さん

ステータス

日記投稿件数
717件
インプレ投稿件数
0件
Myバイク登録台数
5台
ウェビ友
59人

秋田の秘湯・乳頭温泉郷へ/東北・道南 No.4

ツーリング期間
2021年04月19日 ~ 2021年05月01日
走行距離
230km

春の東北・温泉めぐりの旅、これまで塩原温泉(栃木県)と 野地温泉(福島県)へと名湯を満喫、
そして昨日は絶景の磐梯吾妻スカイラインを走り、厳美渓(岩手県)で渓谷美が楽しめました。

今回は念願の角館シダレ桜と、乳頭温泉郷(秋田県)へと向かいます。
<写真=田沢湖スキー場前にて 秋田駒ヶ岳を望む>

4日目 角館・武家屋敷のシダレ桜へ

岩手県は一関の朝を迎えました。
今日も青空の広がる素晴らしい天気、みちのくを快適にドライブ出来るかも、

まずは温泉へ、大浴場には宝の湯がたっぷり注がれ ゆったりした気分です。
そして朝食をいただきチェックアウト、
まずはウェビ日記で拝見した「桜の回廊・国道397号線の桜並木」へ行ってみます。

宿を出ると間もなく一関IC、ここから東北道で平泉前沢ICへ向かいました。
そこからは田畑の広がるのどかな風景を眺めながら 県道をしばらくドライブします。

すると 397号線の交差点に差しかかりました。
ここを左折すると、いよいよ「国道397号線の桜並木」は始まります。

約7kmも続いているというスケールの大きな桜並木、両側から覆いかぶさり まさに桜の回廊だ。

ちょうど見ごろを迎え満開、だが地元の車が数台走っているだけで閑散としている。
街道のお店も閉まっているのか、開いているのか微妙な感じ、やはりコロナの仕業に違いない。

道路脇の空きスペースへ車を止め しばし花見タイムです。
さて これから向かうは秋田県の桜の名所・角館(かくのだて)、直進して一般道を行けば最短距離、

だが峠越えの難所 しかも路面凍結があるかも、少し戻って高速で行った方が時間的にも早そうだ。
そこで無謀な挑戦は諦め、安全第一で行くことにしました。

Uターンして397号線を20kmほど走ると水沢の町、ここから東北道に乗り入れました。
辺りは山の麓、高原の爽やかさ満点です。
左手前方は 雪山の素晴らしい景色、ナビによるとこれは駒ヶ岳かも、

その先は北上JCT、東北道と別れ秋田自動車道へ乗り継ぎます。
遥か前方に山脈が立ちはだかります、もしかしてこれは奥羽山脈かも、
一般道で行ったら あの山を越える羽目に、これは危険 多分難儀することでしょう。

そして錦秋湖SAで一休み、駐車場には大量の雪が残っている。
気温が低く岩手の山は まだ真冬の気候です。

ここは岩手県だが 目の前の奥羽山脈を越えれば秋田県、
館内では稲庭うどんやハタハタなど秋田名物が目白押しです。

敷地内の桜は満開でピンクの花びらがとても美しい、待ちわびた春がやって来たという感じ、
ここには展望台があるが遊歩道も雪で閉鎖中、実際はまだ真冬です。

では奥羽山脈を横断します。
だが トンネルで楽々越えられた、さすが高速道路は便利です。

ここは秋田県横手市、平野が続き見晴らしがいい しかも前方に車は無く独り占めです。
そして花火で有名な大曲からは一般道・105号線を行きます。

市街地を抜け10kmほど走ると大仙市、のどかな風景が続くも 所々に桜が咲いている。
民家にも公園にも そして田んぼにも、ここは市で桜を奨励しているのかな?
単調な国道も、花見気分で ドライブが楽しめました。

そして角館の町に入りました。
道路脇には桜の並木が続き、まさに桜の町といった感じ、とにかく凄いです。

では人気の武家屋敷へ行ってみます。
駅前で車を止め ナビで駐車場を検索、すると かなりある さすが観光地です。

ナビに誘導され繁華街を行くも、車は少なくガラガラ状態、桜祭りも開催されているのに!
少し走ると、お兄さんが おいでおいでしている。

「ここが武家屋敷に一番近いですよ・・・」というのでそこに駐車しました。
駐車場は空きがいっぱい、彼によると どの駐車場も少ないらしい。

歩き出すと 稲庭うどんの店がある。
秋田といえば、「比内地鶏」と「きりたんぽ」、そして「稲庭うどん」が名物らしい。

では早速 いただいてみましょう。暖簾をくぐるも客は一人しかいない。
麺はしっとりのど越しが良く タレも自分好みでおいしく いただけました。

角館は「みちのくの小京都」、武家屋敷とシダレ桜の風情ある町並みが残されていました。
武家屋敷通りの入口では検温と消毒、そして感染防止のため右側通行でソーシャルディスタンスです。

例年の見ごろは4月下旬~5月上旬、だが今年(4月22日現在)は 既にピークは過ぎた感じで鮮やかさは今一、
8年前(4月26日)に立ち寄ったときは、まだ蕾状態だった、桜はなかなかタイミングが合いません。

角館の町にあるシダレ桜の内、約160本が天然記念物だというから凄い!

祭り関係者によると、江戸時代のこと 藩主へ京都から嫁いだ嫁入り道具の中に シダレ桜の苗が入っていたと、
これが桜のルーツ、現在 武家屋敷通りには400本ほどあり、夕刻からはライトアップするというので 夜桜も楽しめるようです。

武家屋敷には薄紅色の桜が多いが これはピンク色、青空にも映えじつに美しい!

写真を撮っていると、祭りの関係者が「桧木内川の桜もきれいですよ・・・」と教えてくれた。
武家屋敷から200mほどだというので 行ってみることにしました。

商店街を行くと 稲庭うどんの店が軒を連ねています。
だが人通りは少なく客は数人のみ、花見のシーズンなのに商売にならないかも、

すると赤い橋が見えてきました。
そこから「桧木内堤の桜」が一望、見事な光景です。

堤の上の遊歩道は 桜のトンネルになっている。
これはいいぞ! そこにも係員を配し一方通行、ソーシャルディスタンスを徹底している。
だが 前方を歩いているのは2~3人、これじゃ桜祭りも盛り上がりません。

遊歩道から所々に階段があり河原へ降りられるようになっている。
下から見ると どんな風景かな?
早速 降りてみると枝が枝垂れ下がり なかなか優美、ほかの観光客も写真撮りまくりです。

ではスイセンに見送られ、角館から乳頭温泉を目指します。
走るは341号線・秋田街道、東側は紅葉の名所・抱返り渓谷、滝もあり散策に打ってつけです。

その先は たつこ像で人気の田沢湖、時刻は午後3時半なのでパスして宿へ向かいます。

途中 右折して県道を行くと、正面に雪山が見えて来ました。
これは乳頭山と秋田駒ヶ岳かな?
よく分からないが美しい景色に ちょっと感動してしまう。

その先は急な登り坂、コーナーを幾つも過ぎるはそこは高原、ブナの原生林が続いています。
ここは秋田駒ヶ岳の中腹らしく標高は約800m、道路脇には雪が残り冬の景色です。

田沢高原温泉郷を過ぎると、乳頭温泉郷・鶴の湯温泉の入口がありました。
ここは囲炉裏の間で食事ができるという 江戸時代さながらの体験が出来るらしいので、いつか泊まってみたい温泉の一つです。

そこから間もなく今日の宿に到着、明日も連泊して湯めぐりをするつもりです。
駐車場はほぼ満車、この宿は施設・料理とも充実 しかもリーズナブルなので人気なのかも、

部屋はツインルーム、テレビリモコンはビニール袋に入れ本体に直接触れない配慮など、感染対策に万全を期しています。

では待望の温泉へ、
ロッカーは半数以上を閉鎖、密を裂けるため 人数制限している。
脱衣場のダストボックスはセンサーで蓋が自動開閉、触れることなく密閉してコロナ菌の拡散を防止している、ホテルも必死です。


湯舟には乳白色の天然温泉がかけ流し、硫黄の匂いがたまらない。
ドアの外は ブナの原生林に囲まれた露天風呂、この時期は雪見風呂です。

夕食は秋田風ビュッフェプラン、日本海の魚と 秋田の郷土料理を贅沢に味わいます。

まずは名物のきりたんぽ、そしてハタハタの串焼き、比内地鶏、秋田由利牛のローストビーフなど秋田を満喫です。
意外に お新香寿司もおいしかった(201km)

5日目 乳頭温泉郷 湯めぐり

今日はこの宿に連泊、妻はホテルステイで趣味の読書 何もしない贅沢を楽しむという。
自分はこんなチャンスは滅多にないので、乳頭温泉郷の湯めぐりをします。

まずはビュッフェの朝食、時間帯別に入場制限 ソーシャルディスタンスを徹底している。
朝なのにメニュー豊富、炊きたてのあきたこまち、横手焼きそば、稲庭うどん などで充実している。
外を見ると、もう路線バスで帰る人もいる。冬は安全なバスが便利かも、

すると 次にマイクロバスがやって来た。
これは「湯めぐり号」、七つの宿で湯めぐりが出来るという便利な乗り物だ。
だが今回は自由に走れるマイカーで行くことにします。

では出発、
蟹場温泉と鶴の湯は以前行ったことがあるのでパス、
そこで、まずは黒湯温泉を目指します。

走り出すと徐々に道は細く山深くなってきました。
道路脇は白銀の世界、まさに秘境といった感じ、
更に走り続けると、黒湯温泉の駐車に到着、けっこう車が停まっている、ここも人気の宿らしい。

ここは乳頭温泉郷の最奥地、辺りは清流とブナの原生林のみで秘湯といった感じ、
茅葺き屋根の木造建築が幾つかあり まさに江戸時代だ。

受付は年配の男性、料金600円払うと「硫黄泉は混浴ですけど いい温泉ですから是非・・・」という。
そして、源泉のところでテレビ撮影しているというので、まずはそこへ行ってみました。

これが黒湯温泉の湯畑、青い温泉が湧き出し なかなか美しい源泉です。
すると撮影開始、小さな女の子が駆け寄り母親に抱きつきます。
そこへ秋田犬もやって来た。ドラマの1シーンなのか、CMなのかよく分かりませんが、

では入湯、内風呂の湯舟は こじんまりした木造で湯治場風情です。
黒湯温泉というから湯は黒いかと思いきや、青みがかった乳白色の温泉が満たされいた。
これはいい!ちょっと熱めだが さすが名湯です。

隣は露天風呂、内風呂と同じ酸性硫黄泉が注がれている。
自然の中にあり、山からの風も涼しく 出たり入ったりと 湯浴みが楽しめました。

黒湯温泉の先にも細い道が続いている。
散歩がてら下って行くと先達川、雪解け水かな 結構な水量、
だが真っ赤、どういうこと?
川底はコンクリートで固められているが、なぜ赤い色にしたのか謎、

その対岸にあるは孫六温泉、湯屋のようなものが幾つかあり、山奥の秘湯といった雰囲気です。
雪深いところで人影もない、まだ冬季休業かな?
次に大釜温泉へ行ってみたいので、ここはパス、

では出発、雪の残るブナ林の中を2kmほど走ると到着です。
建物は木造で真っ黒で ちょっとユニークな佇まい、
受付のおばあちゃんによると、火事で再建するとき廃校になった小学校の資材を使ったという。

館内は廊下が張り巡らされ昔懐かしい小学校の雰囲気です。
まずは内湯、小ぶりながら木造の湯舟は白濁の温泉がかけ流し、う~ん これぞ秘湯の湯といった感じ、

ドアを開ければ露天風呂、だが塀に囲まれ景色は望めない 見えるは青い空のみ、
だが湯が熱いので雪山からの風が冷んやり、とても心地いい!

雪山を眺めつつ宿に戻ると、駐車場にけっこう車が停まっている。
客はリタイヤ組の老夫婦が多い、時間がたっぷりあるようで皆さん連泊です。

では部屋で昼寝、まったりとホテルステイです(29km)
さて、明日は八幡平アスピーテラインの雪の回廊を見て、その後 秋田県の湯治宿・玉川温泉へ向かいます。
つづく

コメント(全14件)

チバアヒル(令和の馬笑)さん
角館の武家屋敷と桜並木、乳頭温泉郷の湯めぐり...これ以上のゼイタクはありませんね(*^^*)

今回のドライブではハイライトですね。♪

私も角館の武家屋敷は桜や紅葉シーズンに行ったことありますが、乳頭温泉郷は超人気でかなり早くから予約しないと宿が取れないので、いつも指をくわえてみてました(==;
  • (0)
  • 返信
くれないの?デブっ!(ター坊改め。略称「くれデブ」)さん
さくら、桜、サクラ(^.^)
遅い春に爆発的に咲き誇る^_^
温泉巡りもよし、読書もよし、グルメも良し^_^
いいですね〜^_^
  • (0)
  • 返信
Maxさん
こんばんは
桜いいですね。水仙と桜のコラボ好きです。
温泉も暫く行っていないので、はやく行きたいです。
では、また
  • (0)
  • 返信
おっぺけさん
桜を求めて北上!
そして温泉と。

良いなぁー

行きたいけど
まずはプランニングだな、、、
  • (0)
  • 返信
杉さん
チバアヒルさん こんにちは
念願の角館と乳頭温泉へ行って来ましたよ。
乳頭温泉は春の時期はどこも満室で予約がなかなかとれませんね、今回は運よくキャンセルがでたのでラッキーでした。
もう二度と行くこともないだろうと温泉めぐりで満喫して来ましたよ(^_^)
  • (1)
  • 返信
杉さん
くれデブさん どうも
おっしゃる通り、東北の桜は待ちわびた春がやって来た喜びが感じられますね。
角館のシダレ桜はややピークは過ぎていたようですがけっこう見ごたえがありましたよ。
食と温泉と文化、東北いいところですね♪
  • (0)
  • 返信
杉さん
Maxさん こんばんは
東北の桜はこれまで何度が挑戦したのですがタイミングが合わず残念な結果でした。でも今回はこれまでで最高の花見が楽しめましたよ。
花と温泉いいですよね、MaxさんもいつかCBRで是非♪
  • (0)
  • 返信
杉さん
おっぺけさん どうも
時間だけはあるので桜と温泉を目指して東北を走り倒して来ましたよ(笑)
けっこう距離がありましたが道路は空いていて独占状態、予定より早く進みゆったりとドライブできましよ。
おっぺけさんも機会がありましたら乳頭温泉で骨休みしてくださいね、なかなかいいですよ。
  • (0)
  • 返信
キム(first penguin) ヨガの眠り中さん
杉さん、どうも!
雪山の景色、角館の垂れ桜がいいですね。
最近のツアーは、新潟の高田公園の夜桜と三春がセットなんて横断ツアーをJRで紹介してました。(汗)
新潟の山菜の握り寿司も美味しいので機会がありましたら是非!(笑)
  • (0)
  • 返信
ゴリフさん
武家屋敷は武家屋敷でも、
さびしい佐倉の武家屋敷とは大違いのスケールと人気ですね
赤い舗装は、弾力のある柔らかいやつでしょうか?
歩くぶんには確かに楽なんですが、
あの液状ガスケットみたいなカラーは景観ぶちこわしです。
  • (0)
  • 返信
杉さん
キムさん どうも
秋田の雪山も綺麗でしたよ、普段見られない景色にちょっと感動です。
角館のシダレ桜は大木で見ごたえ十分、写真撮りまくりですが結果は今一(-_-;)
新潟の山菜はアクが少なくおいしいらしいですね、秋田の山菜寿司もベリーグッドでしたよ、是非お試しを♪
  • (1)
  • 返信
杉さん
ゴりフさん どうも
確かに佐倉と比較すると角館は軒数も多く大きな門前町だったのでしょうね。そんな江戸情緒にシダレ桜が良く似合う、まさに江戸の春といった感じでしたよ。
孫六温泉の前にこんな砂防ダムもありましたよ。下流の川底も砂防の一環なのでしょうかね、しかし赤とは秘境感にそぐわないですね。 1621380686645M.jpg
  • (0)
  • 返信
kurokuさん
杉さん、こんばんは。
角館の桜は歴史があるだけに、実に豪華ですね!
C-13とC-14の画像の、桜の白と塀の黒の対比が見事です。
武家屋敷以外でも濃淡様々に咲き誇っていて、これでピーク過ぎとは思えないですよ。

乳頭温泉は一度は泊まってみたい憧れの温泉です。
湯の色も綺麗で効きそうですね。
そして秋田と言えば名物きりたんぽ鍋!
美味しそうです、羨ましいです!
  • (1)
  • 返信
杉さん
kurokuさん こんばんは
念願の角館のシダレ桜を見に行って来ましたよ、覆いかぶさる桜猛烈といった感じでした。でも鮮やかさはkurokuさんも行かれた身延山の方が上手かも知れませんね。
そして乳頭温泉は大好きな白濁の湯、最高でしたよ、そしてきりたんぽ鍋で地酒秋田は料理も美味しいですね。
もう高齢者なので歩けるうちにと思い今回は東北まで足を延ばしてしまいました(^v^)
  • (1)
  • 返信