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ルート88・房州ビワ&見返り美人/内房ツーリング

ツーリング期間
2021年05月14日 ~ 2021年05月14日
車種名
HONDA CB400スーパーフォア
Myバイク
CB400SF-V2
走行距離
217km

先月のある日、朝寝して起きるといい天気、
だが天気予報によると明日から愚図ついた天気が続く模様です。

これはツーリングのチャンス、ということで房総の海辺へ行ってみることにしました。
コースは内房なぎさラインで館山へ、そしてルート88で房総の尾根を縦断します(2021.05.14)

5月といえど春秋用ジャケットでは朝晩寒い、そこで重ね着し 暑くなったら一枚一枚脱げばいい、
ではシートバックを抱え駐車場へ、するといつの間にかサツキが満開だ、これは幸先がいい!

バイクに乗るのは1ヶ月ぶり、エンジンかかるかな?
アナログなキャブ車なので、チョークレバーを引きスターターボタンをプッシュ、
奴はブスブスいいながらも 何んとかお目覚めだ、

それでは 午前9時半出発、そして湾岸千葉ICから東関道を行きます。
前回はかなりの渋滞だったが今回はガラガラ、東京ナンバーが極端に少ない、小池さんの心の叫び(ステイホーム)が通じたのかも、

そして市街地を抜け 蘇我ICから16号線(通称・産業道路)を行きます。
そこは京葉工業地帯、大型トラックが行き交い コロナ禍とは思えない光景です。

木更津からは いよいよ「内房なぎさライン」は始まります。
これは館山まで全長74キロの観光道路、東京湾を眺めながら 快適なドライブが楽しめます。

そして君津市に入ると「群ダム」の標識が出ている、ではそこで一休みしよう。

坂道を登り土手を越えると見えて来ました、これがダム湖です。
おやっ!水鏡になっている、早速カメラを取り出し一枚と思いきや 風の奴が邪魔をしやがった。

案内板によると、堤防は土や石を積み上げたアース式ダムで 工業用水に利用されているらしい。
国道から ちょっと入っただけだがここは別世界、小鳥のさえずりしか聞こえません。

ダムの下流には小さな集落が見えます。
棚田のように連なった田んぼに 苗が整然と植えられています。
子供のころ住んでいた田舎の風景を思い出すのどかな光景です。

走るは県道、ここはまるで森の中といった感じ、緑がとても綺麗です。
その先は谷間に沿ってコーナーが続く快走路、アクセルを開け一気に走り抜けます。

その後、内房なぎさラインをしばらく走ると暑くなって来た。
そこに「上総湊駅」がある、では自販機でお茶を買って一休みしよう。

これが駅舎、何んともノスタルジックな佇まい、昭和の世界に逆戻りだ。
ではベンチに腰掛け お茶を一杯、せかせかせず ゆったりした気分です。

すると 警報機が鳴り出した。
では 撮り鉄ではないがフェンス越しに一枚、
乗降客はゼロ、昭和40年代から自家用車が普及しローカル線は大変、構内タクシーも次々廃業です。

海辺の道を行くと上総湊海浜公園がありました。
フェニックス?の並木があり南国を思わせる風景です。

園内には緑地やグランドゴルフなどが楽しめる広場もあり、市民の憩いの場だという。
目の前は海岸なので ちょっと行ってみます。

ここは弧を描く美しい砂浜、夏は上総湊海水浴場として多くの客で賑わいます。
前方は富津岬、その山の上に高さ56mの東京湾観音も見られました。

ふと、足元を見るとハマヒルガオ(浜昼顔)が咲いているではないか!
この海岸はハマヒルガオの保護区域になっているらしい。

では絶滅の危機に瀕するハマヒルガオをアップで一枚、
5月には花盛りになり群生が見られるという。
だが見当たらない、どこだろう?絶滅してしまったのかな、

隣は上総湊港、漁船が多く見られるが荒廃した感じ、
だが乗用車が何台も停まっている。
どうやら釣り客のようだ、河口付近でハゼ、砂浜では投げでキスが釣れるとか、

内房なぎさラインへ戻り 少し走ると ラーメンの竹岡です。
その先にあるは浜辺(うみべ)の湯、けっこう車が停まっているので ちょっと立ち寄ってみます。

ここには東京湾を望みながら 天然温泉が楽しめる露天風呂があります。
肌もツヤツヤになるという美肌の湯、でも入るのはちょっと面倒なので 足湯でまったりします。

駐車場からは東京湾越しに三浦半島が見えるはずだが、今日は薄雲に覆われてしまいました。
晴れていれば 火力発電所(横須賀)の煙突が見られます。

聞くところによると、新たに石炭発電所を造る計画があるらしい。
だが、環境問題から中止に追い込まれそうだとか、

そして浜金谷にやって来ると 東京湾フェリーが入港、
東京湾を40分の快速クルージング、神奈川の皆さん 南房州へようこそ、
ビワと黄金アジが待っていますよ、クジラも、

時刻は午後1時前、どこかで軽く食べようか、
そこに地魚料理の食堂があったので入ってみました。
好物の刺身定食、マグロ・ブリ・ヒラメなど鮮度抜群、極旨です。

更に内房なぎさラインを走り、保田海岸を過ぎると 道の駅・きょなんがある。
ではここで一休みしよう。
すると隣に何やら美術館らしきものがある、これは知らなかった 時間もあるしちょっと覗いてみようか、

館内は 誰もおらずシーンとしている。
そこへお姉さんがやって来て「いらっしゃいませ、バイクでいらしたんですか?・・・」と しばし世間話です。

彼女の説明によると、ここは浮世絵の祖・菱川さんの故郷だとか、
彼は江戸時代の画家、記念館には見事な浮世絵の数々、ここは是非お勧めです。

彼の代表作は「見返り美人」だという。
女性の気高さを表現したとも いわれているようで、それが評価されたのかも、

ところで、なぜ振り返っているのか?
お姉さんによると、帯の結び方と着物の柄を良く見せるためらしい。聞くは一時の恥です。

そして勝山の海にやって来ました。
もう 目の前は太平洋、海の水も澄んで綺麗です。

正面の山の頂上に城のような建物が見えます。
これは大黒山展望台、そこからは勝山の町並みや伝説の島・浮島が望めるという。
だが今回はパス、いつの日かその伝説を確かめたい。

港内には小型船がたくさん停泊しています。
マダイ船やヤリイカ船などの釣り船が多くあるという。
ここは釣りのメッカ、クロダイや マアジなど家族連れでも楽しめるらしい。

さて、帰りのルートを確認します。
地図を見ると、すぐ近くに崖観音と那古観音があるので 立ち寄ってみることにしました。

そして路地を走ると 崖観音の前に到着です。
何んと崖の上に観音堂が見えます、しかし昔の人は偉い あんなところに造るとは、

この観音さんは今流行りのパワースポットらしいが、今日の参拝客は1組のカップルのみです。
では階段を登ります。

しかし急勾配の階段が続いている、130段くらいありそうだ。
息が切れてたまらない!そして振り返ると恐ろしいほどです。

これが最後の階段、これを登れば観音堂があります。
約1300年前のこと、日本に仏教を広めたという僧・行基さんが、崖に十一面観音を彫って 漁民の安全と豊漁を祈願したといいます。

ようやく舞台造りの観音堂に たどり着きました。
誰もいなくシーンとしている中 お参り、漁師さんではないが、

そして十一面観音さんを見ようと探すも見当たらない、今度住職さんにどの崖なのか聞いてみよう。

舞台に立つと、そこはオーシャンビュー なかなかの景色です。
正面は館山湾、その港は船形港といいます。

館山湾は湖のように波穏やかなことから、別名・鏡ヶ浦といいます。
そして春から夏にはウインドサーフィンやヨットがたくさん見られます。

崖観音から市街地を2kmほど走ると 那古(なご)観音に到着です。

駐車場は広く設けられているが参拝客ゼロ、このご時世 お寺も大変だ!

ふと脇を見るとアヤメが咲いている、お坊さんも涼し気な花に癒されていることでしょう。

来月はアヤメのシーズン、今年は潮来のあやめ園 又は 佐原のあやめパークへ行ってみたいものです。

マップによると 名古山までハイキングコースが設けられていました。
これは難所もなく 家族でも楽しめそうです。
だが今日はバイクブーツ、観音堂まで行ってみます。

このお寺も 行基さんが奈良時代に建てたといわれています。
何やら源頼朝さんも信仰していたという由緒ある古刹らしい。

坂道を登って行くと仁王門、そこでは「悪い奴は入れんぞ!」とばかり恐ろしい顔で金剛力士が立ちはだかります。
その先に、阿弥陀堂と観音堂などが見えて来ました。

これは美しい多宝塔、源頼朝さんが寄進したもので 日本最古の多宝塔といわれる貴重なものです。
中には多宝如来さんが安置されているという。

あまり知られていない仏様だが、お釈迦様の説法を絶賛したという釈迦のファンらしい。
色々な宝物を生み出し、福と徳を与えてくれるありがたい仏様です。

そして阿弥陀堂の先にあるは観音堂、朱色で厳かにして堂々たる佇まいです。
本尊は千手観音さん、
これは僧・行基さんが 女帝といわれた天皇の病気平癒を祈願して安置したら たちどころに治ったとか、
弘法大師さんも顔負けだ!

ここは那古寺の本堂、
那古の「な」は魚や菜を意味し、「こ」は場所のことらしい。
つまりの那古(館山)は、魚や野菜などの食材が豊富なところという意味だとか、

本堂の前にあるは「那古寺の大蘇鉄」、何んと高さ6mほどもある立派なもの、ほかでは中々見られません。

さて、ここからはルート88を北へ走り 房総半島の尾根を縦断します。

走り出すと間もなく道の駅・三好村、ここから一気に走るので まずはコーヒータイムです。

館内へ入ると客は一人だけ、道の駅も危機的状態です。
売り場を見ると 特等席に房州ビワが山積み、

するとレジのおばさんがいう「温室ものですけど適度な酸味があって美味しいですよ・・・」と、
産地はこの地、もぎたてだというので妻への土産にお買い上げです。
そこでオートバイで来たというと、丁寧に荷造りをしてくれました。

ここから房総唯一のワインディングロード・88号線は始まります。
この辺りは 田んぼが広がるのどかな農村風景です。

7~8km走ると平久里(へぐり)、ここからは房総丘陵の尾根伝いに走ります。
最高峰は愛宕山の408m、大して高くないので普通の田舎道、
だが路面はまずまず、適度なコーナーが連続しバイクの走りが楽しめます。

そして8kmほど走ると金束(こづか)、ここからは第2ステージです。
一部狭いところもあるが全線快走路、しばらく走ると右手に湖が見えて来た。
ここは戸面原(とづらはら)ダム、湖に赤い橋が印象的です。

これは農業用のダム、千葉県下で三島ダムに次いで第2位の貯水量を誇る大きなものです。

下を覗くとボートが、このダムにはボートセンターがあり釣りが人気、
ブラックバスは40cmクラスが、また30kgの大物も狙えるというヘラブナ天国でもあるらしい。

ダムからしばらくコーナリングを繰り返すと関尻、ここがルート88の終点、走りごたえのある房州路でした。

そこからは県道で君津へ、そして東京湾沿いに走り帰宅しました(217km)
おわり
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コメント(全14件)

くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
杉さん、こんにちは。
枇杷は長崎も有名ですが、南房総も綺麗な枇杷が採れるのですね。久しぶりの200km超えツーリングでしたが、体調はいかがですか?
私も先週末にほぼ一月ぶりの200km超えやりましたが、身体中筋肉痛…(^◇^;)
  • (1)
  • 返信
杉さん
くれデブさん こんにちは
長崎も気候温暖な土地柄、琵琶も有名なんですね。さぞ香りのいい琵琶なんでしょうね。
房州の琵琶も皇室に献上しているらしくみずみずしくおいしいですよ。
おっしゃる通り、日帰り200kmはきついですね、酒飲んでバタンキューでしたよ。筋肉痛は2~3日後に襲ってきました(笑)
  • (0)
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チバアヒル(令和の馬笑)さん
那古船形は古い漁師町の雰囲気が残っていて好きな場所です。

館山バイパスのなかった昔のR127は、あの狭いクランクの那古船形の町中を走っていていつも渋滞していた記憶があります。

那古船形や三好は房州うちわの産地で、1本4-5000円する高級うちわですが、あの手作り感が何とも言えず、製造している何軒かの工房にお邪魔して直接分けてもらいました。

製造しているのが普通の民家なのでそこで買うには事前連絡しないといけませんが、あのしなやかで柔らかい風は何物にも代えがたい風情を感じます。
https://www.bosyu-uchiwa.com/process 1622696832113M.jpg
  • (2)
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杉さん
チバアヒルさん こんにちは
写真どうもありがとうございます。
房州うちは千葉県を代表する伝統工芸品ですよね、イベントで見たことだけはありましたが手にしたことはありません。
しなやかな風、いいですね。夏は縁側で過ごしたくなりますね。
  • (1)
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おっぺけさん
房総方面もちょっとご無沙汰だなぁー

房総のビワもいつ見ても上手そうです
  • (0)
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杉さん
おっぺけさん こんばんは
房総半島へは湾岸線も京葉道路も慢性的渋滞ですものね、自分も成田方面へ目的地を変更したことありますよ。
今回はたまたま空いていて館山まで行っちゃいました。
房州ビワは初もの、温室栽培ですが美味しかったですよ、今度は路地ものを食べてみたいです(^-^)
  • (0)
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キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
杉さん、どうも!
杉さんも何気に階段好きですね。(爆)
行基上人というと能護寺や蓬莱山を思い出してしまいます。
千葉の養老渓谷あたりでもそろそろ蛍が見られますかね?
  • (0)
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ゴリフさん
行基は、上総湊の岩谷堂という洞窟群の仏像も一晩で掘ったと言われています。
千葉の下のほうは行基のテリトリーだったのかもしれませんね。
さすがの弘法大師も、千葉ローカルでは行基には敵わなそうです。
  • (0)
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杉さん
キムさん こんにちは
ちょっとバカみたいですけど高いところが好きで塔や展望台へよく行くんですよ。
寺や神社もほとんど高いところが多いのですがエレベーターが無いので階段を登るしかありません。
その間は修行のつもりです、どうですか筋肉運動にもなりますのでキムさんへお勧めですよ♪
  • (1)
  • 返信
杉さん
ゴりフさん どうも
行基は今回崖観音へ行って初めて知りました。
千葉県は行基に関係が深かったようですね、弘法大師にはもう少し頑張ってもらいたかったです。
それに源頼朝も千葉に縁があるというので、いつか行基&頼朝巡りをしてみたくなりました♪
  • (0)
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kurokuさん
杉さん、おはようございます。
C-5の画像は、ほのぼのする里山の風景ですね。
小学生の時に蛍を見に行った田舎が、こんな感じの風景でしたよ。

C-27のアヤメ、綺麗ですね。
私は千葉の花といったら、まずアヤメを思い浮かべます。
アヤメ見物と水郷の街巡りをしてみたいです。
ついでに鰻も食べられたら言うこと無しです!
  • (1)
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杉さん
kurokuさん どうも
田舎の風景は何故かほっとさせられますね、自分の親は農家だったので田んぼへ一緒に行って田のくろで塩むすびを食べた思い出があります。
そうなんです、コロナに振りまわされているうちにアヤメが咲いていましたよ。
千葉の北総は水郷、6月はアヤメ祭りも開催されサッパ船の女性船頭さんも張り切りますよ、機会がございましら是非お越しくださいね♪
  • (1)
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SARAH沙羅(代)さん
こんにちは。

枇杷美味しいですよね!

家で枇杷育てています^^
今年も収穫することができ、いただいております。
  • (1)
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杉さん
沙羅代さん こんばんは
枇杷を育てているんですね、丹精した枇杷の味は格別でしょうね。
房州琵琶はまだ温室ものですので風味は今一でしたが琵琶独特の触感は楽しめましたよ。
コロナ禍でお仕事大変でしょうが頑張ってください、奥様によろしく♪
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