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本白根山&高山の女王・コマクサ/2泊3日 群馬 万座温泉へ

ツーリング期間
2012年07月29日 ~ 2012年07月31日
走行距離
578km

本格的な夏を迎え、関東も連日暑い日が続いています。
そんな夏のある日、草津の本白根山では高山植物の「コマクサ」が咲いたとの便りが届きました。

群馬・本白根山にはハイキングコースが設けてあり、初心者でも楽しめるらしい。
そこで有給休暇を利用し、妻と出かけることにしました。

近くの温泉地は、草津と万座です。
その中から宿を探してみると、万座温泉に大きな露天風呂のあるホテルがありました。
特に乳白色の温泉が気に入ったので2泊します(2005.07.29)

1日目 本白根山&万座温泉へ

首都高から関越道へ乗り継ぎ 万座温泉を目指します。
車はウィッシュ、購入して3年目だが まだまだ新車同様 エンジンも絶好調です。

藤岡JCTからは上信越道を走り、碓井軽井沢ICに到着しました。
そこからは、一般道を行きます。

軽井沢駅前を過ぎ、「旧軽井沢銀座」で一休みです。
ここは久しぶり、44年前に友だちと来たことがあります。
当時と ほとんど変わらない雰囲気、飲むコーヒーも格別です。

その後、鬼押しハイウェイ・万座ハイウェイと ワインディグロードを行きます。
左手には、雄大な浅間山を眺めながらのクルージングです。

しはらく走ると硫黄の匂いがしてきた、「万座温泉」です。
道路脇に噴泉地があり、蒸気となって硫化水素ガスが立ち昇っていました。

時間もあるので、草津白根山に登ってみることにしました。
万座温泉街を通り抜け、ヘアピンカーブが連続する登り坂を行きます。

すると、左手に草津白根山が見えて来ました。
広い駐車場は、観光バスも多くほぼ満車状態です。
(※2016年現在は、噴火警戒レベル引き上げに伴ない駐停車禁止になりました)

草津白根山の頂上に「湯釜」があるので登ってみます。
さすが人気の観光スポット、遊歩道は多くの観光客が列を成しています。

低い山のようだが けっこうキツイ、これは登山といった感じでした。
そして、ようやく「湯釜」に到着、

直径300mの火口湖は青みがかった乳白色、これは美しい! 皆さん釘づけです。
宮城県・蔵王の「お釜」と同様、素晴らしい眺めでした。

では、ホテルへ行きます。
それはプリンスホテル系のロッジ、といっても145室の大型ホテルです。

料金が比較的リーズナブルで、しかも天然温泉が楽しめます。
乳白色の硫黄泉は強酸性泉、素晴らしい温泉です。

ここには内風呂と露天風呂があります。
混浴の「石庭露天風呂」は七つの風呂が連なり開放感いっぱいだ。

今までこんなの見たことない、女性の皆さんも大勢楽しんでいらっしゃいました。

2日目 コマクサの本白根山へ

今日は「本白根山」をハイキング、そして高山植物を観賞します。
ホテルを出て「草津白根山」のレストハウスに車を停めました。

目の前は「弓池」です。
周囲1kmほどの小さな池ですが、木道が整備され湿原を見てまわれます。

その背後にあるは「本白根山」、ではハイキングのスタートです。
リフト脇の登山道を行きます。
今日は天候に恵まれ、たくさんの観光客が歩いています。

今回のコースは、「鏡池」と「コマクサ」を巡る約6kmの初心者向け、
本白根山の標高は2171m、駐車場は2000mだから、高低差 171mの軽い登山です。

皆さんと一緒にしばらく歩くと、噴火口跡の「鏡池」に到着です。
名前の通り、水面が鏡のように辺りを写し出しています。
霧も発生し、長野県・戸隠の鏡池と同様に 神秘的な池でした。

そこから尾根伝いに歩くと、視界が急に開け絶景が広がります。

稜線と遊歩道が遥か先の方まで見えるではないか、
これは素晴らしい景色、「草津一の絶景」だといわれているらしい。

しばらく景色を楽しみながら歩くと、「コマクサ」の群生地がありました。
ピンクの可憐な花が咲いている。
コマクサは、言わずと知れた「高嶺の花」、高山植物の女王です。

聞くところによると、一度絶滅してしまったらしいが、地元の子供たちも参加して再生されたらしい。
美しく小さなコマクサが、いっそう尊いものに感じられます。
苗は小さく人間なら少女といった感じ、これから大きく育ってもらいたいものです。

この頃になると、雲も厚くなってきた。
すると 雷が鳴り出した。

これは雷雨になるかも、では急いで下山します。
歩くは尾根、間もなく頂上だが 遊歩道が整備されているので歩きやすい、

眼下は火口跡、大きな窪みが手に取るように見渡せ 眺望抜群、
これはハイキングしたからこそ見られた景色です。

そして駐車場の近くまでやって来ると、ポツポツ雨が降り出して来た。
速足で歩きレストハウスに着くと豪雨に、助かった!

雨の中、車を走らせホテルに戻って来ました。
すると、雨は更に激しくなってきた。

ここは標高1800m、天に近いためか雷は強烈だ、
稲妻が目の前を真横に走る、地面が張り裂けそうな轟音、恐ろしい!

挙句の果てに停電だ。
部屋は真っ暗、石庭露天風呂も真っ暗、なんてこった!
もう、寝るしかない。

そして夜8時、雷も治まり停電も復旧、
そこで満天の星空の下 露天風呂、最高でした。

3日目 水沢観音へ

バイキングの朝食をいただき、午前10時にチェックアウト、

万座温泉から万座ハイウェイへ、そして榛名山の北面道路を走り榛名湖畔を散策。
そして、伊香保温泉を経由して「水沢観音」へとやって来ました。

沿道には、うどんの看板が立ち並んでいます。
この辺りは、「水沢うどん街道」と呼ばれているようです。

水沢うどんは、稲庭・讃岐と並んで日本三大うどんの一つだといいます。
このうどんは約400年前、水沢観音の参拝客に奉仕で出されていたのが始まりらしい。
地元上州産の小麦と、水沢山の名水で作る手打ちうどんです。

もう昼時なので、うどんを頂きます。
コシと弾力を兼ね備え のど越し抜群、伝統の味を満喫しました。

そこには、「水沢観音」があるので参拝します。正式には「古徳山水沢寺」といいます。
天台宗のお寺で、ご本尊は十一面千手観音さん、
ところが、秘仏だそうで見せてくれません。

珍しいのは「六角堂」、六地蔵が回転するお堂です。
聞いた話では、六道(天国・人間界・修羅・畜生・餓鬼・地獄)を守る地蔵信仰を現しているらしい。
お地蔵さんは、地獄落ちの人でも救いに来るありがたい仏様です。

その後、渋川伊香保ICから関越道を走り帰宅しました。
今回は本白根山の素晴らしい自然と 万座温泉を満喫できました(579km)
おわり

コメント(全6件)

NINJA BAKAさん
強酸性の温泉、別府と湯布院の境目にあります。本のちょっとのスリキズがあっただけで、ものすごくしみます。あれはすごい。
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
杉さん、どうも!
知らなかった。
蔵王では7月の花の紹介だったので、もうコマクサは終了しているもんだと思ってました。
標本でしたが、凄く可愛い花ですよね。
これは野反湖あたりも有望かな?(笑)
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杉さん
NINJA BAKAさん こんにちは
別府温泉の源泉数は日本一なんですよね。何んといってもあの湯けむりには凄いの一言です。
初めて見たのは44年前、ハコスカを買った年の冬休みに九州ドライブした時でした。
別府温泉には、ほとんどの泉質があると聞きましたが強酸性泉はないんですね、初めて知りました。別府と湯布院の間へ行ってみたいです。

強酸性泉と言えば、まず草津を思い浮かべますが、3年前に行った秋田県の玉川温泉も強烈でした。
NINJA BAKAさんがおっしゃる通りヒリヒリ浸みて痛いほどです。肌をさすると、腫れあがるのでそっと入っていました。
岩盤浴は、がん患者ばかりでした。しかも全国から来ているとは驚きでした。私も千葉から はるばる行きましたけど。
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杉さん
キムさん こんにちは
私 登山はしないので高山植物を見る機会がないのですが、ハイキングで見られて感動ものです。
白根山のレストハウスの方によると、コマクサは6月上旬から8月下旬まで見られるそうです。

又見に行きたいんですが、火山活動の関係で平成16年6から立ち入り禁止なんですよね。
その年の9月、ツーリングで行ったら監視員がいて「立ち止まらないでください」と言われてしまいました。
草津も箱根も阿蘇も火山活動が活発ですね。富士山も噴火するかも知れませんね。
キムさんご存知と思いますが横岳ロープウェイの前には坪庭がありますよね。高山植物もきれいですので又行こうかと思っています。
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さとぺさん
杉さん、こんばんは!

本当に白根山周辺は普通では見られないような景色と夏は可愛い高山植物も多くお気に入りの場所です。

湯釜と弓池の湿原は私も歩いたことがありますが、本白根山の方は今度こそ!と思っていた矢先に立ち入り禁止、杉さんの写真を見れて良かったですが、これは機会があったら実際に見にいきたいですね。絶景!

山のお天気は本当に変わりやすいですね。山の斜面沿いに、急に雲が上がってくる様子などは、まるで生き物のよう。見えない大気の動きまで感じられ、大自然の中に生きてる喜びを感じます。
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杉さん
さとぺさん こんばんは
先日、日記「山の日に」を拝読しました。その中に出てくる志賀高原・高山植物・万座に触発され、懐かしく思い昔の日記を投稿した次第です。
おっしゃる通り、高山植物は登山しないと見られないようですが、今回はハイキングで見られ感激です。
本白根山は初めて歩きましたが、すり鉢状の火口が見られました。これも雄大な景色に満足です。

確かに山の天気には、いつもいじめられています。伊豆に行った時も急に黒い雲が湧き上がり雨に。仕方なく伊東温泉に一泊してしまいました。
那須塩原では、せっかく温泉街を観光していたのに急に雲が流れ出し、観光は中止に。
でも、バイクは自然と共存です。自然を感じ、自然を楽しむのがバイク旅だと思っています。これもバイクだからこそ楽しめる冒険です。
次は、とこへ行こうか? 軽井沢へ行ってみようか? バイクっていいですね。
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