新しくなったプロフ画面を充実させてウェビ友を作ろう!

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師匠(釣りですけど...)さん

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ウェビ友
9人
  2011年07月25日

エンジンかからないんだよね~と言われたエンジンがちゃんとかかるようになるまで。

■車種名
SUZUKI GSX250S カタナ
■Myバイク
GSX250SS KATANA
■難易度
中級
バイクやさんで、エンジンかからないからと現状渡し●万円で購入したKATANAですが、今ではちゃんとかかる様になりました。
過去から断続的に投稿してきましたが、結構苦労しましたので私の所感も含め、ここらへんでまとめておきたいと思います。
長編になるかもしれません。

(1)プラグの点検とバッテリー充電

まず、キーをONにしてセルを回してみると、セルは力なく回転しますが、全然かかる様子はありません。
で、とりあえずバッテリーを充電しておきました。
その次にプラグを4本とも外してみると、全てのプラグが見事にかぶってベチャベチャ状態でした。
ワイヤーブラシで電極を綺麗に清掃し、火であぶって乾燥さえました。
一晩バッテリーの充電をして、バイクに取り付け。
清掃したプラグも取り付け。
セルを回したら、偶然一発でエンジン始動しました。
お!一発ジャン、と気分良くビールを飲んで就寝です。
翌日早速エンジン始動を試みますが、昨晩とは打って変わってボロボロとかかりそうな音はしますが、全然だめ。
そのうち、バーンってアフターファイヤーです。
近所中に音が響いてビックリしました。
その後2回ほどアフターファイヤーで、バッテリーも終了しました。

(2)プラグコード交換
おかしい~なぁ???
と思いながら、プラグコードを触っていたら、スポっとプラグソケットから抜けちゃいました!
プラグコードは、ソケットにねじ込んであるだけの構造ですが、そこが緩んでスカスカ状態でした。
コードだけ購入して交換しようと思い、近所のバイク屋さんへ行ったのですが在庫がなく、取り寄せという事でしたので、思い切って新しいプラグコードを購入しました。
さて、エンジン始動です。
前回バッテリーも終わっちゃいましたので、再度充電しておきました。
エンジンはかかるようになったのですが、一発でかかったり、なかなかかからなかったりです。

(3)イグナイター修理-1
どうしてもエンジンのかかりが悪いし、かかるときもなんとなく心細いかかり方で、点火系の異常ではないかと考えていました。
で、イグナイターのトランジスタを交換してみることにしました。
交換後は、かかり具合は相変わらず悪いのですが、かかる際にメリハリが出た様な感じです。
心細い始動ではなく、かかる時はしっかりかかるという感じになりました。

(4)ライトキャンセラー追加とアーシング
相変わらずエンジンが一発でかからずです。
で、考えたのが、エンジン始動時のバッテリー負荷の軽減です。
ライト点灯した状態ですと、55Wの電球ですと4.5Aもヘッドライトへ電流が流れているわけですから、かなりの負荷がバッテリーにかかっています。
で、セルモーターへも数アンペア流れるわけですから、点火系の電圧も降下してしまいます。
ちょうどHPでモトライトというヘッドライトキャンセラーの回路図を見つけましたので、早速作成しました。
エンジンをかける際は、ライトOFF状態で、エンジン始動後にパッシングでライトのHiの信号を入れてやると、それをトリガーにリレーがONしてライトが点灯します。
これを取り付けての効果は、始動性が悪いのは変わりませんが、エンジンがかかる時のメリハリがさらに向上しました。
アーシングも行ないましたが、こちらの効果は良く分からないというのが本音です。

(5)キャブレターオーバーホール
点火系を色々やってきまして、相変わらず始動性がわるいのですが、かかる時の挙動にメリハリがついてきました。
何度かセルを回したり止めたりしていると、かかる時は、きっちりかかる。
初期の頃はかかる時も、ボボ...ボボボ...といった感じで今にも止まりそうな感じで始動していたのですが、今はボボボボボボ。とかかります。
点火系は一通りやったので、あとはキャブだという事で、オーバーホールしました。
全バラして、全ての穴をクリーニングし、Oリングも全て新品と交換しました。
液面の調整も行ないました。
エンジンに取り付けて負圧の同調も取りました。
これでキャブレターは完璧という状態しました。
エアースクリューの調整も行い、アイドリングもある程度安定しましたし、走行中の吹けあがりもスムーズです。
が、やっぱり始動性は悪いままです。
一発でかかる事もあれば、何度かセルを回したり切ったりしないとかかりません。

(6)波形観測
色々やってきたのですが、結局一発始動には至っていません。
キャブレターは完璧なはずなので、やっぱり問題は点火系という事になります。
昇圧コイルやプラグコード、点火プラグは問題ないので、やっぱりイグナイターが怪しい!
という事で、以前購入した簡易オシロの出番です。

(8)イグナイター修理-2
オシロスコープでイグナイターの出力波形を観測しました。
すると、波形のLo側の時間にバラツキがありました。
規則正しいバラツキではなく、メチャクチャなバラツキで、LoからHiになるまでの時間がメチャクチャです。
という事は、点火時期もメチャクチャ。
これでは、始動性が悪いのも当然です。
運良く、良いタイミングでセルが回ったときはエンジンがかかるのでしょう。
回路の時定数が狂っていると言うことですから、一番劣化しやすいのは電解コンデンサです。
中に液体が入っているわけですから、20年もすれば、無くなってしまう事もあります。
で、コンデンサ交換です。
10μFのコンデンサ2個と47μFのコンデンサ2個を交換しました。
近所の電子部品やさんへいって、耐圧50Vの物を購入してきました。(4個で110円)

という事で、動かないところから色々やってきました。
今はというと、いつでも一発始動です。
それぞれ少しずつ効果はありましたが、最後の決め手はイグナイターの電解コンデンサ交換でした。
最初からコンデンサを交換していたら、もっと早く直ったのかもしれませんが、それで終わってしまい、今の調子まではたどりつかなかったかもしれません。
いろいろやったおかげで、現在は好調です。
と言いたいのですが、今はキャブのセッティングに苦労してます。
松本市内を走っている時はすこぶる調子が良いのですが、標高の高い峠へ行くと6000~9000rpmくらいが全然吹けません。
セッティングを濃くしたほうがよいのか、薄くした方が良いのか???
先日ジェットニードルのクリップ位置を一段下げて濃い目したら、町乗りでも全然吹けなくなってしまい、元の位置に戻しました。
今度は一段薄くしてみようかと思います。
まだまだ手がかかります。

エンジン始動時だけを考えれば、その仕組みはそれほど難しくはありません。
キャブレター全体で考えるとむずかいいような気がしますが、始動時は、ほんの一部しか使用されません。
それはパイロットジェットです。
チョークを引く場合はチョークの部分も関係します。
エンジン始動時はスロットルはOFFのままが基本ですから、スロットルバルブの動きが問題なければ(例えば引っかかって開きっぱなしになってるとか)この部分も関係ありません。
要するに、キャブの油面が適正で、パイロットジェットの穴が綺麗になっていればエンジンは始動するはずなのです。
あくまでも各部のOリングの劣化が無い事が前提ですが。
ですから、Oリングを全て交換して、パイロットジェットの穴が綺麗に掃除されていれば、キャブとしては完璧なはずです。
但し、アイドルスクリュー(アイドリング調整)位置は若干影響があるかもしれません。
それでかかりが悪いと言うことになれば、あとは点火系という事になります。
点火プラグやプラグコード、プラグソケットは電子部品ではありませんから、テスターで導通を計れば、簡単に良否が分かります。
それらが問題なければ、あとはイグナイターかパルサーやジェネレーターという事になります。
今回イグナイターの波形を確認してみて思った事は、やはりイグナイターの出力波形を確認する事が大切だという事です。
時間軸のタイミングのズレや微妙な電圧低下等は実際の波形を見ないと分かりません。
見る事で正常だとか異常という結論に自信が持てます。
構造や理論を知るとや事実を見るという事が非常に大切だと痛感した次第です。
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コメント(全3件)

kobaさん
なんか、すごいです!

めちゃくちゃ専門的ですねぇ。

もしかして・・・


電気屋さん


だったとか?


私、イグナイターは
ばらせませんでした。
(ユウキガアリマセンデシタ)
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師匠(釣りですけど...)さん
kobaさん
こんばんわ。

工業高校を卒業しまして、専門は強電ですよ。
強電とは、例えば屋内配線とか…。
で、今の会社に入って、必要にかられて、弱電(電子回路)も勉強しました。
メカ関係の仕事もも3年ほどやりましたよ。
元々、メカも電気も、スピードも大好きでした。
好きな事をやってる時って、楽しいですよね。
私もイグナイターのマイコンのソフトまでは怖くていじれません。
あくまでも現状の知識の範囲内です。
最近のインジェクション(電子制御式燃料噴射装置)のソフトまでいじってる人を見ると、凄いなと思います。
やっぱり私はキャブレター時代の人間ですね。
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kawakazu1964さん
こんにちは。私もまったく同じ症状で苦闘していました。対処の経過措置も、キャブオーバーホール調整(油面調整やパイロットスクリュー、ジェットニードルなど)数えきれない。プラグコード交換、イグナイター交換、イグニッションコイルを強化型に交換、ヘッドライトキャンセラー添付やプラグ番数落としなどで、似たようなことをやってきていることにびっくりです。始動性は現在も改善されていませんが、始動時のアイドル状態で少量の青白い排気が長く続きオイル焼けのにおいから、ここ4か月土日の苦闘の末導き出されたのがバルブからのオイル下がりで、プラグが湿る(4本とも)ためと推察され、とりあえずエンジンオイル添加剤で今度リカバー改善を試みる予定ですが、あまり期待が持てずバルブシールを交換しなければならないと思います。これが一つ750円ほどなので、それが16バルブもあるので出費がかさみます。トホホ… しかしこれを改善しないと翌日にはプラグの清掃をしないと始動できない。それほどまでにプラグがススと油で汚れています。シリンダー内もかなりの状況が想定でき、エンジンコンディショナーでプラグ穴から今度清掃をする予定です。
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