限定解除、今で言う大型免許ですね。
昔、限定解除は自動車学校では取れず、試験場で試験を受けないと取れませんでした。
それはもう難しく、「世界で一番難しい国家試験」とまで言われていました。決してオーバーでは無く、広島では当時、六十人受けて合格者は一人か二人という狭すぎる門でした。
私は、十八回受けて合格したのですが、今となっては笑い話にしかなりません(笑。 知人には、「十回目までは根性、それ以降は怨念」と言っております(苦笑。
限定解除の試験中、私には三人の戦友がいました。 友人でも知り合いでも無い、試験場で知り合った三人です。
十回目過ぎた頃から、私を含めた四人は作戦を練りました。
試験に用意されている単車は四つ、VTが二つと、ホライゾンが二つです。 丁度良いぐあいに、我々四人は、得意な単車が違いました。
ですので、試験場へ早めに行って、試験場に並んでいる単車と同じ順番で、我々も並んで待っていよう。というものでした。
そうすれば、確実に自分の好きな単車で試験受けられますし、試験受けるの早ければ緊張もしないですみますからね。
その後、十六回目までその戦友と一緒に戦いましたが、誰一人試験には受かりませんでした。
私はそれから仕事が忙しくなり、十七回目は、二ヶ月も後になってしまいました。 今のように携帯電話など無い時代です。 二ヶ月後の試験場には、その戦友達は誰も来ていませんでした。
私はその後、二回で免許を取りましたが、その戦友達は、どうなったのだろう?ちゃんと限定解除したのだろうか? 今でも気になっています。
コメント(全0件)