟まる様な構造となっている様です。
耐久性は、STDの排気量なら問題ないのでしょう。
音に関しては、普段の音が1とすると2倍程度で、エンジン音が大きいなアーという程度です。
うるさくて走行できない様な音では無かったです。
原因を探るべく、10月頃からブログをアップしていますので、異音発生から、エンジンクラッシュ・原因究明に至る過程が解るかと思います。
メタルベアリングが、どのような物か解りませんのでその件に関しては???。
メタル=金属?。ボールベアリング=点で加重を受ける?。ローラーベアリング=面で加重を受ける?メタル=軸受け?
長くなりましたが、ベアリングに関して、お教え願えれば、よろしくお願いします。
次回に同様な状況・症状になったら、KITACOさんの強化クランクセットを装着しようと思っています。今回は、勉強・調査不足で純正品=STDが付いています。
これはバンディット250のコンロッドです。
ボルトで締結する組み立て式となっています。
クランクは一体型でグロムの様に分解することはできません。
コンロッドの中に嵌まっているのがメタル(ベアリング)です。
2枚で1セットです。
自分ごときが説明するのはなんですので・・・↓を参照してください。
メタルについて記載されています。
http://www.typeone.jp/?p=3594
125ccクラスでも、こういうメタルを採用してくれれば更に耐久性上がるような気がしますがコストで無理なのでしょうね・・・
KITAKOの強化クランクですが、ベアリングのサイズUPがしてあれば耐久性も期待できそうですね。
私も、まさしくバンデット?に使われている様な物の方が良いと思います。
コンロッドが分割できる様な構造で有れば、容易にスペーサー?メタル?、を交換できると思います。(容易に交換できないからベアリング??)
124ccベースのエンジンのためコンロッドを、分割してボルトで固定する様な構造とした場合ボルトの頭が回転中に、他の部材と干渉するために、この様な構造となっていると思っています。
KITAKOさんの強化コンロッドも、ニードルベアリングなので、このニードルベアリングが強化型で有ることを期待するしかなさそうです。
GROMのコンロッドとピストンピンの接続ヶ所は、ベアリング等が入っていない構造です。送っていただいたURLで,油膜の重要さが解りました。ピストンピンの所も油膜なんでしょうね。2万km走ってもピストンピンの消耗は、見ても解らない状況でしたから。
ご教授ありがとうございました。
バンディットもピストンピンが入る部分は何も入ってません。
なので、強化&潤滑を兼ねてWPC+MOS2処理をしました。
大きなエンジンになると、この部分に銅合金?のメタルが入ります。
(キタコの強化クランクの)コンロッド径はΦ32の様(キタコの資料から)でしたので、今回分解されたクランク(純正?)と較べられては?
www.kitaco.co.jp/data/product/media/309-1432100~90.pdf
幅は殆ど変わる事は無いと思いますが、径が太くなってるかも?
STDのコンロッドは、ノギスでの計測値で、32.01mmでした。
となると・・・
過度の強化は期待出来ませんねぇ(>。<)
コンロッド単体の強度は上がってるかも知れませんが。
(I断面からH断面に変更されてる)