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TTR125パワーアップ作戦・キャブ編


TTR125の純正キャブはVM20である。多少ボアアップしたとはいえ、たかだか143ccだから、純正キャブで駄目だというわけではない。15馬力程度の最高出力を狙うなら、VM20でも十分ではないかと思う。
ところが、純正キャブには致命的な欠点がある。排ガス規制のためだろうが、エアスクリューの穴が真鍮の蓋によって完全にふさがれているのだ。エアスクリューはキャブセッティングの要である。エアスクリューが調整できないのは痛い。そこで出費は痛いが、現在の所、取り付けが唯一可能である武川のVM26レーシングキャブに換装を試みた。
取り付けはキャブ周りのパーツを取り外すことから始まる。スロットルケーブルをスムーズに取り回すことを考えると、ガソリンタンクも取り外した方がいい。その為にシートあたりも外すことになって、たかだかキャブ交換だが、思ったよりは作業は増える。

純正VM20キャブと武川VM26レーシングキャブの比較画像
画像の左が純正、右が武川のキャブだ。
交換作業自体はさほど難しくはない。スロットルケーブルも長さを合わせてあるので、問題なく付く。
問題はスターターノブがフレームと若干干渉する(ノブを削ることで対応)ことと、エアスクリューが外側に来ず、フレーム側に来てしまい、付けたままでは調整が困難なことである。(これは後述したい)

武川キャブは真円スロットルなので、とにかくレスポンスがよい。交換直後はあたかもハイスロットルに換えたような鋭いフィーリングだった。(慣れてしまうとこれで当たり前と思うから人間は贅沢なものだ)
しかも、軽量な上に、キャブセッティングもしやすかった。TTR125の始動性はあまり良くないが、キャブ交換後は始動性まで良くなった。大口径キャブによって、低速側の悪化や燃費の悪化を心配したが、キャブセッティングが完璧に出ると、燃費は純正より良くなった。また、低速の悪化も気になるほどではない。厳密に言えば低速のピックアップや安定感は小径でかつ楕円スロットルボディの純正VM20がいいと思う。

このキャブの欠点はエアスクリューがフレーム側になってしまい、調整をするにはキャブを取り外さないとできないことだ。エアスクリューの調整だけでも何回もキャブを取り外す羽目になった。最後は専用のドライバーまで作ることになった。個人的には22ぐらいの口径でエアスクリューが右側に着いているキャブがあれば、それがTTR125には最高だと思う。

武川VM26レーシングキャブのセッティングについて
メーカーがノーマルキャブから、そのまま換装可能と謳うように、エンジンがノーマルであれば、メーカーセッティングのまま、エアスクリューの調整だけでいけそうな感じである。
ただ、うちのTTRはノーマルエンジンではないので、ポン付けでは駄目だった。
武川のセッティングのままでは明らかに空燃比が濃すぎる。メインジェットをひとつ下げた方がいいと思ったが、とりあえずニードルジェットの段数を1段上にする(薄くなる方向に)。これが結構うまく行ったので、エアスクリューを徐々に開いていき、現在の所、2回転と8分の1戻すというセッティングである。これで低速側も良くなったし、燃費も40km/Lを超えるようになった。(最高は45km/L ただし燃費というのはギヤ比と乗り方でどうにでも変わるので、一つの参考と考えていただきたい)

もし、武川キャブ等交換用キャブを買う人がいるなら、購入時にはエアスクリューなどを一旦締め込んで、自分で基準値にセットし直すことをお勧めする。私の場合、解説書に書いてあるとおりにセットしてあるだろうとメーカーの戻し量を信じて、そこからセッティングをしていたら、実は最初からずれていることがあとで分かった。
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