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美ヶ原スカイライン~天空の王ヶ頭へ/奥飛騨ソロツー No.4

ツーリング期間
2021年10月04日 ~ 2021年10月08日
車種名
HONDA CB400スーパーフォア
Myバイク
CB400SF-V2
走行距離
219km

奥飛騨ツーリングも 4日目を迎えました。
昨日は飛騨高山を観光、その後 御岳山の麓を走り秋晴れの絶景が楽しめました。

そして今回は美ヶ原から諏訪湖へと巡ります。
<写真=長野県松本市 王ヶ頭にて>

4日目 美ヶ原から甲府へ

昨日につづき本日も晴天、ならばビーナスラインも快適に走れるかも、
そこで美ヶ原高原から甲府経由で帰ることにします。

まずはゆったりと朝風呂、薬湯エキス風呂は漢方医学に基づいたもの、
細胞を活性化し新陳代謝を盛んにするので、疲労回復にいいらしい。
では 元気になったのでツーリングを開始します。

駐輪場へ行くとバイクが凄い、
千葉県から来たというライダーは71歳、私より1歳先輩だがGSX-R1000に乗る元気なおじいちゃんでした。

しばし情報交換したのち、彼とはお別れです。
そして5~6km走ると松本の市街地、これから山岳地帯を走るのでガソリンを満タンに、

そこでルートを確認、地図を見ると「アザレアライン」で、ビーナスラインの扉峠へ出られそうだ。
では そのルートで行ってみよう。

市街地を抜けると「アルプス展望 しののめのみち」、
名前の通り 背後に北アルプスが見渡せ なかなかの景色です。

脇を流れるは薄川、源流はあのアルプスかも、
清らかな流れに誘われエンジンを止めて カフェタイムです。

では出発、
ここから走るは アザレアライン(67号線)、よく整備されており快適です。

すると道路は急変、道巾が狭くなり林道のような荒れた路面に、
対向車はゼロで寂しいところ、だが渓流が流れ心を癒してくれます。

途中、道路工事で交互通行、そして更に くねくね道を行くと 案内板が建てられている。

ここは「扉温泉」だ、こんな山の中なのに 車がたくさん停まっている。
もしかすると、いい温泉が湧いているのかも、

そして宿の前を通り過ぎると、まさかの通行止めだ!
どうやら道を間違えたようだ、もうこんな道は走りたくない、

一旦 松本に戻り、美ヶ原スカイラインで「美ヶ原高原」へ行ってみよう。

まずは来た道を戻ります。
こういう時は どうしても飛ばしてしまう、心理的にロスタイムを取り戻そうとするのかも、

ブンブン走ると松本の市街地、北方向へ走ると浅間温泉です。
その先は急カーブの登り坂、標高がぐんぐん増します。

すると正面に「美鈴湖」が見えて来ました。
青い水をたたえた神秘の湖、この辺りは高原の避暑地といった感じです。

中央には浮桟橋が造られており、そこへ腰掛け釣りをしている人がいる。
この時期はヘラブナ釣り、冬はワカサギ釣りと 太公望には嬉しい湖です。

綺麗な景色が見られたので出発、
ここから走るは美ヶ原林道、通称・美ヶ原スカイラインとカッコいい名前がつけられています。

すると 2台のバイクがやって来て緊急停止、2人で看板を見つめている。
そこには、土砂崩れのため「全面通行止め」と書いてある。

区間は11km先の「武石峠」から「番所ヶ原」までだ。
ならは ビーナスラインは諦め、武石峠から通行可能な王ヶ頭(おうがとう)方面へとルートを変更します。

ではエンジンスタート、道路脇は枯れ葉が積もり まさに林道といった感じです。
路面はひび割れしているが、全舗装なのでツーリングバイクでも余裕で走れます。

武石峠まで アップダウンを伴なう低速コーナーが 延々と続いている。
時折、木々の隙間から山の峰が見渡せ 景色も楽しみながら走れます。

そして袴越山(はかまごしやま)を過ぎると ヘアピンカーブはなくなり、緩やかなカーブに変わりました。

しばらく調子よく走っているとT字路を通過、そこに「全面通行止め」の看板がチラッと見えた。
ここが「武石峠」かな?バイクを止め一応確認してみよう、

Uターンして見ると、やはりここが武石峠でした。

左折すれば 番所ヶ原経由でビーナスラインへ行けるのに 通行止めとは残念、
では直進して「王ヶ頭」へ向かいます。

ここは尾根伝いに走る見晴らしのいい道路です。

車は1台も走っていない、では路肩にバイクを止め絶景観賞、
だが この頃になると風が出て来て 少し寒くなってきました。

右手に見えるは松本の町かな?
山に囲まれた町並みが一望、その背後には北アルプスが聳えています。

今日は雲が出てしまったが、それでも普段見られない景色に ちょっと感動してしまいます。

そして走り出すと、「美ヶ原牧場」が見えて来ました。
緑の草原に牛たちが食事中です。

では近くへ行ってみよう。
だが進入禁止、このご時世 感染防止対策かも、それは至極当然ことです。

その先は谷を跨ぐ道路、大きくうねり ついアクセルを開けてしまう。
正面の山には白樺の群生があり、枯れ葉だが白い幹はとても綺麗!

いよいよ美ヶ原スカイラインの終点、王ヶ頭はもうすぐです。

そして間もなく終点、ここが美ヶ原の最高蜂・王ヶ頭(2034m)です。
ここが山頂だというが、台地になっており 山のイメージはありません。

寒いので 美ヶ原自然保護センターでカフェタイムにします。
館内では自然保護の活動や 高原で見られる植物や動物などを紹介しています。

裏手からは電波塔が間近な見られました。
これは美ヶ原のシンボル的存在になっているようです。

この塔は山などで電波が届かない地域への中継基地、これによりテレビなどの通信が可能になっているとか、

ではバイクを駐車場に停め、周辺をちょっと歩いてみようか、
ここから見下ろす景色も抜群、それで王ヶ頭は山だと実感!

周囲に 北アルプス・中央アルプス・南アルプス、そして乗鞍岳や御嶽山まで見渡せ、これがホントのパノラマといった感じです。

少し歩くと こんな景色も見られました。

山の峰が幾重にも見えて険しい地形、よくもそんなところに道を造ったものです。
そんな道を登る林道、バイクでも険しいはずだ!

時刻はまだ12時、これから何処へ行ってみようか?

地図を開くと、松本に戻り少し走ると諏訪の町、
そこには神社と湖があるので、そこへ行ってみることにしました。

それでは出発、
ここは絶壁の上、眼下に町並みと山々が見られ、まさに雲上のツーリングルートです。
そして吹き上げる爽やかな風を浴び、バイクをゆっくり走らせました。

その先は下り勾配のカーブが続いています。
一部荒れており フロントショックが底をつく、オフロードバイクなら楽勝だろうな、

ずっと続く下りカーブ、腕が痛くなってきたので どこかで休もうか?

すると「渋池」の看板が出ていたので、湖畔で休むことにしました。
ここは風も無くシーンとしている、まるで別世界です。

道路から見ると泥で濁った感じ、だが近づくと青空が映り美しい池に見える。
水面は水草に覆われ、自然そのものといった感じです。

ここでは季節毎の風景が楽しめるという。
周囲には白樺もあり、霧が出ると幻想的な写真が撮れるらしい。

そして 松本の市街地に戻って来ると猛暑、先ほどまで寒いくらいだったのに、
標高2000mは伊達じゃない、さすが王ヶ頭は天空の別天地だ!

では 「やまびこ道路」で松本市街を縦断、だが渋滞で なかなか進まない。
もう日差しが強くたまらない、そこに「あがたの森公園」があったので 涼むことにしました。

ここは大木の日陰が多く、風も涼しいので園内を歩いてみました。
広い芝生の先は日本庭園、そこに池もあり とても風流、

サイダーが飲みたい気分だが、自販機には売っていない。
そこで代用にコカ・コーラを一杯、相変わらず爽やかなのど越しです。

そういえば最近ペプシコーラは見かけない、サントリーが製造・販売していたというが どうしたのかな、

汗も引いたので出発、
松本からは 国道を避け、山の麓を走る県道(63号線)を行きます。

道路標識には、「アルプス展望 しののめのみち」と書いてある。
ここは交通量が少なく しかも山並みも見られるので、ツーリングコースに最適です。

更に走り続けると、右手に松本の町が見下ろせる。
その後ろは上高地かな?北アルプスが聳えています。

この道路は丘陵地の高台を走るので、道路そのものが展望台だ!
まさに「アルプス展望」、ほかでは見られない素晴らしい眺めです。

ここは広域農道になっている、道路脇に たわわに実った稲が見られます。
関東より寒いのか稲刈りをしていました。

壮大な景色を眺めながらの農作業、こんな光景を見るのは初めてのこと、バイクを止め 見入ってしまった。

そして塩尻からは甲州街道(20号線)を行きます。
高ボッチ高原の入口を過ぎると 塩尻峠の高速コーナー、
S字カーブの先はまたS字カーブ、一気に下ると「諏訪湖」が見えて来ました。

そこで立ち寄ったのが諏訪大社、古事記の中にも登場するという由緒正しき神社です。
前回は下社・秋宮へお参りしたので、今回は春宮にやって来ました。

これは「下馬橋」、立て札によると諏訪大社で一番古い建築様式だという。
どうやら、とても貴重な太鼓橋らしい。

その昔、春宮を参拝するときは ここで馬から降り参拝したという。
そこから「下馬橋」と 名付けられたといいます。

一般人は通行禁止、
ここは遷座祭(せんざさい)のとき、春宮と秋宮を行き来する神様の通り道だと、

鳥居をくぐり石畳を行くと「神楽殿」があります。
手前の舞台で舞を、奥の部屋・楽所(がくしょ)で 音楽を演奏して、神様に奉納するらしい。

目を引くのは しめ縄、出雲大社と同じ形です。
それもそのはず、出雲大社の職人さんの指導の下 造っているといいます。
どうやら、出雲大社と同じ神様が 祀られているらしい。

神楽殿の奥は「拝殿」、堂々とした風格のある佇まいです。
そこには素晴らしい彫刻が施されていました。

ところで本殿が無い、これは珍しい!
関係者によると、奥にある杉の木がご神木で そこに神が宿るという。
これが「自然崇拝」というらしい。

ご祭神は出雲大社・大国主命(おおくにぬしのみこと)の息子さん、

武勇の神としても崇められているらしいが、ご夫婦なので「子授け」のご利益も期待できるとか、

諏訪大社から3kmほど走ると、諏訪湖が見えて来ました。

ここは竜神信仰から名づけられたという「天竜川」の源流です。
そこはどんなところか? ちょっと立ち寄ってみよう。

湖畔を走ると公園や駐車場などもあり、一大テーマパークといった感じです。
すると水門がある、
そこの案内板によると、ここが天竜川の始まりでした。

これが釜口水門、ここは天然のダム湖 水をうまく利用するため水面の高さ調整をする重要な水門だといいます。

水門の上は歩道橋としても利用されているので、対岸へ渡ってみることにしました。

ところが工事車両があり パイロンが並べられている。

すると係員が手を上げ「どうぞ」と誘導してくれた。
どうや水門の耐震補強の工事のようです。

そこからの下流はこんな感じ、川の源流でこれほど水量が多いとは驚きです。

前方に見える橋は釜口橋かな?
ほかにも橋が幾つもあり、この町の皆さん川と共に生活しているようです。

対岸は岡谷湖畔公園、そこに「小口太郎」の石碑が建てられている。

彼はここ岡谷市出身で 明治生まれの作詞家です。
代表作は加藤登紀子さんも唄った、♪われは湖(うみ)の子 さすらいの・・・「琵琶湖周航の歌」、

また、彼は文字や図形を送れる電信電話に関する発明もしたというから、才能に長けた人物であったといいます。

これは釜口水門の資料館、
模型やパネルで水門建設の歴史や役割を紹介しています。

天竜川と諏訪湖の水位の差は3.5m、そこで61mもの魚道が造られているという。
魚たちにも優しい水門であるようです。

館内は無人、水門カードは「ご自由にどうぞ」と配布している。
ダムカードは一般的だが、水門カードまであるとは初めて知りました。

では本物の水門と比べてみましょう。
放流量も全く一緒、記念の一枚になりました。

時刻は午後4時半、これから帰るのはハードルが高過ぎる。
そこで途中にある山梨県の甲府で1泊して、明日 帰ることにしました。

湖畔の景色を眺めながら走り、甲州街道(20号線)に合流、
そこは渋滞のメッカ・茅野市、でもバイパス道路があり一気に通過します。

大動脈・甲州街道は どうしたことが車が少ない、先行車を追いかけ走ります。
すると 道の駅があったので小休止、もう夕暮れです。

そこから ひとっ走りで甲府に到着、
部屋に荷物を置き まずは温泉、マッサージ効果が高いという気泡浴 ツーリング疲れも癒されました(219km)

明日は富士山の絶景を期待して富士五湖をまわり、道志みちで帰ることにします。
つづく

コメント(全14件)

シェフさん
下道で松本方面に行くときは、諏訪湖の高速側を
はしる方が空いていていつも水門の前を通りますが
ゆっくり寄った事がない!
こまめに寄る杉さんスタイルも良いですね~!
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  • 返信
くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
今回は山道に苦しまれましたね(・_・;
行く先々の通行止には心が折れかけたのでは…
いずれにせよ、無事下界に戻られて何よりでした(^.^)
  • (0)
  • 返信
おっぺけさん
途中の通行止めはちょっとがっかりしますよね、、

今年もビーナスラインに行けなかったなぁ
来年こそ再訪するぞぃ!!
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
こんばんわ♪

ビーナスラインはいつ走っても景色も良いしワインディングも楽しいですね。(^^)

諏訪大社下社のあたりは、地元の人向けの立ち寄り湯がたくさんあって朝早くから開湯しているので、行くと良く温泉につかります。

下社春宮には岡本太郎も絶賛した万治の石仏があるんですが、今回は立ち寄らなかったのですね。 1635499943968M.jpg
  • (0)
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Maxさん
こんばんは
いいですね。裏ビーナス行きたいな〜。
まだ通行止めなんですね。メモメモ。
来月3連休あるし行っちゃーえー。
Maxいっきまーーーーす。
いい日記でした。
では、また
  • (0)
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
杉さん、どうも!
C-20がいい感じですね。
今年はまだ、丁度いい紅葉にあたりません。
今年は地元かな?
11/1、2に、一足お先に笠間稲荷に行ってきます。
いざ、勝負!?(笑)
  • (0)
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杉さん
シェフさん こんばんは
茅野から上諏訪・下諏訪の道路は慢性的渋滞ですね。
今回は水門に寄ったので初めて高速側の道路を走りましたがおっしゃる通りスムーズな流れでしたよ。
大した宛もない旅でふらふら放浪して来ましたが、今度新しくなったら水門は是非ご覧ください♪
  • (0)
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杉さん
くれデブさん こんばんは
そうなんです、台風の影響でしょうか崖崩れ等が至る所にあり行く手を阻みます。
そこで引き返して戻るときはほんと心折れますね。
でもその結果、素晴らしい景色が見られたりして得した気分にもなりましたよ。
  • (0)
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杉さん
おっぺけさん こんばんは
美ヶ原方面は道路が複雑なので地図を頼りに走りますが、通行止めは想定していませんでした。
でも時間に余裕があったのでルート変更して気ままにツーリングを楽しんで来ました。
来年の春は冠雪の山々を見に行きたいですね、自分もリベンジしますよ♪
  • (0)
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杉さん
チバアヒルさん こんばんは
おっしゃる通り、ビーナスラインは雄大な景色を眺めながら走れるのでバイクには最高のツーリングコースですね。
下社付近にも立ち寄り湯があるとは知りませんでした。滑らかないい湯らしいので次回は探してみたいと思います。
万治の石仏の写真ありがとうございます。これは興味深いです、次回は必ず行ってみます♪
  • (1)
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杉さん
Maxさん こんばんは
以前Maxさんが裏ビーナスツーリングを企画してくれたんですよね、でも都合で行けなかったのが残念に思っています。
今は土砂崩れ等で通行止めがあるので事前調査が必要ですよ、でも景色は最高行く価値ありですね。
但し防寒対策はしっかりしましょう、こういう時は電熱があるといいですね。
  • (0)
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杉さん
キムさん こんばんは
やはり高原の景色はいいですよね、でも写真はどうも綺麗に撮れません(´;ω;`)ウッ…
次は紅葉の写真でキムさんと勝負しますよ、鮮やかなイチョウにしようかな?
笠間稲荷ですか、大した用事もないし都合で自分も行ってみようかな♪
  • (0)
  • 返信
kurokuさん
杉さん、こんにちは。
美ヶ原スカイラインは素晴らしい眺望ですよね!
画像からも清々しさが伝わってきますよ。
私は20年程前にツーリングで一度訪れたきり、行っていません。
今回の日記を拝見して、また行きたくなりました。

県道63号は、なかなか良さそうな道ですね。
松本から国道19号で南下すると混雑するので、抜け道にピッタリな感じです。
  • (0)
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杉さん
kurokuさん こんにちは
美ヶ原スカイラインは今回初めて走りましたがけっこう走りごたえがありましたよ。
でもその先は見晴らしが良く来た甲斐がありました、雲が多かったのがちょっと残念ですが、
おっしゃる通り63号線は交通量が少なく路面良し景色良しで自分もまた利用するつもりです。次はビーナスラインが走りたいです♪
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